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熊本地震のお見舞いを申し上げます

小泉八雲熊本旧居

小泉八雲熊本旧居(2011年撮影)

熊本地震発生から1週間が経ちました。亡くなられた方の御冥福をお祈りしますとともに、被災された皆様には心からお見舞い申し上げます。

ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)が松江から移り住んだ地・熊本には、ハーンが暮らした住居や、教壇に立った赤レンガの校舎が保存され、「九州の学生とともに(With Kyushu Students)」「停車場にて(At a Railway Station)」などゆかりの作品も数々あり、熊本八雲会、小泉八雲熊本旧居保存会、熊本アイルランド協会、熊本大学小泉八雲研究会など、私たちのお仲間も大勢いらっしゃいます。

幸いにしてご縁のある方々からは、ご無事とのお知らせが直接あるいは人づてにも相次いで届き、胸をなでおろしました。一方で、小泉八雲熊本旧居熊本大学五高記念館が被災したとの情報も伝わってきており、何かお力になれないだろうかとの話がここ松江でも出ているところです。

全国紙の島根版での地震報道には、松江在住のハーンの曾孫・小泉凡さんが登場しました。

八雲研究仲間を気遣う

八雲に関する著書がある同市の研究仲間、西川盛雄さんと連絡が取れ、「室内はめちゃくちゃだが、自分も家も無事」と聞いた。凡さんは「何か必要なものがありましたら、おっしゃってください」と告げた。
……
凡さんは「日本人が外来文化を受け入れやすいのは、自然災害が多く、変化に柔軟だからではないか」と指摘した八雲のエッセーを引き合いに出し、「日本中、いつどこで災害が起きるか分からないことを再認識した。今は、これ以上被害が拡大しないことを願っている」と話した。

島根)県内でも出雲などで震度2 県や県警が会議:朝日新聞デジタル

熊本は、松江から移り住んだ小泉八雲ゆかりの地でもある。
ひ孫で県立大学短期大学部教授の小泉凡さん(54)のところに、八雲の熊本旧居の外壁にひび割れが入ったと連絡があった。
凡さんは、被害を受けた熊本城の様子をテレビで見て、同じ城下町の住民としてショックを受けたという。「心のこもった手紙を送るなど、精神的な支援をしていきたい」

松江の小泉八雲旧居には、熊本旧居支援のために義援金箱が設置されました。松江の旧居にお出かけの際は、ご協力いただければ幸いです。私たちからもお願い申し上げます。


 

新宿で「漱石と八雲」展開幕…清和文楽「雪おんな」上演も

新宿歴史博物館(東京都新宿区)で、新宿区と熊本県による協働企画展「熊本と新宿をつなぐ作家 漱石・八雲」が7月19日(日)に始まりました。

新宿ゆかりの作家、夏目漱石と小泉八雲。
時期は異なりますが熊本で数年を過ごし、新宿でその生涯を終えました。
二人とも旧制第五高等学校(現・熊本大学)で教鞭をとり、熊本で家庭を持ち、そこで初めての子どもを授かっています。
二人が人生の重要な時期を過ごした熊本時代に焦点を当て、円熟した新宿時代の原点を探ります。
新宿歴史博物館のホームページより)

「漱石と八雲」展のチラシ、割引券、うちわ

「漱石と八雲」展のチラシ、割引券、うちわ

7月4日(土)に開催した八雲会創立100年記念講演会・シンポジウム「八雲の記憶、百年の継承。」に東京からご参加の会員さんのおみやげがこれでした。漱石といえば猫、ハーンのニックネームにちなむカラス、そして今や熊本県の顔であるくまモンが一堂に会した、かわいらしい広告です。

これ見ているだけで楽しそうですよね。

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熊本市: 【報道資料】小泉八雲没後110年記念事業・朗読会「熊本ゆかりの作品」

