八雲会ブログ

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The Irish Today: 寄稿『小泉八雲,アイルランドへの里帰り 』〜“The Open Mind of Patrick Lafcadio Hearn —HOME COMING—” Written/Photo by Shoko Koizumi (小泉祥子)

アイリッシュ・ネットワーク・ジャパンのブログ「The Irish Today」に掲載された小泉祥子・山陰日本アイルランド協会事務局長(八雲会常任理事)の寄稿です。

ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)ゆかりの海辺の町、アイルランドのトラモアには今年、小泉八雲記念庭園が開園する予定。そして、ギリシャ、日本、アメリカで開催されてきた「オープン・マインド・オブ・ラフカディオ・ハーン」のプロジェクトが、この秋はじめてアイルランドに上陸、ダブリン・リトル・ミュージアムで開催されます。そんなアイルランドとハーンの関係、そして一連のプロジェクトの話題をたっぷりお届けしています。

The Irish Today

【2/15追記】怪談専門誌『幽』第22号の特集は「ハーン/八雲 Retold」(1)新公式サイトと2/21トークイベント

すでにお読みになった方も多いと思います。1月末に発売された怪談専門誌『幽』第22号(角川書店)の特集はその名も「ハーン/八雲 Retold」。創刊号以来2度目のラフカディオ・ハーン(小泉八雲)特集です。

紹介したいことがたくさんあるこの特集ですが、ちょうど昨日、同誌の新しい公式サイトが開設し、最新号の目次が掲載されましたので、今日はそのご案内をしておきます。

怪談専門誌『幽』『Mei(冥)』オフィシャルサイト| 角川書店 | KADOKAWA

そして、同誌編集顧問の東雅夫さんが出演するトークイベントが来週2月21日(土)に東京・神楽坂で開催。この特集にまつわるお話もたっぷり聞けそうです。

2/21(土) トークイベント「八雲の血脈——小泉家のファミリーレジェンドと美しい書物群」(神楽坂)

【2/15追記】翌22日(日)は、東雅夫さんと『幽』に寄稿した下楠昌哉さん(英文学者、同志社大学文学部教授)の組み合わせで、ハーン作品の日本語訳で知られる平井呈一をテーマとするトークイベントも。

2/22(日)トークイベント「幻想と怪奇の匠・平井呈一——その足跡と旧蔵書をめぐって」(神楽坂)

『幽』第22号の話題、このあと少なくとも2回は準備しています。おたのしみに。
 

静岡新聞: 「浜言葉」で紙芝居 港町・焼津の人情味いっぱい

ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)が晩年の夏休みに滞在した静岡県焼津市の浜通りで話された「浜言葉」によね紙芝居の上演が、2月1日(日)焼津市立焼津図書館で行われました。その模様を『静岡新聞』が伝えています。演じたのは、同市の静岡福祉大学紙芝居研究会の学生たちです。

同市ゆかりの作家小泉八雲原作の「おだんごをなくしたおばあさん」「津波だ!いなむらの火を消すな」「稲むらの火」などを、浜言葉を使って実演した。紙芝居の後には長谷川会長が浜言葉について解説し、焼津の歴史や文化を紹介した。

「浜言葉」で紙芝居 港町・焼津の人情味いっぱい | 静岡新聞

静岡福祉大学附属図書館では、「焼津の浜言葉と方言紙芝居」展の会期が延長され、2月27日(金)まで開催されています。同大学のサイトには、浜言葉、そして浜通りとハーンについて次の説明があります。

戦前の焼津は、カツオ遠洋漁業とカツオ節生産が盛んな水産の町でした。
町の中心地が、北は焼津港、南は小川港に挟まれた約1.5㎞の浜通りです。
昔から漁師やカツオ節やなまり節等の加工業者が住み、この通りで使われたのが「浜言葉」です。
また、1897年から1904年まで夏の間、この浜通りを愛して滞在した小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)が
愛した町でもあります。(静岡福祉大学ホームページより)

