投稿:2014年10月19日(日)
昨日、共同通信から「小泉八雲の英語講義、受講ノート発見 教育者の実像鮮明に」の見出しで、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の熊本の第五高等中学校(現在の熊本大学)での授業を受けた学生のノートが、東京大学で発見されたとの記事が配信されました。
小泉八雲の講義ノート発見 五高生が残し、東大保管 – 写真ニュース 47NEWS(よんななニュース)
このノートが今月、平川祐弘編『ラフカディオ・ハーンの英語クラス:黒板勝美のノートから』(弦書房)として刊行されます。
明治25〜26年、当時熊本五高生だった黒板勝美(くろいた・かつみ、1874〜1946、東京帝国大学教授、国史学界の大御所、『国史大系』編纂者)がラフカディオ・ハーンから受けた英語授業の自筆ノートが東京大学文学部英文科研究室の市河文庫から発掘された。現代の英語教育を先取りした、比較文化的な見方が随所に光る。過去2作の関連書とともにきわめて貴重な資料であり、文学者・教育者としてのハーンの実像がさらに鮮明になる。
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