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熊本地震のお見舞いを申し上げます

小泉八雲熊本旧居

小泉八雲熊本旧居(2011年撮影)

熊本地震発生から1週間が経ちました。亡くなられた方の御冥福をお祈りしますとともに、被災された皆様には心からお見舞い申し上げます。

ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)が松江から移り住んだ地・熊本には、ハーンが暮らした住居や、教壇に立った赤レンガの校舎が保存され、「九州の学生とともに(With Kyushu Students)」「停車場にて(At a Railway Station)」などゆかりの作品も数々あり、熊本八雲会、小泉八雲熊本旧居保存会、熊本アイルランド協会、熊本大学小泉八雲研究会など、私たちのお仲間も大勢いらっしゃいます。

幸いにしてご縁のある方々からは、ご無事とのお知らせが直接あるいは人づてにも相次いで届き、胸をなでおろしました。一方で、小泉八雲熊本旧居熊本大学五高記念館が被災したとの情報も伝わってきており、何かお力になれないだろうかとの話がここ松江でも出ているところです。

全国紙の島根版での地震報道には、松江在住のハーンの曾孫・小泉凡さんが登場しました。

八雲研究仲間を気遣う

八雲に関する著書がある同市の研究仲間、西川盛雄さんと連絡が取れ、「室内はめちゃくちゃだが、自分も家も無事」と聞いた。凡さんは「何か必要なものがありましたら、おっしゃってください」と告げた。
……
凡さんは「日本人が外来文化を受け入れやすいのは、自然災害が多く、変化に柔軟だからではないか」と指摘した八雲のエッセーを引き合いに出し、「日本中、いつどこで災害が起きるか分からないことを再認識した。今は、これ以上被害が拡大しないことを願っている」と話した。

島根)県内でも出雲などで震度2 県や県警が会議:朝日新聞デジタル

熊本は、松江から移り住んだ小泉八雲ゆかりの地でもある。
ひ孫で県立大学短期大学部教授の小泉凡さん(54)のところに、八雲の熊本旧居の外壁にひび割れが入ったと連絡があった。
凡さんは、被害を受けた熊本城の様子をテレビで見て、同じ城下町の住民としてショックを受けたという。「心のこもった手紙を送るなど、精神的な支援をしていきたい」

松江の小泉八雲旧居には、熊本旧居支援のために義援金箱が設置されました。松江の旧居にお出かけの際は、ご協力いただければ幸いです。私たちからもお願い申し上げます。


 

[動画]トラモア・小泉八雲庭園のレリーフ除幕式(約30分)

※本記事は、山陰日本アイルランド協会のサイトから転載したものです。

オープン・マインド・オブ・パトリック・ラフカディオ・ハーン—帰郷」の旅に同行し、現地の模様をリアルタイムで届けてくださっているアイリッシュ・ネットワーク・ジャパン東京(@injyokyo)の“独占収録”による映像です。10月10日(土)にトラモアの小泉八雲庭園で行われたレリーフの除幕式の模様が約30分収録されています。

スピーチは登場順に、ウォーターフォード市長→小泉凡(山陰日本アイルランド協会[引用者注])副会長→(除幕)→内藤守(山陰日本アイルランド協会[引用者注])会長→(「庭の千草」演奏)→庭園の発案者アグネス・エイルワードさんです。

トラモアの小泉八雲庭園で松江市寄贈レリーフ除幕式 | オープン・マインド・オブ・パトリック・ラフカディオ・ハーン—帰郷

【10/13追記】「オープン・マインド・オブ・パトリック・ラフカディオ・ハーン」ダブリンからトラモア、ウォーターフォードまで

※本記事は山陰日本アイルランド協会のサイトから転載したものです。

オープン・マインド・オブ・パトリック・ラフカディオ・ハーン—帰郷」の旅は、ダブリン、そしてトラモアおよびウォーターフォードでの日程を終えました。既出のものを除いた旅の様子のまとめが特設サイトに掲載されています。