「焼津の浜言葉と方言紙芝居」展は、2月27日(金)まで行っています。※3日〜4日、25、土日祝は、休館です。よろしくお願いします。 | 図書館からのお知らせ|静岡福祉大学

兵庫県立図書館の朗読ライブと小泉凡さん講演会

兵庫県立図書館(兵庫県明石市)で開催中のふるさと防災特別展示「未来にツタエル。」の関連企画として、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)「生き神(A Living God)」など兵庫県ゆかりの作家の作品を取り上げる朗読ライブと、ハーンの曾孫・小泉凡さんの講演会が実施されました。その模様を同館のFacebookページが伝えています。

facebookページでも取り上げられていますが、兵庫県立図書館が開館40周年を記念して実施している図書寄贈キャンペーンに応えて、凡さんも著書『怪談四代記』などを寄贈したことが『神戸新聞』の記事になりました。

神戸新聞NEXT|明石|八雲のひ孫、小泉凡さん 県立図書館に著書など寄贈

ふるさと防災特別展示「未来にツタエル。」は、ひきつづき2月18日(水)まで開催。下記はハーンに関する展示の様子です。

 

朝日新聞: 島根)「今のアイルランド見て」映画3作品を上映

山陰日本アイルランド協会創立20年とラフカディオ・ハーン(小泉八雲)没後110年を記念して、2月1日に松江市市民活動センターSTICビルで開催される1日限りのアイルランド映画祭「アイリッシュ・フィルム・デー:心あたたまるアイルランドの一日」に関する『朝日新聞』の記事です。催しのポスターを背に取材に答えるのは、同会副会長でハーンの曾孫、小泉凡さん。記事には、同会のあゆみや取り組みについても取り上げられています。

島根)「今のアイルランド見て」映画3作品を上映:朝日新聞デジタル

島根広告賞作品展示にギリシャの「オープン・マインド・オブ・ラフカディオ・ハーン」出展

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昨年7月にラフカディオ・ハーン(小泉八雲)生誕の地ギリシャ・レフカダ島を中心に開催された没後110年記念事業「オープン・マインド・オブ・ラフカディオ・ハーン:西洋から東洋へ」のために制作された印刷物が、第39回島根広告賞作品展示に出展されています。

展示されているのは、小泉八雲記念館の企画展や八雲会発行の書籍なども手がけているグラフィック・デザイナー、石川陽春・八雲会常任理事がデザインしたポスター、パンフレット、配付資料一式を収める紙製フォルダーなどです。いずれも現地ギリシャで出回ったもので、日本で公開されるのはおそらく今回が初めてです。

島根広告賞作品展示に”日本初公開”ギリシャの「オープン・マインド・オブ・ラフカディオ・ハーン」を出展 | 石川陽春 – ISHIKAWA Kiyoharu

紙製フォルダーには、昨年末にまとまった事業報告書とプロシーディングス(講演録)が入っています。この2冊は後日、記念事業のサイトからPDFファイルでダウンロードできるようになる予定ですが、ひと足早く公開しています。

展示の模様を伝える『山陰中央新報』の記事に掲載された写真で、手前に写っています。

山陰中央新報 – 人目引く192作品並ぶ 県立美術館で島根広告賞展

2月2日(月)まで、島根県立美術館ギャラリー(島根県松江市)で開催中。入場無料です。
 

兵庫県立図書館: ふるさと防災特別展示「未来にツタエル。」の写真

阪神淡路大震災発生から20年を迎えた今日、兵庫県立図書館(兵庫県明石市)のFacebookページに、同館で2月18日(水)まで開催中のふるさと防災特別展示「未来にツタエル。」の写真が掲載されました。展示では、兵庫にゆかりのあるラフカディオ・ハーン(小泉八雲)、ジャーナリストの筑紫哲也、作家の陳舜臣が取り上げられています。

