投稿:2014年05月20日(火)
昨日のブログでは、5月23日の「ハチャトゥリアン楽団 Presents ニューオリンズナイト」で、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の曾孫・小泉凡さんが「ニューオーリンズとラフカディオ・ハーン」と題してお話しすることをお伝えしましたが、「ニューオーリンズとラフカディオ・ハーン」といえば、昨年度開催された小泉八雲記念館の企画展と同じタイトルですね。せっかくですので、記念館のFacebookページに掲載された写真を。
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投稿:2014年05月19日(月)
5月23日にフリースペースMIZ(松江市)でレクチャーコンサート「ハチャトゥリアン楽団 Presents ニューオリンズナイト」が開催されます。
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タグ: MIZ, ニューオーリンズ, ハチャトゥリアン楽団, 小泉凡, 松江, 松江ニューオリンズ倶楽部
投稿:2014年05月18日(日)
読売新聞サイトの連載「名言巡礼」で、松江・出雲が取り上げられました。ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)「日本の庭(“In a Japanese Garden”)」(『知られぬ日本の面影(日本瞥見記、Glimpses of Unfamiliar Japan)』所収)の
草も木も、また岩も石も、まさに一切涅槃(ねはん)に入るべし。
Verily, even plants and trees, rocks and stones, all shall enter into Nirvana.
という言葉とともに、ハーンゆかりの美保関、日御碕、小泉八雲記念館、「日本の庭」に書かれた小泉八雲旧居の映像が公開されています。
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タグ: 出雲, 小泉八雲旧居, 小泉八雲記念館, 日御碕神社, 日本の庭, 松江, 知られぬ日本の面影, 美保関, 読売新聞
投稿:2014年05月14日(水)
松江歴史館のFacebookページに、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)をテーマとする基本展示を紹介する記事が載りました。
その末尾には、
ここのコーナーで紹介している映像の中には、昨年の夏に企画展で開催していた「小泉八雲゛KWAIDAN゛の世界」で吉田くん(鷹の爪)のアニメの基となった怪談の「飴買いの女」、「化け亀」、「杜若」のお話もありますよ♪
とあります。
「吉田くんプロデュース 小泉八雲“KWAIDAN”の世界」で公開された動画は「吉田くん(鷹の爪)のアニメ」は、現在YouTubeの『秘密結社鷹の爪』を制作するDLEのチャンネルと、松江観光公式チャンネルでも公開されています。「吉田の松江大作戦」の「怪談のふるさと松江」と題するページでは、吉田くんと作者FROGMANさんのコメントとともに紹介されています。
YouTubeの動画は手軽にシェアできるのがよいところですので、このブログでもまとめておきましょう。
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タグ: FROGMAN, ろくろ首, 大亀, 小豆とぎ橋, 怪談, 普門院, 月照寺, 松江, 秘密結社鷹の爪, 耳なし芳一, 雪女
投稿:2014年05月09日(金)
松江市のホームページに、小泉八雲没後110年記念事業に関する情報が掲載されました。
2014年は、本市にゆかりの深い小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の没後110年という節目の年です。
これを記念する事業を実施することにより、八雲が日本を含む世界各地で蒐集・発信した文化資源を再認識するとともに、市民生活へのその浸透を図り、松江の精神的な豊かさの創出に資することを目指します。
【注目点】