ダブリンシティ大学でのレクチャー「ハーンと日本」。学生が多数集まっています。

ダブリンシティ大学のレクチャー「ハーンと日本」 | オープン・マインド・オブ・パトリック・ラフカディオ・ハーン—帰郷

ウォーターフォード市長主催の歓迎レセプション。同市の市長は市議会議員が1年交替で務めるのだそうで、現在の市長は28歳とか。

ウォーターフォード市長主催の歓迎レセプション | オープン・マインド・オブ・パトリック・ラフカディオ・ハーン—帰郷

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トラモアの小泉八雲庭園で松江市寄贈レリーフ除幕式

※本記事は、山陰日本アイルランド協会のサイトより転載したものです。

オープン・マインド・オブ・パトリック・ラフカディオ・ハーン—帰郷」の旅は、ハーンが大叔母とともにたびたび訪れた海辺の町トラモアへ。今年6月に開園した小泉八雲庭園で、松江市が寄贈した「小泉八雲のレリーフ」(2010年)の除幕式が開催されました。

作者の倉澤實氏(1934-2011)は、長く島根大学教育学部で教鞭をとった彫刻家。小泉八雲旧居・同記念館の近くにある松江市立城北小学校にも同レリーフが掲げられているほか、隠岐郡海士町菱浦にある八雲・セツ夫婦像も手がけました。

トラモアの小泉八雲庭園で松江市寄贈レリーフ除幕式 | オープン・マインド・オブ・パトリック・ラフカディオ・ハーン—帰郷

小泉八雲・朗読の夕べ「稀人」ダブリンで世界初演

※本記事は、山陰日本アイルランド協会のサイトより転載したものです。

アイルランドでつづく「オープン・マインド・オブ・パトリック・ラフカディオ・ハーン—帰郷」の旅、ダブリン滞在のしめくくりはハーンの曽祖父が司祭を務めていたセント・アンズ・チャーチでの小泉八雲・朗読の夕べ「稀人(まろうど)—彼方より訪れしもの」初演。佐野史郎さんの朗読、山本恭司さんの音楽です。特設サイトにまとめました。

小泉八雲・朗読の夕べ「稀人」ダブリン公演 | オープン・マインド・オブ・パトリック・ラフカディオ・ハーン—帰郷

山陰中央新報/共同通信:八雲の精神 世界へ発信 アイルランドで初の顕彰催事

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ダブリン・リトル・ミュージアム(アイルランド・ダブリン市)で10月7日(水)に始まった展覧会「帰郷—オープン・マインド・オブ・パトリック・ラフカディオ・ハーン」(2016年1月3日まで)について、こちら山陰地方の地元紙『山陰中央新報』でも報道されています。

山陰中央新報 – 八雲の精神 世界へ発信 アイルランドで初の顕彰催事

【10/10追記】アイルランド初のラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の展覧会、ダブリンで始まる

※本記事は、山陰日本アイルランド協会のサイトより転載しました。

ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の生涯を紹介する展覧会「帰郷—オープン・マインド・オブ・パトリック・ラフカディオ・ハーン」がダブリン・リトル・ミュージアム(アイルランド・ダブリン市)で始まりました(2016年1月3日まで)。現地時間の7日(水)にはオープニング・セレモニーが開催され、日本からの訪問団も出席しました。

【10/10追記】SNSから貼り付けたコンテンツは特設サイトに一元化しました。下記リンク先にてご覧ください。

ダブリン・リトル・ミュージアムの展覧会のオープニング・セレモニー | オープン・マインド・オブ・パトリック・ラフカディオ・ハーン—帰郷

共同通信の記事になりました。掲載メディアによって文章の長短や掲載写真が異なりますので、比べてご覧ください。

アイルランドで小泉八雲展 故郷で初、認知度向上に期待 – 47NEWS(よんななニュース)アイルランドで小泉八雲展 故郷で初、直筆原稿など公開

展示の開始式典に出席したひ孫の小泉凡氏(54)=島根県立大短期大学部教授=は電話取材に「(現地では)まだ作家としてきちんと認められていないが、この機会に少しでも多くの方に知ってもらえれば」と期待を込めた。
……
サイモン・オコナー学芸員(40)は「来館者が、その途方もない生涯に触れるだけでなく、多彩で素晴らしい著作を読んだり聴いたりできるよう工夫した」と説明した。