こちらは関連企画の朗読ライブとハーン曾孫・小泉凡さんの講演会のお知らせ。

 

兵庫県立図書館ふるさと防災特別展示「未来にツタエル。」でハーン展…朗読ライブと小泉凡さん講演会も

阪神淡路大震災発生から今月で20年……兵庫県立図書館(兵庫県明石市)ふるさと防災特別展示「未来にツタエル。」の一環として「小泉八雲:100年前のメッセージ展」が2月18日(水)まで開催中です。

兵庫県立図書館 ふるさと防災特別展示「未来にツタエル。」

120年前、神戸で新聞記者をしていた小泉八雲は、津波の前兆を察した村の長が稲に火をつけ村人を救った『稲むらの火』の原作『生き神』を神戸で書きました。教育者で英文学作家、ジャーナリストだった八雲は未来の私たちにむけ「怪談」をはじめたくさんのメッセージを残しています。その作品からは「時空を超えた真理」を読み取れます。そのこころや足跡を原稿やゆかりの品、著作などでたどります。(チラシより)

関連企画として1月25日(日)に開催される朗読ライブでは、講談と三味線で「生き神」を上演。30日(土)にはハーンの曾孫・小泉凡さん(島根県立大学短期大学部教授)の講演会があります。

兵庫県立図書館 小泉凡講演会×朗読ライブ

平成26年11月23日県公館で開催し好評だった「小泉八雲朗読の夕べ」の小泉凡さんの防災講演を、県立図書館で本の寄贈キャンペーンイベントとあわせて拡大版で開催。 朗読ライブは120年前の神戸で小泉八雲が書いた防災メッセージ『生き神』(稲むらの火の原作)を三味線と講談で、また、文学で歴史を伝える神戸在住の作家陳舜臣さんの作品よりゲストに牛尾淳さんをお迎えしての2本立て。乞うご期待!

『神戸新聞』に記事が掲載されました。

神戸新聞NEXT|明石|筑紫哲也さんや小泉八雲の災害への思い 県立図書館で防災展

静岡新聞: 八雲の紙芝居など並ぶ 焼津・静岡福祉大が出張展示会/「浜言葉」の文化紹介 静岡福祉大で企画展

11月の『静岡新聞』より、静岡県焼津市で開催された2つの展覧会の記事をご紹介。静岡福祉大学附属図書館から焼津小泉八雲記念館に出張展示した「紙芝居から伝える小泉八雲」展と、同図書館で1月23日まで開催中の企画展「焼津の浜言葉と方言紙芝居」です。

八雲の紙芝居など並ぶ 焼津・静岡福祉大が出張展示会 | 静岡新聞

「浜言葉」の文化紹介 静岡福祉大で企画展 | 静岡新聞

富山大学附属図書館: 富山大学学術情報リポジトリの高頻度ダウンロード文献、12月の1位・2位はヘルン文庫所蔵資料

富山大学の研究成果や所蔵資料のデジタルデータをインターネットで公開している富山大学学術情報リポジトリToRepoでは、月別の高頻度ダウンロード文献の順位を見ることができます。先月2014年12月の全体のダウンロード数1位と2位はともに、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の旧蔵書を収蔵するヘルン文庫の所蔵資料でした。

『古今著聞集(ここんちょもんじゅう)』は鎌倉時代に成立した説話集で、ハーンの作品「おしどり(Oshidori)」(『怪談(Kwaidan)』)の原拠とされる説話が収められています。

Japan: An Attempt at Interpretationは、『日本—一つの試論』『神国日本』などの邦題で知られるハーン最後の著書です。

また、4位「富山大学附属図書館所蔵ヘルン(小泉八雲)(ラフカディオ・ハーン)文庫目録 : 改訂版(稿)」、6位「繪本寫寳袋」、11位「富山大学ヘルン文庫所蔵小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)関係文献目録 : 改訂版」、19位「夷堅志和解」が、ヘルン文庫関係の文献です。