熊本市によると、小泉八雲熊本旧居(熊本市)で3月21日(土)、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)没後110年記念事業の一環として、ハーンの熊本ゆかりの作品を取り上げる朗読会が開催されます。小泉八雲熊本旧居として一般公開されている旧赤星邸は、ハーンが最初の約1年を過ごした家で、現在はハーン関係のイベント会場としても活用されています。出演は、旧居での朗読会ではおなじみの朗読サークル「石蕗の花」です。

【報道資料】小泉八雲没後110年記念事業・朗読会「熊本ゆかりの作品」

熊本八雲会の主催で毎月旧居で開催される「ハーン作品トークの会」3月の会は翌週29日(日)。熊本出身のジャーナリスト、徳富蘇峰がテーマです。講師は熊本八雲会会長の西川盛雄さん。

ハーン作品トークの会「徳富蘇峰はハーンをどうみていたか」のお知らせ

小泉八雲熊本旧居について↓

小泉八雲熊本旧居 – 【満遊!くまもと】

新宿で「漱石・八雲」展も…話題いっぱいの漱石と熊本

夏目漱石内坪井旧居(熊本市)

夏目漱石内坪井旧居(熊本市)

八雲会のFacebookページTwitterアカウントでは、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)や松江に関する話題に混じって、夏目漱石についても時々取り上げています。これはいくつか理由があってのことです。

  1. 同時代に活動し、時期こそ重ならないものの、ともに現在の熊本大学と東京大学で英語や英文学を教えたこと。
  2. ともに現在の熊本市と東京都新宿区に居住し、特に熊本市にはハーンと漱石が暮らした家が現存し(ハーン1軒、漱石3軒)、一般公開されている建物があること(小泉八雲熊本旧居夏目漱石内坪井旧居、外観のみ公開の夏目漱石第三旧居)。
  3. その上墓所まで一緒で、ふたりそろって雑司ヶ谷霊園(東京都豊島区)に眠っていること。
  4. 熊本近代文学館熊本大学五高記念館新宿歴史博物館には、いずれもハーンと漱石に関する常設展示があり、ゆかりの品々を収蔵していること。
  5. 中村青児さん(小泉八雲熊本旧居保存会会長)をはじめ、熊本のハーン顕彰関係者の中には、漱石の顕彰にも携わる方が少なくないこと。

 
そのようなわけで、漱石の話題を追いかけていると、ハーンに直接または間接的にかかわる話題に接することも珍しくありません。また、2016年の没後100年・来熊120年、2017年の生誕150年とつづく「夏目漱石記念年」に向けて、全国の漱石顕彰団体が連携して記念事業の動きを見せており、2010年の「ハーンの神在月:全国・小泉八雲の会&ミュージアムの未来を考えるサミット」以来活発となった、ハーン関係団体の連携にも参考となる事例が、これから多く蓄積されることを期待しています。そこで今日の八雲会ブログでは(八雲会なのに)漱石特集をお届けします。

【18:00追加】まずは漱石と熊本の縁についておさらいするのに便利、熊本県の広報動画を。

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熊本学園大学: 講演・シンポジウム「ハーン・丸山学・木下順二を結ぶもの」がありました

2014年11月22日(土)熊本学園大学(熊本市)で開催された講演とシンポジウム「ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)と熊本のハーン研究の先達丸山学・木下順二の顕彰:ハーン・丸山学・木下順二を結ぶもの」について、同大学のウェブサイトにリポートが掲載されています。

講演・シンポジウム「ハーン・丸山学・木下順二を結ぶもの」がありました|地域|ニュース|熊本学園大学

松江市の外国人視察研修と熊本大学五高記念館の外国語ガイド講座

まちの魅力や歴史・文化を外国語で伝える、海外へ伝える……そんな担い手を生み出す機会が、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)が教師として赴任し、作品に著したふたつのまちで予定されています。

