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ハーン、丸山学、木下順二の顕彰イベント11/22開催…秋の熊本、小泉八雲没後110年記念事業

これまでにもご紹介してきました熊本のラフカディオ・ハーン(小泉八雲)没後110年記念事業。新たに大きなイベントの情報も出てきました。11月22日(土)に熊本学園大学で開催される「ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)と熊本のハーン研究の先達丸山学・木下順二の顕彰」です。

ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)と丸山学・木下順二の顕彰のお知らせ


今年はハーン没後110年であるとともに、民俗学の視点でハーンを研究し、熊本商科大学(現在の熊本学園大学)の学長を務めた丸山学の生誕110年、そして熊本県立熊本中学校(現在の熊本県立熊本高等学校)および第五高等学校(現在の熊本大学)を卒業し、『夕鶴』『子午線の祀り』などで知られる戦後日本を代表する劇作家・木下順二の生誕100年にも当たります。

ハーン、丸山、木下を結ぶのが、丸山の著書『小泉八雲新考』(1936年)。広島高等師範学校の教授であった丸山が、かつて赴任した熊本中学校での英語の教え子であった木下の協力を得て、熊本を中心にハーンゆかりの各地を踏査した成果をまとめたものです。

『小泉八雲新考』は講談社学術文庫にも、木下の監修と解説つきで収められています。この機会におすすめの1冊です。

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以下は既報のもの。明日10月14日(火)は熊本大学附属図書館公開講演会「ハーンの記憶」。ハーンの時代の赤レンガ校舎を活用した五高記念館と、校舎を背に立つハーンのレリーフと講演「極東の将来」の石碑にも立ち寄ってみましょう。台風の影響が出ないことを願いつつご案内します。

学術資料調査研究推進室公開講演会「ハーンの記憶」を開催します【10/14】 | 熊本大学附属図書館

10月26日(日)の史跡巡り「街に眠る物語:小泉八雲熊本旧居周辺探訪」、この申込締切も明日10月14日(火)です。また、同じチラシにありますように、11月29日(日)には小泉八雲熊本旧居で、坂本弘敏館長が語る「八雲が熊本で見たもの:ふるさと熊本再発見」も予定されています。

小泉八雲没後110年記念事業・旧居周辺探訪を開催します!

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