松江市の小泉八雲記念館が所蔵する机やペン、直筆原稿、虫眼鏡など約15点が持ち込まれた。地元紙は、八雲がアイルランドを離れてから約150年ぶりに「ダブリンで正式に認知される」と紹介した。

日本経済新聞のサイトより)

アイルランドで小泉八雲展 故郷で初、認知度向上に期待 – 47NEWS(よんななニュース)

アイルランドで小泉八雲展 故郷で初、認知に期待

‘고이즈미 야쿠모展’ 고향 아일랜드서 열려…사후 111주년


[附記]セレモニーに先立つ同日午後、訪問団の一行はマイケル・D・ヒギンズ大統領を表敬訪問しました。

山陰日本アイルランド協会の訪問団が大統領を表敬訪問 | オープン・マインド・オブ・パトリック・ラフカディオ・ハーン—帰郷

【10/10追記】「オープン・マインド・オブ・パトリック・ラフカディオ・ハーン」訪問団がアイルランド到着、7日は大統領を表敬訪問

※本記事は、山陰日本アイルランド協会のサイトより転載しました。

アイルランドで開催される「オープン・マインド・オブ・パトリック・ラフカディオ・ハーン—帰郷」に参加する日本からの訪問団が、無事アイルランドに到着しました。

【10/10追記】SNSから貼り付けたコンテンツは特設サイトに一元化しました。下記リンク先にてご覧ください。

アイリッシュ・ネットワーク・ジャパン東京:アイルランドの秋開演 The dream delegation from SanIn Japan-Ireland Association | オープン・マインド・オブ・パトリック・ラフカディオ・ハーン—帰郷

現地時間の7日(水)14:30には、マイケル・D・ヒギンズ大統領を表敬訪問する予定です。

President | Diary | president Receives Representatives Of The Sanin Japan Ireland Association

開催を前に、現地紙アイリッシュ・タイムズには、ジョン・モーランさんによるハーンの記事。モーランさんは8日(木)にダブリン・リトル・ミュージアムで開催されるレクチャーと音楽「ラフカディオ・アット・ホーム」の講師を務めるほか、ダブリンのハーンゆかりの地のツアーでも案内役を務めます。

Coming home – An Irishman’s Diary on Lafcadio Hearn and Dublin

「オープン・マインド・オブ・パトリック・ラフカディオ・ハーン—帰郷」の詳しい情報と最新の話題は、下記の特設サイトとFacebookページでチェックしてくださいね。

オープン・マインド・オブ・パトリック・ラフカディオ・ハーン—帰郷

The Open Mind of Patrick Lafcadio Hearn – Coming Home

「八雲の記憶、百年の継承。」来場者のご感想から

八雲会創立100年記念講演会・シンポジウム「八雲の記憶、百年の継承。」

八雲会創立100年記念講演会・シンポジウム「八雲の記憶、百年の継承。」

7月4日(土)の八雲会創立100年記念講演会・シンポジウム「八雲の記憶、百年の継承。」から2週間が過ぎました。時間が空きましたが、このイベントの話題をもうしばらく続けます。今回は、来場者のご感想をまとめてみました。