このほかにも、ToRepoではヘルン文庫またはハーン関係の文献が多数公開されています。ハーンの作品鑑賞や研究から、ハーンとは特に関係のない場面まで、幅広く活用できることでしょう。
 

熊本学園大学: 講演・シンポジウム「ハーン・丸山学・木下順二を結ぶもの」がありました

2014年11月22日(土)熊本学園大学(熊本市)で開催された講演とシンポジウム「ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)と熊本のハーン研究の先達丸山学・木下順二の顕彰:ハーン・丸山学・木下順二を結ぶもの」について、同大学のウェブサイトにリポートが掲載されています。

講演・シンポジウム「ハーン・丸山学・木下順二を結ぶもの」がありました|地域|ニュース|熊本学園大学

あけましておめでとうございます…2015年は第一次八雲会100年、第二次八雲会50年です

第二次八雲会の選文により「神々の国の首都 松江」と刻まれた宍道湖畔の小泉八雲記念碑(1966年除幕/島根県松江市)

第二次八雲会の選文により「神々の国の首都 松江」と刻まれた宍道湖畔の小泉八雲記念碑(1966年除幕/島根県松江市)

あけましておめでとうございます。
ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)没後110年に当たった昨年は、多くの方々のご尽力により、ギリシャおよび日本における数々の記念事業を成功裡に終えることができました。この場を借りて感謝申し上げます。

さて、今年2015年は八雲会にとって大きな節目となる年です。第一次八雲会創立から100年、第二次八雲会発足から50年を迎えます。

八雲会の年譜に当たる『八雲会の歩み』(1998年)によると、ハーンが亡くなってちょうど10年に当たる1914年(大正3)年9月26日に創立発起が行われ、翌15年(大正4)年6月25日に創立。ハーンの命日9月26日に私立松江図書館で第1回の総会を開催したとあります。総会では、ハーンの教え子である落合貞三郎、大谷正信に加え、民俗学者として知られる柳田国男、農政学者のロバートソン・スコットらが講演しています。

その後、第一次八雲会では小泉八雲記念館の設立運動を展開し、1934(昭和9)年に建物を松江市に寄贈、開館を果たしました。当時の建物は現存していませんが、同館には当時の建物の模型が展示されています。

第二次八雲会、すなわち現在の八雲会が誕生したのは1965(昭和40)年。ハーン115年目の誕生日に当たる6月27日、発足式が行われました。同年には会誌『へるん』を創刊、昨年には第51号を刊行しました。

八雲会では、第一次八雲会創立100年、第二次八雲会発足50年の記念事業を計画中です。内容が固まりましたら、八雲会サイトでご案内します。

本年も八雲会をよろしくお願い申し上げます。
 

“神々の国”出雲を楽しむ新春に

ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)没後110年の年、2014年も大晦日を迎えました。今年最後の八雲会ブログは、ハーンが愛した“神々の国”出雲を楽しむ一助になりそうな話題をまとめてお届けします。

まずは今月刊行されたばかり、島根県出雲市を拠点に活躍する写真家・古川誠さんの写真集『憧憬:ラフカディオハーンの足跡を旅して』(ハーベスト出版)。

写真集『憧憬 ラフカディオハーンの足跡を旅して』を発刊します!

本書は、およそ1年3ヶ月の間、山陰地方に滞在したラフカディオハーンの足跡を追って、訪れた場所、風景などを撮影した写真集です。「松江」、「北堀の住まい」、「怪談」、「散策」、「加賀の潜戸」、「美保関」、「杵築大社・日御碕」、「隠岐」、「伯耆の国」の章ごとに、計100点ほどの写真を掲載しています。

 文章は、ラフカディオ・ハーン著『新編 日本の面影』(池田雅之訳、角川ソフィア文庫)の引用文と、山根氏による書き下ろしの文章を併せて収録。「日本」と「外国」の狭間で揺れた「国際人」であるハーンの心象を表すため、それぞれの英文も載せています。

