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【3/12更新】東日本大震災発生から4年…ギリシャ語版も誕生した紙芝居DVD『稲むらの火』

八雲会ブログでこれまでも折に触れご紹介してきた、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の作品「生神様(A Living God)」を原作とし、戦前の国定教科書に採用された「稲むらの火」。大地震の発生直後、庄屋の五兵衛が収穫したばかりの稲の束に火をつけて村人をひきつけ、津波から村人の命を救ったという物語です。近年は、防災の教材として日本だけでなく海外でも注目を集め、さまざまな言語に翻訳されています。

2009年、宮城県を拠点に活動するまちづくりNPOげんき宮城研究所とみちのく八雲会が、教育紙芝居DVD『稲むらの火』を制作しました。1942年に作られた「稲むらの火」の紙芝居を、ナレーション入りのDVDとして現代によみがえらせたものです。ハーン没後110年を迎えた2014年、ハーン生誕の地にギリシャのレフカダにラフカディオ・ハーン・ヒストリカル・センターが開館した際に、日本のハーン関係の個人・団体から数々の収蔵品が寄贈されましたが、その中には教育紙芝居DVD『稲むらの火』の英語・ギリシャ語字幕版もありました。

そのことを伝える記事が『読売新聞』欧州版に掲載されていました。NPOげんき宮城研究所のブログで先ごろ取り上げられましたので、東日本大震災発生から4年を迎えたこの日にあたり、ご紹介しておきます。

活動報告 1月度(16日〜31日)

【3/12更新】3/11付の『読売新聞』でも、東日本大震災関連記事として紙芝居DVDについて取り上げられました。

DVD稲むらの火掲載記事

島根広告賞作品展示にギリシャの「オープン・マインド・オブ・ラフカディオ・ハーン」出展

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昨年7月にラフカディオ・ハーン(小泉八雲)生誕の地ギリシャ・レフカダ島を中心に開催された没後110年記念事業「オープン・マインド・オブ・ラフカディオ・ハーン:西洋から東洋へ」のために制作された印刷物が、第39回島根広告賞作品展示に出展されています。

展示されているのは、小泉八雲記念館の企画展や八雲会発行の書籍なども手がけているグラフィック・デザイナー、石川陽春・八雲会常任理事がデザインしたポスター、パンフレット、配付資料一式を収める紙製フォルダーなどです。いずれも現地ギリシャで出回ったもので、日本で公開されるのはおそらく今回が初めてです。

島根広告賞作品展示に”日本初公開”ギリシャの「オープン・マインド・オブ・ラフカディオ・ハーン」を出展 | 石川陽春 – ISHIKAWA Kiyoharu

紙製フォルダーには、昨年末にまとまった事業報告書とプロシーディングス(講演録)が入っています。この2冊は後日、記念事業のサイトからPDFファイルでダウンロードできるようになる予定ですが、ひと足早く公開しています。

展示の模様を伝える『山陰中央新報』の記事に掲載された写真で、手前に写っています。

山陰中央新報 – 人目引く192作品並ぶ 県立美術館で島根広告賞展

2月2日(月)まで、島根県立美術館ギャラリー(島根県松江市)で開催中。入場無料です。
 

Irish Network Japan: 国境を越えたハーンのオープン・マインド:ギリシャ小泉八雲没後110年記念事業

7月に開催されたギリシャ小泉八雲没後110年記念事業「オープン・マインド・オブ・ラフカディオ・ハーン:西洋から東洋へ」の報告記事が、アイリッシュ・ネットワーク・ジャパンのブログに掲載されました。同事業のコーディネーターを務めた小泉祥子・八雲会常任理事(山陰日本アイルランド協会事務局長)の寄稿です。

The Irish Today

読売新聞: 「ギリシャの八雲施設盛況」

ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の曾孫・小泉凡さん、祥子さん夫妻が、松浦正敬・松江市長を訪問し、7月に実施されたギリシャ小泉八雲没後110年記念事業「オープン・マインド・オブ・ラフカディオ・ハーン:西洋から東洋へ」の模様について報告したことを、『読売新聞』が伝えています。

「ギリシャの八雲施設盛況」

なお、「オープン・マインド・オブ・ラフカディオ・ハーン:西洋から東洋へ」の特設サイトFacebookページでは、ハーンの生誕地レフカダに開館したラフカディオ・ハーン・ヒストリカル・センターをはじめ、一連の記念事業の写真を順次掲載しています。このあとも新たな写真を追加する予定ですので、ご期待ください。