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焼津小泉八雲記念館、夏のイベント

焼津小泉八雲記念館。

焼津小泉八雲記念館。

東京に居を構えたラフカディオ・ハーン(小泉八雲)が毎年のように夏休みに滞在した静岡県焼津市では、今年の夏もイベントが目白押しです。

間もなく7月14日(日)は生誕記念講演会。今年は西成彦さん(立命館大学先端総合学術研究科教授)が「ハーンの見た19世紀末の日本」と題して講演します。会場は焼津小泉八雲記念館と同じく焼津市文化センター内にある焼津文化会館3階の会議室。

小泉八雲生誕記念講演会「ハーンの見た19世紀末の日本」

西さんのFacebookページ。ハーンの話題もときどき出てきます。

Uneasinesses in plural

著書『ラフカディオ・ハーンの耳』(岩波書店)と『耳の悦楽』(紀伊國屋書店)。

ラフカディオ・ハーンの耳

耳の悦楽—ラフカディオ・ハーンと女たち

焼津小泉八雲記念館の名誉館長・小泉凡さんを迎える夏休みのツアーとトークショーも恒例になりました。焼津市内を歩くツアーは8月1日(土)、トークショーは翌2日(日)。

小泉凡名誉館長と歩く八雲ゆかりの場所

小泉凡名誉館長のトークショー妖怪談義Part1〜一つ目小僧の文化史〜

焼津小泉八雲記念館では7月25日(土)からミニ写真展「小泉八雲旧居巡り」が始まります。『広報やいづ』によると「小泉八雲が生誕から晩年まで居住した旧居を紹介し、八雲の軌跡を辿るミニ写真展」とのこと。ということは、ギリシャ・レフカダの生家から東京・大久保の家まで取り上げてくれるのでしょうかね。11月10月(火)まで。

広報やいづ2015年7月1日号

恒例の小泉八雲顕彰文芸作品コンクール(主催:焼津市教育委員会)の募集が今年度も始まっています。「小泉八雲をよむ」感想文、作詞・詩募集(主催:松江市、松江市教育委員会、八雲会)と比べると、焼津のコンクールは広く文芸作品や研究論文なども対象に含まれているのが特徴です。締切は9月20日(日)当日消印有効。

小泉八雲顕彰文芸作品コンクール

【7/8記事追加】西林万寿夫・駐ギリシャ大使が松江市を訪問

2014年7月のギリシャ小泉八雲没後110年記念事業「オープン・マインド・オブ・ラフカディオ・ハーン:西洋から東洋へ」の実施に尽力した、ギリシャ駐在の西林万寿夫大使が、7月6日(月)に松江市を訪問しました。松浦正敬市長に面会したほか、小泉八雲記念館小泉八雲旧居にも足を運んでいます。

ニュース/山陰放送

松江市役所を訪れたのは西林万寿夫駐ギリシャ大使で、八雲のひ孫、小泉凡夫妻とともに松浦市長を訪ねました。西林万寿夫駐ギリシア大使によりますと、ギリシャの人は小泉八雲のことを日本人ほどは知らないということで、八雲の本のギリシャ語版をギリシャ国内の全中学校に寄贈するなどして、日本との交流を深めていきたいと話していました。
(BSSニュースより)

島根日日新聞

在ギリシャ日本国大使館の西林万寿夫大使が6日、松江市役所を訪れ、松浦正敬市長と面会し、「小泉八雲の存在を通して、ギリシャと松江との橋渡しをしていきたい」と自身の役割について語った。
ギリシャは松江ゆかりの作家、小泉八雲の生誕地で、昨年各地で行われた没後110年記念事業では、ギリシャでも国際シンポジウムや朗読公演が行われ、大使館も各事業に協力していた。
(『島根日日新聞』より)

記念館・旧居訪問の様子。記念館では企画展「ラフカディオ・ハーンとアイルランド:記憶のはじまり」も観覧。

小泉八雲記念館と小泉八雲旧居を訪問した西林万寿夫・駐ギリシャ大使。

Posted by 八雲会 on 2015年7月7日

 
訪問前に松江市から出た報道発表資料。

松江市:市政情報:在ギリシャ日本国大使館 西林大使の市長訪問について(6月19日)