小泉八雲は、54年の生涯を通じて常に旅人であり、その土地で出会った異文化や人種などに偏見をもたず、開かれた心で対象を見つめ、共感的理解を示しました。
本年は、世界の専門家が八雲の生誕地ギリシャのレフカダに集い、八雲が持つ「オープン・マインド(開かれた精神)」を、多角的な視野で分析・解釈を試みるシンポジウムを開催します。
これにあわせて、毎年、松江で開催している「小泉八雲 朗読の夕べ」のギリシャ公演や松江での凱旋公演を開催します。「小泉八雲 朗読の夕べ」は、このほか国内の八雲ゆかりの地での公演も予定されています。
タグ: オープン・マインド・オブ・ラフカディオ・ハーン, ギリシャ, ラフカディオ・ハーン・ヒストリカル・センター, レフカダ, 佐野史郎, 山本恭司, 山田太一, 日本の面影, 朗読の夕べ, 松江, 没後110年, 紺野美沙子, 草刈正雄, 鵜山仁
投稿:2013年03月24日(日)
3月24日、平成24年度「小泉八雲をよむ」感想文、作詞・詩(主催:松江市、松江市教育委員会、八雲会)の表彰式を、松江城の堀に面する松江歴史館で開催しました。式典後は松江歴史館と、その近隣にある小泉八雲記念館と小泉八雲旧居へ受賞者とそのお連れのみなさまをご案内しました。
投稿:2013年02月15日(金)
Smithsonian.comに、”Visiting Lafcadio Hearn’s Japan”と題する動画が公開されています。主に松江を撮影した写真で構成されています。
投稿:2012年11月05日(月)
小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)ゆかりの洞光寺(松江市新町)で、八雲のルーツのひとつであるアイルランドの音楽のコンサートが開催されます。マーティン・ヘイズ(フィドル)とデニス・カヒル(ギター)のデュオによる日本公演の最終日です。
※洞光寺は、八雲の『知られぬ日本の面影(日本瞥見記)』(Glimpses of Unfamiliar Japan)に登場することで知られる寺で、「神々の国の首都(The Chief City of the Province of the Gods)」では松江の朝に聞こえる鐘の音が、「英語教師の日記から(From the diary of an English Teacher)」には、教え子の横木富三郎らの追悼会の場面が描かれています。
タグ: Dennis Cahill, Martin Hayes, ケルト, 山陰日本アイルランド協会, 松江, 洞光寺, 知られぬ日本の面影, 神々の国の首都, 英語教師の日記から, 音楽
投稿:2012年10月10日(水)
この秋は、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)ゆかりの場所を歩くツアーが各地で実施されます。「神々の国の首都」松江、八雲が教壇に立った校舎の残る熊本、晩年の八雲が避暑に訪れた焼津の催しをまとめました。
小泉八雲記念館企画展「『知られぬ日本の面影』への旅:高嶋敏展写真展」の関連イベント。7〜8月に続いて開催。
ケータイ片手に一味違ったアングルからハーンゆかりの地を写真撮影。
ハーンの子孫ならではの話を聞きながら散歩を楽しみます。
市内にある小泉八雲ゆかりの地を徒歩(約4キロ)とバスで探訪して、八雲の愛した焼津の魅力を再発見してみましょう。
(『広報やいづ』2012年10月1日号より)
講演と鼎談「ハーン五高時代の『講義ノート』の新発見」の関連イベント。「『講義ノート』の舞台である旧制第五高等中学校跡(五高記念館)などを訪ね、ハーンをより深く理解する見学ツアー」(チラシより)。
タグ: ぶら!へるん, 乙吉の家, 五高記念館, 光心寺, 城山稲荷神社, 富田旅館跡, 小泉八雲先生諷詠の碑, 小泉八雲記念館, 小泉凡, 教念寺, 新川橋, 月照寺, 松江, 波除地蔵, 浜通り, 海蔵寺, 焼津, 焼津小泉八雲記念館, 焼津神社, 熊本, 熊本アイルランド協会, 熊本八雲会, 熊野神社, 知られぬ日本の面影, 神々の国の首都, 第五高等中学校, 講義ノート, 高嶋敏展, 龍昌寺
投稿:2012年08月07日(火)
Twitterでは5月にご紹介しましたが、八雲会のサイトではまだ取り上げていませんでしたので、遅ればせながらご案内します。