オープン・マインド・オブ・ラフカディオ・ハーン

中日新聞: 「八雲」ひ孫の小泉凡さん ルーツを語る

ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の曾孫・小泉凡さん(八雲会名誉顧問)が、名誉館長を務める焼津小泉八雲記念館(静岡県焼津市)で講演したことを、『中日新聞』が伝えています。

 

Translating Lafcadio Hearn in Greek: 「オープン・マインド・オブ・ラフカディオ・ハーン:西洋から東洋へ」まとめ

 
今年刊行されたTety Solouさんによるギリシャ語訳のラフカディオ・ハーン(小泉八雲)作品など、ギリシャ語でハーンの紹介をしているブログTranslating Lafcadio Hearn in Greek。ギリシャ小泉八雲没後110年記念事業「オープン・マインド・オブ・ラフカディオ・ハーン:西洋から東洋へ」の模様が、随時掲載されています。ラフカディオ・ハーン・ヒストリカル・センター開会記念式典、シンポジウム、パフォーマンス、ツアー、アテネのギリシャ・アメリカン・カレッジのイベント……と一連の事業を余すところなく伝えていますので、たっぷり楽しみましょう。

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松江市出身のアーティスト・米田由美子さんの作品がラフカディオ・ハーン・ヒストリカル・センターに常設展示

松江市出身でオランダのハーグを拠点に活躍しているアーティスト・米田由美子さんの作品《白い母子像、ラフカディオ・ハーンと母ローザに捧げる》が、ギリシャのレフカダに開館したラフカディオ・ハーン・ヒストリカル・センターに常設展示されています。センターの開館記念式典に出席した米田さんのFacebookに、式典や展示の様子の写真が掲載されました。

米田さんのこれまでのラフカディオ・ハーン(小泉八雲)関連作品

 

“日本文化”の3日間…日本茶、小泉八雲・朗読の夕べ、清和文楽「雪おんな」

ギリシャ小泉八雲没後110年記念事業「オープン・マインド・オブ・ラフカディオ・ハーン:西洋から東洋へ」は、現地時間の6日にハーン(小泉八雲)生誕の地レフカダでの日程が終了しました。

八雲会ブログでは、日本とギリシャのメディアによるイベントの報道を随時ご紹介してきましたが、現地のメディアでは、ハーンのイベントというだけでなく、日本文化に触れるイベントとしてもたびたび取り上げていました。日本茶の茶会とワークショップ、日本語訳によって行われた「小泉八雲・朗読の夕べ」、熊本県の伝統芸能・清和文楽による「雪おんな」の上演…たしかに日本文化のイベントですね。以下、現地の報道をまとめてご紹介しましょう。

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【7/9記事追加】ギリシャ・レフカダにラフカディオ・ハーン・ヒストリカル・センター開館

ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)生誕の地ギリシャ・レフカダ島のレフカダ・カルチャーセンター内に、ヨーロッパでは初めてのハーンの展示施設となるラフカディオ・ハーン・ヒストリカル・センターが開館しました。現地時間の7月4日(金)、開館を記念する式典が、ギリシャ小泉八雲没後110年記念事業「オープン・マインド・オブ・ラフカディオ・ハーン:西洋から東洋へ」の歓迎レセプションとあわせて開催されました。

現地のメディアが、多数の写真と動画とともに報じています。

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松江市からレフカダに寄贈、写真家・高嶋敏展さんが撮った『知られぬ日本の面影』20作品

このブログではすっかりおなじみ(?)、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)『知られぬ日本の面影』の舞台地を撮影している写真家・高嶋敏展さん。ハーン生誕の地ギリシャのレフカダ島に、現地時間の今日開館するラフカディオ・ハーン・ヒストリカル・センターに、作品20点が松江市から寄贈されます。その全作品と、寄贈候補に挙げていた作品を、高嶋さんが自身のFacebookで解説をつけて紹介しています。

1・出雲大社の巫女舞い

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北國新聞: 八雲の蔵書、複製完成 母国ギリシャで展示

ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)生誕の地ギリシャのレフカダ島に開館するラフカディオ・ハーン・ヒストリカル・センターへ、富山大学から寄贈されるハーンの蔵書のレプリカが完成したという話題です。「耳なし芳一」の原話を収めた『臥遊奇談』(富山大学附属図書館ヘルン文庫所蔵)。