松江市では「市内で学ぶ留学生や在住外国人で松江観光の情報発信をしていただける方」を対象に、外国人視察研修「城下町松江と小泉八雲を学ぼう!」が11月12日(水)、15日(土)に実施されます。当日は島根大学からバスを出すとのことですので、島根大学の留学生や教職員は特に参加しやすいのではないでしょうか。

新着情報一覧|松江市国際交流会館

熊本では、熊本大学五高記念館外国語ガイド講座が11月から3月にかけて開講。10月いっぱい参加者を募集中で、明日24日(土)には説明会が実施されます。参加条件は「英語、中国語、韓国語のいずれかが話せること。日本語の会話や読み書きができること」と「熊本大学、熊本県内の大学・高専に在籍または在籍予定があること」。ハーンが教壇に立った学校の歴史を知ることができる同館で、どんなガイドさんが活躍するか期待しましょう。

[熊本大学]2014年11月〜2015年3月「五高記念館外国語ガイド講座」参加者募集

五高記念館


 

道の駅 清和文楽邑: 清和文楽ギリシャ凱旋公演in城彩苑

8月から熊本県内を巡回している清和文楽「雪おんな」ギリシャ凱旋イベントは、今月15日(水)から熊本城内の桜の馬場城彩苑(熊本市)で開催中です。18日(土)には清和文楽「雪おんな」の一部と、その原作にあたるラフカディオ・ハーン(小泉八雲)「雪女」の朗読が披露されました。清和文楽の常設劇場がある道の駅清和文楽邑(熊本県山都町)のFacebookページで、当日の写真を見ることができます。

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『ラフカディオ・ハーンの英語クラス:黒板勝美のノートから』今月刊行

昨日、共同通信から「小泉八雲の英語講義、受講ノート発見 教育者の実像鮮明に」の見出しで、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の熊本の第五高等中学校(現在の熊本大学)での授業を受けた学生のノートが、東京大学で発見されたとの記事が配信されました。

小泉八雲の英語講義、受講ノート発見 教育者の実像鮮明に

よみがえる八雲の高説 東大保管 五高生のノート発見

小泉八雲の講義ノート発見 五高生が残し、東大保管 – 写真ニュース 47NEWS(よんななニュース)

このノートが今月、平川祐弘編『ラフカディオ・ハーンの英語クラス:黒板勝美のノートから』(弦書房)として刊行されます。

ラフカディオ・ハーンの英語クラス《黒板勝美のノートから》
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明治25〜26年、当時熊本五高生だった黒板勝美(くろいた・かつみ、1874〜1946、東京帝国大学教授、国史学界の大御所、『国史大系』編纂者)がラフカディオ・ハーンから受けた英語授業の自筆ノートが東京大学文学部英文科研究室の市河文庫から発掘された。現代の英語教育を先取りした、比較文化的な見方が随所に光る。過去2作の関連書とともにきわめて貴重な資料であり、文学者・教育者としてのハーンの実像がさらに鮮明になる。

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毎日新聞: 小泉八雲:熊大・没後110年講演 「日本の価値観、大切に」 /熊本

10月14日(火)に熊本大学附属図書館(熊本市)でラフカディオ・ハーン(小泉八雲)没後110年を記念して開催された公開講演会「ハーンの記憶」での西川盛雄さん(熊本八雲会会長、熊本大学客員・名誉教授)の講演について、『毎日新聞』が報じていますます。

小泉八雲:熊大・没後110年講演 「日本の価値観、大切に」 /熊本

学術資料調査研究推進室公開講演会「ハーンの記憶」を開催します【10/14】 | 熊本大学附属図書館

ハーン、丸山学、木下順二の顕彰イベント11/22開催…秋の熊本、小泉八雲没後110年記念事業

これまでにもご紹介してきました熊本のラフカディオ・ハーン(小泉八雲)没後110年記念事業。新たに大きなイベントの情報も出てきました。11月22日(土)に熊本学園大学で開催される「ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)と熊本のハーン研究の先達丸山学・木下順二の顕彰」です。

ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)と丸山学・木下順二の顕彰のお知らせ

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