本書については、後日改めてこのブログで取り上げます。

ハーンが三たび参拝した出雲大社(島根県出雲市)は、これから初詣客でにぎわうことになりそうですが、その東隣にある島根県立古代出雲歴史博物館では、この3が日に展示室の無料開放が実施されます。

島根県立古代出雲歴史博物館|サイト

同館常設の総合展示室には、ハーンに関するコーナー「日本の面影 しまね」がありますので、どうぞお見逃しなく。ハーンの曾孫・小泉凡さん(島根県立大学短期大学部教授)のナレーションによる「神々の国の首都(The Chief City of the Province of the Gods)」に関する映像展示もありますよ。

島根県立古代出雲歴史博物館|サイト

島根県立八雲立つ風土記の丘(島根県松江市)では、1月10日(土)の風土記の丘教室例会として、小泉凡さんが「小泉八雲と出雲の護符」と題して講演します。ハーンが出雲地方で収集した神社の護符は、『古事記』を英訳した友人のB. H. チェンバレンを介してイギリスに送られ、オックスフォード大学のピットリヴァーズ博物館に収蔵されています。先年、これらの護符について調査を行った凡さんから、直接お話を聞ける機会です。

fudokinookakyousitu.html

翌11日(日)に同館を出発する「意宇(おう)六社めぐり」は、江戸時代から明治時代にかけて行われていた「意宇六社参り」ゆかりの神社を、同館学芸員の解説を聞きながら訪ねるというもの。行き先には、神魂(かもす)神社や八重垣神社など、ハーンが実際に訪れた神社も含まれています。

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よいお年をお迎えください。

松江へ行ったら「ほういちの耳まんぢう」をおみやげに!

ほういちの耳まんぢう

ほういちの耳まんぢう

ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)没後110年の2014年、例年にも増してハーンの話題が豊富な1年となりましたが、とりわけインパクトのあった出来事のひとつがこれ。ハーンの命日に発売された“怪談スイーツ”、その名も「ほういちの耳まんぢう」です。八雲会ブログでは、発売時に関連報道をまとめましたが、当時ご紹介できなかった記事や写真とともに改めて取り上げます。

「ほういちの耳まんぢう」は、島根県立大学短期大学部松江キャンパスの学生グループ「ゴーストみやげ研究所」と、「どじょう掬いまんじゅう」などで知られる中浦食品株式会社による産学共同開発で誕生。開発の経緯や商品の詳細については、同大学のサイトからリンクをたどってご覧いただけます。

ほういちの耳まんぢう|島根県立大学短期大学部 松江キャンパス

こちらは中浦食品のFacebookページの記事。

 
八雲会のFacebookページに写真をのせました。発売翌日、島根県観光物産館で行われた試食販売におじゃましたときの模様です(ご紹介が遅くなりすみません……)。

 
試食販売の翌日には、「第48回ヘルンをたたえる青少年スピーチコンテスト」の会場へチラシを配りに来てくださいました。急遽お誘いしたにもかかわらず、ありがとうございました。

『宣伝チラシ配ってきました(o^^o)』

ゴーストみやげ研究所のブログより、商品開発にあたって目指したもの、心がけたこと。

今回の商品が「ほういちの耳まんぢう」ということで、名前を聞いただけでは少し抵抗を感じる方もおられると思います。

しかし、私たちも耳をモチーフにしたお菓子というのは道徳的に考えてデリケートに扱わなければならないという思いがあったので慎重に商品開発を進めてきました。

抵抗を感じさせないために、まんじゅうをリアルな耳の形ではなく丸くて可愛らしい形にし、色もピンクにして可愛らしく温かみのある仕上がりにしました。

また、パッケージデザインもターゲット層である怪談に興味のある2、30代の若い女性に喜んでもらえるだけでなく、怪談に興味のない人にも手にとってもらいやすいように怪談ぽさを残しつつ親しみやすさを感じさせるようなデザインにしました。