【7/8記事追加】

『毎日新聞』にも記事が出ました。

毎日新聞: 在ギリシャ大使:「八雲で交流を」 松江市長を訪問 ※「小泉八雲記念館を視察し、松浦正敬市長と面会。八雲の「怪談」などのギリシャ語版を現地の中学校に寄贈し、(生誕地レフカダ島の)ハーンデーを今後も開催する計画を語った」

Posted by 八雲会 on 2015年7月8日

 

八雲は1850年、ギリシャ・レフカダ島で生まれた。同島では昨年7月、八雲の没後110年の記念イベントが開かれ、今年は誕生日に当たる6月27日に「ハーンデー」のイベントが開かれたという。
西林大使はアテネに赴任して1年半で、今回は外務省での会議に合わせて帰国した。6日には、松江市の小泉八雲記念館を視察し、松浦正敬市長と面会。八雲の「怪談」などのギリシャ語版を現地の中学校に寄贈し、ハーンデーを今後も開催する計画を語った。
(『毎日新聞』より)

 

「八雲の記憶、百年の継承。」ご来場・ご協力に感謝いたします

昨日7月4日(土)、八雲会創立100年記念講演会・シンポジウム「八雲の記憶、百年の継承。」を松江市総合文化センター大会議室で開催しました。松江市内とその近隣はもとより、(ブログの中の人が知る限りでは)北は北海道から南は熊本まで全国各地から100名以上の方にお集まりいただき、濃密な土曜日の午後をともに過ごすことができました。多数のご来場・ご協力に感謝申し上げます。当日の模様は、後日改めてふりかえることにしますが、写真を少し掲載します。

シンポジウム「八雲の記憶が息づくまち・松江をつくった人々」左から池橋達雄、風呂鞏、小泉凡、日野雅之、内田融の各氏

シンポジウム「八雲の記憶が息づくまち・松江をつくった人々」左から池橋達雄、風呂鞏、小泉凡、日野雅之、内田融の各氏

西川盛雄さんの記念講演「ラフカディオ・ハーン(小泉八雲):八雲会100年『八雲の記憶』」

西川盛雄さんの記念講演「ラフカディオ・ハーン(小泉八雲):八雲会100年『八雲の記憶』」

100名を越える来場者を迎えた客席

100名を越える来場者を迎えた客席

会場を移した祝賀会

別会場での祝賀会

【7/8記事追加】アイルランド・トラモアで小泉八雲庭園の開園式

ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)誕生日の前日にあたる6月26日(金)、アイルランドの海辺の町で、ハーンが少年時代にしばしば滞在したトラモアに、ハーンの生涯を庭で表現した小泉八雲庭園(The Lafcadio Hearn Garderns)が開園式を迎えました。式典にはアイルランド駐在の渥美千尋大使、ハーン曾孫の小泉凡さん、祥子さん夫妻も出席しました。
※本記事は、山陰日本アイルランド協会サイトに掲載のものを改稿したものです。

Congratulations to Opening of Lafcadio Hearn Gardens Tramore!6月26日、アイルランドのトラモアに小泉八雲庭園がオープンしました。ガーデンの発案者アグネス・エイルワードさんの…

Posted by Shoko Koizumi on 2015年6月26日

Tramore garden honours Lafcadio Hearn’s boyhood summers

山陰中央新報 – 八雲の足跡たどる庭園 幼少期生活のアイルランドに開園

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【6/25記事追加】6月26日開園、アイルランド・トラモアの小泉八雲庭園

ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)が少年時代にしばしば滞在したアイルランドの海辺のまち・トラモアに建設が進められてきた小泉八雲庭園(The Lafcadio Hearn Gardens)が、現地時間の6月26日(金)、ハーンの誕生日前日に開園を迎えます。アイルランド駐在の渥美千尋・日本大使や、ハーン曾孫・小泉凡さん、祥子さん夫妻も記念式典に参列する予定です。