 

松江市の没後110年小泉八雲イベントガイド

没後110年小泉八雲イベントガイド

PDFファイル(1.5MB)

八雲会も参加している「小泉八雲110年祭まつえ実行委員会」作成の「没後110年小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)イベントガイド2014」です。舞台「日本の面影」松江公演、俳優・佐野史郎さんとギタリスト・山本恭司さんの「小泉八雲・朗読の夕べ」など実行委員会の事業を中心に、今年開催される小泉八雲関連のイベントをまとめたものです。「日本の面影」と「朗読の夕べ」は松江以外の公演スケジュールも掲載しています。

そして、松江市や八雲会もかかわっているギリシャ小泉八雲没後110年記念事業「オープン・マインド・オブ・ラフカディオ・ハーン:西洋から東洋へ」と、八雲生誕の地ギリシャのレフカダ島に7月開館するラフカディオ・ハーン・ヒストリカル・センターもあわせて紹介。また、八雲会の『新版 神々の国の旅案内』ほか、八雲に関する新刊の案内も折り込んでいます。

準備が進むギリシャ小泉八雲没後110年記念事業「オープン・マインド・オブ・ラフカディオ・ハーン:西洋から東洋へ」[5]レフカダ、アテネ、コルフ…開催各地を訪ねて

ギリシャ小泉八雲没後110年記念事業「オープン・マインド・オブ・ラフカディオ・ハーン:西洋から東洋まで」は、ハーンの生誕地レフカダ島を中心に、ギリシャの首都アテネと、ハーンの母ローザが亡くなったコルフ島で開催されます。3月から4月にかけて、日本の関係者が準備のため現地を訪問しました。その模様を中心にまとめました。
 

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準備が進むギリシャの「オープン・マインド・オブ・ラフカディオ・ハーン:西洋から東洋へ」[2]ラフカディオ・ハーン・ヒストリカル・センター開館へ

ギリシャ小泉八雲没後110年記念事業「オープン・マインド・オブ・ラフカディオ・ハーン:西洋から東洋まで」の一環として、ハーンの生誕地レフカダ島に誕生する「ラフカディオ・ハーン・ヒストリカル・センター」の開館記念式典を開催します。

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【5/31記事追加】『知られぬ日本の面影』の地を撮影、高嶋敏展さんの写真がレフカダへ

ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)生誕の地・ギリシャのレフカダ島にあるレフカダ・カルチャーセンター内に、ラフカディオ・ハーン・ヒストリカル・センターが7月に開館します。これにあわせて、島根県出雲市在住の写真家・高嶋敏展さんが山陰各地の『知られぬ日本の面影(日本瞥見記、Glimpses of Unfamiliar Japan)』ゆかりの地を撮影した写真が、同センターに寄贈されることになりました。

『知られぬ日本の面影』を題材とする高嶋さんの一連の作品は、2011年の国立アルセーニエフ博物館「小泉八雲と神々の国」(ロシア沿海州ウラジオストク市)、2012年の小泉八雲旧居(島根県松江市)「小泉八雲を探して」および小泉八雲記念館(島根県松江市)「『知られぬ日本の面影』への旅」の各展で、随時新作を交えて展示されています。

高嶋さんのFacebookに準備の模様が。最後の1行まで味わいましょう。

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松江市: 小泉八雲没後110年記念事業

松江市のホームページに、小泉八雲没後110年記念事業に関する情報が掲載されました。

2014年は、本市にゆかりの深い小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の没後110年という節目の年です。
これを記念する事業を実施することにより、八雲が日本を含む世界各地で蒐集・発信した文化資源を再認識するとともに、市民生活へのその浸透を図り、松江の精神的な豊かさの創出に資することを目指します。
【注目点】
小泉八雲は、54年の生涯を通じて常に旅人であり、その土地で出会った異文化や人種などに偏見をもたず、開かれた心で対象を見つめ、共感的理解を示しました。
本年は、世界の専門家が八雲の生誕地ギリシャのレフカダに集い、八雲が持つ「オープン・マインド(開かれた精神)」を、多角的な視野で分析・解釈を試みるシンポジウムを開催します。
これにあわせて、毎年、松江で開催している「小泉八雲 朗読の夕べ」のギリシャ公演や松江での凱旋公演を開催します。「小泉八雲 朗読の夕べ」は、このほか国内の八雲ゆかりの地での公演も予定されています。