 
「ほういちの耳まんぢう」は、島根県観光物産館(松江城大手前)、シャミネ松江店(JR松江駅内)、美肌マルシェ(玉造温泉)で販売されています。年末年始に初詣や帰省などで松江へお越しのみなさん、ぜひチェックしてみてくださいね。
 

佐野史郎さんと山本恭司さん「小泉八雲・朗読の夕べ」2月追加公演決定

昨日にひきつづき俳優・佐野史郎さんとギタリスト・山本恭司さんの「小泉八雲・朗読の夕べ」に関する話題です。今年はギリシャ凱旋公演と銘打って、2人の出身地である島根県松江市を皮切りに、今月までに6都市で公演。残すは松江とともに毎年恒例となっているヤマハ銀座スタジオでの東京公演のみとなりましたが、当初予定の2月26日(木)に加え、新たに前日25日(水)の追加公演が決定しました。両公演ともチケット発売中です。

2月25日(水)

【追加公演】小泉八雲の世界 Vol.8 望郷

2月26日(木)

小泉八雲の世界 Vol.8 望郷

『八雲の帰郷』年末年始に全国各地で放送、山陰でも再放送

久しぶりの八雲会ブログです。担当者多忙のため、ひと月あまりお休みしまいましたが、その間に多くの話題のストックができていますので、少しずつ取り上げていきます。

ハーン生誕の地レフカダで行われた「小泉八雲・朗読の夕べ」

ハーン生誕の地レフカダで行われた「小泉八雲・朗読の夕べ」

10月にBSSテレビほはじめ中国四国地方のJNN系列各局とBS-TBSで放送されました山陰放送開局60周年記念特別番組『八雲の帰郷:佐野史郎&山本恭司 ギリシャ朗読ライブ』が、この年末年始、中国四国地方以外の各地でも放送されています。BSSテレビの視聴エリアである島根・鳥取両県でも、1月2日(金)に再放送の予定です。放送地域と日時は、下記リンク先でご確認ください。

山陰放送 開局60周年記念特別番組 八雲の帰郷 〜佐野史郎&山本恭司 ギリシャ朗読ライブ〜/山陰放送

番組で取り上げられている佐野さんと山本さん出演の「小泉八雲・朗読の夕べ」をはじめ、7月に実施されたギリシャ小泉八雲没後110年記念事業「オープン・マインド・オブ・ラフカディオ・ハーン:西洋から東洋へ」の模様は、特設サイトで詳しく紹介しています。

オープン・マインド・オブ・ラフカディオ・ハーン

11月のハーン関連イベント(2)熊本の没後110年記念事業、三角西港の講演・見学、焼津の展覧会

しばらくブログの更新をお休みしてしまいまして失礼しました。ほぼ毎日更新のペースを取り戻すにはもうしばらくかかりそうですが、明日以降開催される11月下旬の各地のイベントをいくつかご紹介します。

熊本

いよいよ明日22日(土)開催となりました熊本学園大学での「ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)と熊本のハーン研究の先達丸山学・木下順二の顕彰」。ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)没後110年に加え、民俗学の立場からのハーン研究の先駆者である丸山学の生誕110年、劇作家・木下順二の生誕100年を記念する講演、演奏、シンポジウムです。詳しくは以前掲載しました紹介記事をご覧ください。

ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)と丸山学・木下順二の顕彰のお知らせ

ハーン、丸山学、木下順二の顕彰イベント11/22開催…秋の熊本、小泉八雲没後110年記念事業 | 八雲会 | The Hearn Society:小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の研究・顕彰