在アイルランド日本大使館のプレスリリース(英文)。開園の経緯や関係者の言葉もまとめられています。

Press Release

庭園の基本的な情報は庭園の公式サイトで。Facebookページでは工事の進捗が折に触れて伝えられてきました。

The Lafcadio Hearn Gardens – lafcadiohearngardens

現地メディアの記事。

Fabulous Lafcadio Hearn Gardens, Tramore, to open this Friday

こちらはThe Irish Timesより、同紙でハーンの話題といえばこの人、ジョン・モーランさんによる記事。ハーンとアイルランドのかかわりから、小泉八雲庭園、そしてこの秋アイルランド各地で開催される「オープン・マインド・オブ・ラフカディオ・ハーン:帰郷」について。

How Patrick Lafcadio Hearn travelled around the world for 150 years, before making his mark in Waterford

【6/25記事追加】アイルランドの放送局・RTÉのサイトで公開された動画。15:12ごろから約9分間が庭園の話題です。庭園のみどころ、起工式や工事の模様、関係者のインタビュー。

Watch Nationwide online

朝日新聞: 島根版の連載「元気力」に小泉凡さん登場

『朝日新聞』島根版の連載エッセイ「元気力」に、5月18日付よりラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の曾孫・小泉凡さん(島根県立大学短期大学部教授)が登場。同紙サイトでも読むことができます。第1回は「松江ゴーストツアー」誕生のいきさつについて。

朝日新聞: 1―怪談、大切な観光資源 ※連載「元気力」今回から小泉凡さん「曽祖父ラフカディオ・ハーンのことを、松江でしゃべったり書いたりするのは、何となくおこがましく、七光りを恐れる気持ちも働いて実に微妙な感覚でした」

Posted by 八雲会 on 2015年5月18日

 

国宝指定へ…松江城天守閣の報道から

松江城天守閣、国宝指定へ…発表から一夜明けた今日の報道を、ネットから拾ってみました。

『ハフィントンポスト・ジャパン』では、しまねっこのコメントに加えて、昨日の八雲会ブログでもご紹介したラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の作品「神々の国の首都(”The Chied City of the Province of the Gods”)」(『知られぬ日本の面影(日本瞥見記)』 Glimpses of Unfamiliar Japan 所収)からの引用も。

松江城、国宝になる。しまねっこも「感無量にゃう」

先日掲載された『朝日新聞』の連載「城をゆく 山陰ものがたり」の松江城を取り上げた回。こちらも冒頭はハーンでした。

島根)再発見続く優美な「竜」 松江城:朝日新聞デジタル

その『朝日新聞』今朝の記事にはハーン曾孫・小泉凡さん(島根県立大学短期大学部教授)のコメントが。

島根)地元歓喜、観光に期待の声 松江城の国宝「内定」:朝日新聞デジタル

『島根日日新聞』『毎日新聞』のサイトに載ったのは、国宝指定の決め手となった祈祷札に注目した記事。『毎日新聞』には緑と水の豊かな松江城を空撮した写真特集も。

島根日日新聞

松江城:懸賞金かけ発見…「祈祷札」決め手 天守国宝に – 毎日新聞

今回、天守閣の国宝指定に伴って附(つけたり)指定されることになった祈祷札ほか3点の資料は、松江城そばの松江歴史館で公開予定とのこと。現在は天守閣をのぞむ廊下でパネル展示が行われています。

★祝 ! 松江城天守国宝へ★☆祈祷札などのパネル展示中☆平成27年5月15日に開催された国の文化審議会において、松江城天守を国宝に指定するよう文部科学大臣に対して答申がなされました。今回の国宝指定にあわせて、近年再発見された慶長…

