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八雲会、講演・講座、シンポジウム、八雲会創立100年記念事業
小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の功績をたたえ、後世に伝える八雲会(第一次八雲会)が初めて松江に誕生した1915(大正4)年……八雲が亡くなって11年、松江を去ってからは22年の歳月が流れ、松江の人々の間からは八雲の記憶が薄らぎつつありました。
第一次八雲会の人々は、八雲の旧居を保存し、八雲の遺品を松江にもたらし、記念館を建設するために奔走します。その努力が実を結び、1934(昭和9)年、八雲会が松江市に小泉八雲記念館を寄贈、開館のときを迎えたのでした。
第一次八雲会創立から100年、現在の第二次八雲会の発足から50年を迎えた今年、八雲の記憶が息づくまち・松江のいしずえを築いた人々の思いをふりかえり、現代に活かすための集いを開きます。
ハーンの生涯と作品を参考にしながら、 彼の背負っていたもの、 願っていたこと、 そしてハーンの現代性について皆様と一緒に考えます。
講師:西川盛雄(熊本大学客員教授・名誉教授、熊本八雲会会長)
にしかわ・もりお……1943年生まれ。1969年大阪大学大学院文学研究科修了、 1973年ミネソタ大学大学院留学、 1985年英国ランカスター大学大学院留学。専攻は英語学/言語学・異文化理解。著書『ラフカディオ・ハーン——近代化と異文化理解の諸相』(編著、九州大学出版会)、 『ハーン曼荼羅』(編著、北星堂)、 『ラフカディオ・ハーンの英作文教育』(共著、弦書房)ほか。
第一次八雲会の中心人物であった旧居の当主・根岸磐井、 東京で記念館建設の募金活動を展開した英文学者・市河三喜、 記念館建設に多額の寄付を行った松江出身の弁護士・岸清一、 八雲の遺品を守り伝えてきた遺族たち……。100年前に八雲会を創立した人々、その後八雲の顕彰に尽くした人々の思いやその貢献について語り合います。
「小泉八雲旧居の当主・根岸磐井」池橋達雄(八雲会理事、元島根史学会会長)
「英文学者・市河三喜」風呂鞏(広島ラフカディオ・ハーンの会主宰)
「小泉家周辺の人々」小泉凡(島根県立大学短期大学部教授、八雲会名誉顧問、小泉八雲曾孫)
「松江出身の弁護士・岸清一」日野雅之(八雲会会長)
司会:内田融(八雲会事務局長
チラシにて告知しておりました会誌 『へるん』新刊(第52号)のお披露目は、同号の完成が間に合いませんでしたので、中止いたします。楽しみにしてくださった皆様には謹んでお詫び申し上げます。後日、会員宛に郵送するほか、八雲会事務局など取扱所で頒布いたします。
詳しい情報:http://yakumokai.org/10666
チラシのPDFファイル(1.1MB)