翌週29日(土)は小泉八雲熊本旧居で、館長の坂本弘敏さんのお話による「八雲が熊本でみたもの ふるさと熊本再発見」。

小泉八雲没後110年記念事業 「ふるさと熊本再発見PartII」のお知らせ

宇城

作品「夏の日の夢」ゆかりの三角西港・浦島屋がある熊本県宇城市では、30日(日)に講演会「三角西港と明治の文豪(小泉八雲)」。世界文化遺産登録を目指す「明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域」の構成遺産のひとつである三角西港が持つ産業遺産としての価値や、同港とハーンとのかかわりを深く知ることができる機会。講師は伊藤重剛さん(熊本大学大学院自然科学研究科教授)と西川盛雄さん(熊本大学名誉教授、熊本八雲会会長)です。講演会に先立ち現地見学会も。

平成26年広報うき9月号 – 宇城市

宇城市立三角図書館の今月の特設展示は「小泉八雲 人と文学」。

宇城市立図書館 – 三角図書館・ 行事案内

宇城市の広報紙の最新号では、世界文化遺産に推薦されている「明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域」を特集。

平成26年広報うき11月号 – 宇城市

三角西港に船で行ける、大人気の三角港連絡航路「みすみ浪漫クルーズ」実証実験は今月いっぱいです。

三角港連絡航路 みすみ浪漫クルーズ

焼津

静岡福祉大学附属図書館で7月から開催されてきた「紙芝居から伝える小泉八雲」展は、14日(金)から同じ市内の焼津小泉八雲記念館に巡回しています。平日のみ開館している大学での展示に足を運べなかった方は、こちらへどうぞ。

「紙芝居から伝える小泉八雲」展 in 焼津小泉八雲記念館は、11月14日(金)午前10時開式です。 | 図書館からのお知らせ|静岡福祉大学

一方、静岡福祉大学附属図書館の次回企画展は「焼津の浜言葉と方言紙芝居」展。「八雲と浜通りについて」というテーマも設けられるようです。

「焼津の浜言葉と方言紙芝居」展は、11月19日(水)午後1時〜オープニング企画「焼津発! 浜言葉と折り紙で伝える紙芝居」を行います。 | 図書館からのお知らせ|静岡福祉大学

今日は東京で「怪談のふるさと松江」1周年イベント…FROGMAN×木原浩勝の新作怪談アニメお披露目も

怪談のふるさと松江 | 吉田の松江大作戦

“小泉八雲が愛した怪談のまち”として松江市をPRする「怪談のふるさと松江」の観光キャンペーンが始まって1周年を記念するイベント「松江市プレゼンツ2014 吉田の晴れときどき怪談:怪談のふるさと松江1周年」が、今日13:00からTOHOシネマズ日本橋(東京都中央区)で開催されます。

「蛙男商会」公式ブログ 【11/9(日)】怪談のふるさと松江イベント当日は超屋台村とサイン会もあります!

イベントには、「怪談のふるさと松江」宣言が行われた昨年にひきつづき、『秘密結社鷹の爪』でおなじみ映像クリエイターのFROGMANさんと、『新耳袋』の怪異蒐集家・木原浩勝さんが出演。今やふたりそろって松江観光大使となった二人の共作によるアニメ「平成松江怪談」がお披露目されます。その予告編では、ハーンと松江についてたっぷり語られています。ナレーションは、自作アニメのほとんどの声も担当するFROGMANさん。

新聞記事。『山陰中央新報』は、制作した作品数と一部作品のあらすじにも触れています。

山陰中央新報 – 「怪談のふるさと」宣言1年 松江市が都内でイベント

新作怪談は、住職が座禅した際に見た不思議な風景や、担当する園児を亡くした幼稚園教諭が体験した出来事など全13話。イベントではうち4話をFROGMANさんが朗読し、アニメ化した4話を上映する。

 
↓左からFROGMANさん、木原浩勝さん、もう一人木原浩勝さん(あれ?)