Posted by 松江歴史館 on 2015年5月15日

最後に『山陰中央新報』の1面コラム。天守閣保存に尽くした人物のひとりとして登場する籠手田安定は、ハーンが松江に赴任した当時のし島根県知事で、ハーンの作品「英語教師の日記から(”From the diary of an English Teacher”)」(『知られぬ日本の面影(日本瞥見記)』 Glimpses of Unfamiliar Japan 所収)に登場します。

山陰中央新報 – 国宝の窮地を救った心意気

産経新聞: 「稲むらの火の精神、世界に発信を」 和歌山で八雲のひ孫講演

5月4日(月・祝)に稲むらの火の館(和歌山県広川町)で開催された、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の曾孫・小泉凡さん(島根県立大学短期大学部教授)の講演会「オープン・マインドで生きる:濱口梧陵と小泉八雲をめぐって」の模様について、『産経新聞』が伝えています。

「稲むらの火の精神、世界に発信を」 和歌山で八雲のひ孫講演

山陰中央新報: アイルランドで小泉八雲の顕彰イベント

ギリシャ、日本、アメリカで開催されてきたラフカディオ・ハーン(小泉八雲)顕彰事業「オープン・マインド・オブ・ラフカディオ・ハーン」が、10月に初めてアイルランドで実施されることを、『山陰中央新報』が伝えています。

山陰中央新報 – アイルランドで小泉八雲の顕彰イベント

同紙サイトにはリード文のみ掲載されていますが、紙面には、ダブリン・リトル・ミュージアム(ダブリン市)での「八雲が使った椅子や机のレプリカ、原稿、知人が宛てた手紙など」を展示する展覧会、松江市出身の俳優・佐野史郎さんとギタリスト・山本恭司さんによる「小泉八雲・朗読の夕べ」の新作「稀人(まろうど)」のダブリンほか3都市での上演が、事業計画として挙げられています。

ハーンと松江を紹介…日仏で放送『ESPRIT JAPON』仏語版の動画

日本(BSフジ)とフランスで月1回放送されているテレビ番組『ESPRIT JAPON』。「小泉八雲の愛した島根県、松江」を含む3月27日放送回のフランス語版の動画を、下記で公開されています。

#06 Washoku, artisanat et Lafcadio Hearn | Esprit Japon | noco

番組サイトには、文(日本語およびフランス語)と写真による放送内容の再録があります。

Esprit Japon|エスプリジャポン

読売新聞: 梧陵伝説広めた八雲 ひ孫・凡さん広川で4日講演

ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)「生き神(A Living God)」に登場する庄屋五兵衛のモデル・濱口悟陵の功績を伝える稲むらの火の館(和歌山県広川町)で、ハーンの曾孫・小泉凡さん(島根県立大学短期大学部教授)の講演会「オープン・マインドで生きる:濱口梧陵と小泉八雲をめぐって」が5月4日(月・祝)に開催されることを、『読売新聞』が凡さんのインタビューを交えて伝えています。

梧陵伝説広めた八雲  ひ孫・凡さん広川で4日講演

講演会の詳細は、同館発行の『やかただより』4月号に掲載されています。

やかただより4月号: 稲むらの火の館 ブログ

映画《とっとりの幽霊布団》完成記念上映会…ハーン曾孫・小泉凡さん来場

ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の怪談を映画化した《とっとりの幽霊布団》の完成記念上映会が、4月11日(土)に映画の舞台地・鳥取市で開催されました。当日はハーン曾孫の小泉凡さんが来場。その模様を主催者のブログが伝えています。

<八雲ワールド>小泉凡さんがとっとりの幽霊布団を鑑賞されました – 鳥取黒木龍馬会&鳥取の映画製作委員会

八雲パワーの良い表情記念写真 – 鳥取黒木龍馬会&鳥取の映画製作委員会

こちらは来場者のブログ。

4月11日(土) SLに映画に・・・ | 学成寺

一般上映会はひきつづき5月まで開催されるとのことです。

とっとりの幽霊布団上映会に小泉凡さんが来場されます – 鳥取黒木龍馬会&鳥取の映画製作委員会

山陰日本アイルランド協会: 松田美緒ライブ、ご来場ありがとうございました

※本記事は、山陰日本アイルランド協会ウェブサイトから転載したものです。

4/7は松田美緒ライブ「クレオール・ニッポン:うたの記憶を旅する」に多数のお客様にご来場いただきありがとうございました。

『山陰中央新報』に記事が掲載されました。

山陰中央新報 – 八雲生誕の地 レフカダ島に伝わる歌、松江で披露

松田美緒さんのFacebookページより。

松江公演は満員のお客様と最後は踊って、特別なコンサートとなりました!2部は貴重な小泉凡さんとのトークとレフカダ島、マルティニーク、アイルランドのハーンに関わる歌を聴いていただきました。ご来場のお客様、すべてのスタッフの皆さま、ありがとうございました!夢がかなった夜でした。かなり濃い三日間でしたが、まだツアーはこれから!明日は山口、明後日は下関、だんだん九州へ近づきます。

Posted by Mio Matsuda on 2015年4月8日

『クレオール・ニッポン』の歌を中心に、小泉八雲の曾孫・小泉凡さんとのトーク・タイムには八雲ゆかりのギリシャやマルチニーク、アイルランドの歌も披露。最後の曲、カーボヴェルデの「SAIKO(サイコー)」では満場の手拍子、踊り出すお客さんたちで最…

Posted by Mio Matsuda on 2015年4月8日

 
主催したどこでもミュージアム研究所の高嶋敏展さんによるアルバム。

松田美緒ライブ「クレオール・ニッポン:うたの記憶を旅する」当日の模様を写真で。

Posted by 山陰日本アイルランド協会 on 2015年4月9日

 
鳥取県在住のミュージシャン、森田さやかさんのブログより。

『松田美緒さんの歌声を聴いて。』

4月7日は松田美緒さん松江公演…ハーンゆかりの街でのライブ実現の経緯とは?

来週の火曜日、4月7日に松江市市民活動センターSTICビルで開催する松田美緒ライブ「クレオール・ニッポン:うたの記憶を旅する」松江公演(後援:八雲会)。ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)ゆかりの街でのライブが実現した経緯を、松田さんご本人がブログで明かしています。はじまりは1通の「ラブレター」だったそうですよ。

1通のラブレターから

ライブの最新情報は下記リンク先に随時掲載されています。どうぞチェックしてみてください。チケットはひきつづき発売しています。

松田美緒ライブ (クレオール・ニッポン 歌の記憶を旅する)小泉八雲没後111年記念事業 | Facebook

山陰中央新報: 生誕地の歌八雲にささぐ 歌手・松田さん松江で披露

4月7日(火)松江市市民活動センターSTICビルで開催する松田美緒ライブ「クレオール・ニッポン:うたの記憶を旅する」(後援:八雲会)に関する記事が『山陰中央新報』に掲載されました。

社会学者だった父の影響で幼少時から八雲の著書を愛読。「八雲は異文化体験をしたからこそ、日本文化や日本人の本質を捉えることができた」と今も心のより所になっている。
……世界を巡って物語を再話した八雲の精神に感銘し、11年から小笠原諸島など離島やへき地を訪問。地元に伝わる14曲を収録したアルバムを14年12月に発売した。今年1月には、かねて切望していたレフカダ島を訪ね、現地住民から同島に伝わる歌を教わった。
松江でのコンサートは、八雲のひ孫の小泉凡さん(53)=松江市在住=の仲立ちで実現。レフカダ島の歌を披露するほか、凡さんと対談を行う。凡さんは「八雲と松田さんは価値観を共有している」と本番を心待ちにし、松田さんは「八雲の愛情の深さを歌に込めたい」とする。

山陰中央新報 – 生誕地の歌八雲にささぐ 歌手・松田さん松江で披露