 

Irish Network Japan: 国境を越えたハーンのオープン・マインド:ギリシャ小泉八雲没後110年記念事業

7月に開催されたギリシャ小泉八雲没後110年記念事業「オープン・マインド・オブ・ラフカディオ・ハーン:西洋から東洋へ」の報告記事が、アイリッシュ・ネットワーク・ジャパンのブログに掲載されました。同事業のコーディネーターを務めた小泉祥子・八雲会常任理事(山陰日本アイルランド協会事務局長)の寄稿です。

The Irish Today

日本比較文化学会中国四国・関西・九州3支部会で三成清香さんの研究発表

11月のラフカディオ・ハーン(小泉八雲)関連イベントのまとめてご紹介のつづきがまだできていませんので、先に1つだけ明日のイベントをご案内します。

11月8日(土)福岡医療短期大学(福岡市)で開催される日本比較文化学会2014年度中国四国・関西・九州3支部会で、八雲会会員の三成清香さん(宇都宮大学大学院博士後期課程)が「ラフカディオ・ハーンが描いた「孝」:再話作品に見る女性たち」と題して研究発表を行います。時刻・会場は13:50-14:20、第1室(コミュニティホール1)の予定です。

関西・中四国・九州3支部会のプログラム

山陰日本アイルランド協会: 「小泉八雲とアイルランド音楽の夕べ」に出演しました

11月1日(土)鳥取県琴浦町で開催された「小泉八雲とアイルランド音楽の夕べ」について、山陰日本アイルランド協会のサイトとFacebookページに当日の写真が掲載されました。このイベントはラフカディオ・ハーン(小泉八雲)と妻セツが新婚旅行に訪れた同町八橋(やばせ)地区で2012年から毎年開催され、ハーン曾孫の小泉凡さん(島根県立大学短期大学部教授、山陰日本アイルランド協会副会長)のお話や、同協会で結成するアイルランド伝統音楽のバンド「キョール・アガス・クラック」の演奏などがありました。

「小泉八雲とアイルランド音楽の夕べ」に出演しました

 

没後110年記念シンポジウム「国際的、かつ地域的視野から新しいハーン像を確立する」の新聞記事

11月3日(月・祝)島根県民会館中ホール(島根県松江市)で開催されたラフカディオ・ハーン没後110年記念シンポジウム「国際的、かつ地域的視野から新しいハーン像を確立する」(主催:山陰文藝協会、共催:八雲会、まつえ市民大学)の模様を報じた新聞記事です。平川祐弘さん(東京大学名誉教授)が「文明の混淆とハーンの立場」と題して講演しました。

山陰中央新報 – 小泉八雲没後110年シンポ 東大名誉教授平川氏が講演

島根日日新聞

 

平川祐弘さんの講演

平川祐弘さんの講演

ロビーでは関連書の販売

ロビーでは関連書の販売

石橋直子 さんによる朗読「幽霊滝の伝説」

石橋直子 さんによる朗読「幽霊滝の伝説」

平川祐弘さんと池野誠・山陰文藝協会会長(八雲会理事)との対談

平川祐弘さんと池野誠・山陰文藝協会会長(八雲会理事)との対談


 

【11/8記事追加】小泉八雲・朗読の夕べ「神話:古事記に導かれ訪れた地で出会った神々」の写真と新聞記事

島根県雲南市の市制施行10周年を記念して11月2日(日)三刀屋文化体育館アスパルで再演された小泉八雲・朗読の夕べ「神話:古事記に導かれ訪れた地で出会った神々」の写真を、出演したギタリスト・山本恭司さんがFacebookに掲載しています。佐野史郎さん、小泉凡さんももちろん登場します。

 
【11/8記事追加】『島根日日新聞』に記事が掲載されました。

島根日日新聞

山口新聞: 四季風

10月31日(金)付『山口新聞』のコラム「四季風」は虫の音の話題。ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)も登場します。

山口新聞/四季風

コラムで参照されている作品選『虫の音楽家 小泉八雲コレクション』(ちくま文庫)。

虫の音楽家 小泉八雲コレクション (ちくま文庫)
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小泉八雲記念館(島根県松江市)には虫籠が収蔵されています。

収蔵品・展示品|小泉八雲記念館