検索サイトで知られるGoogleが提供する無料地図サービス・Googleマップのストリートビューは、目の高さにあわせて撮影された360度のパノラマ写真を、パソコンなどの端末で操作で楽しめるサービスです。ぐるりと回転させるだけでなく、前後左右に歩みを進めたり、拡大・縮小したりして見ることもできます。このストリートビューに、島根県内の観光地が追加されました。
→島根の観光地がGoogleマップのストリートビューSPコレクションに続々登場中!(しまねはじまり通り)
この中には、小泉八雲記念館、小泉八雲旧居など、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)ゆかりのスポットが多数含まれています。以下、まとめてご紹介します。これから出かける方は旅の計画に、以前出かけた方は思い出のよすがにお試しを。
小泉八雲旧居の西隣に、昭和8年(1933)11月29日開館。直筆原稿や初版本のほか、愛用の机・椅子・衣類などの遺愛品を中心に二百数十点を展示している。松江市伝統美観保存指定地区にあり、景観に配慮した建物になっている。向かいの塩見縄手広場には八雲の胸像がある。
八雲は松江最後の5ヶ月間、旧松江藩士・根岸家の屋敷を借りて過ごした。根岸家の人々の尽力により、八雲が好んで眺め、「日本の庭」にあらわした庭園や建物が保存され、八雲が暮らした当時の様子をしのぶことができる。
八雲は学生と天守閣に登り落日に照らされた宍道湖や、湖面に浮かぶ嫁ヶ島の優美さをめでた。天守閣のことは「大きな塔」と呼び、「大きな怪物を寄せ集めてつくった龍のようだ」と評している。また、自宅から通勤の近道として、松江城の二の丸、三の丸を毎朝通り抜けていた。
八雲の怪談「小豆磨ぎ橋」に登場する。ある侍が普門院にかかる橋にまつわるタブーを破ったために奇怪な事件が起こるという物語である。明治24年(1891)5月26日、八雲は自宅に普門院の住職を招いて、島根県尋常中学校教頭の西田千太郎と三人で会食をし、この怪談について詳しく取材した。この時に八雲の心中には、日本の怪談を書く構想が次第に出来あがっていったようである。
八雲が三度滞在した港町・美保関の神社で、美穂津姫命と琴代主命を祭神とする。八雲は作品「美保関」に、“卵の嫌いな神様”であるという琴代主命の伝承を紹介している。国譲り神話にちなむ毎年4月7日の青柴垣(あおふしがき)神事や12月3日の諸手船(もろたぶね)神事でも知られる。
出雲大社の新嘗祭で用いる火を鑽(ひき)きり出す火鑽臼と火鑽杵は、毎年同社から送り出される。八雲はピット・リヴァース博物館のタイラー館長の依頼に応じて、西田千太郎を介して出雲大社の千家尊紀宮司より火鑽臼と火鑽杵を入手し、明治24(1891)年4月21日に東京帝国大学のチェンバレン教授に送り、その後博物館に寄贈された。
美保神社、熊野大社と同じく『出雲国風土記』にも載る古い神社。その社殿は権現造の朱塗りで、内部は極彩色の装飾画で覆われている。祭神は天照大御神とその弟須佐之男命。八雲は1891年8月7日海路を使って訪れ、セツと参詣した。
タグ: Google, ストリートビュー, 出雲, 小泉八雲旧居, 小泉八雲記念館, 日御碕神社, 普門院, 松江, 松江城, 熊野大社, 美保神社
投稿:2012年07月23日(月)
スサノオノミコトのヤマタノオロチ退治など数々の神話の舞台である島根県では、古事記編纂1300年を記念して大型観光イベント「神話博しまね」が21日から始まりました。その神話博しまねのPRに、「神々の国しまね」公式マスコットキャラクターの「しまねっこ」とともに東奔西走しているのが、「神々の国しまね」宣伝部長の「吉田くん」です。
吉田くんは、島根県出雲市にIターンしてアニメーション作家としてデビューした蛙男商会・FROGMANさんの代表作『秘密結社鷹の爪』シリーズの登場人物で、世界征服をもくろむ秘密結社「鷹の爪団」の戦闘主任。その苗字の通り(?)島根県旧吉田村(現在の雲南市吉田町)の出身という設定で、作中では島根県にまつわるさまざまな豆知識をたびたび披露しています。
現在、NHKのEテレ『ビットワールド』(毎週金曜日18:20-18:55)という番組の中で、『鷹の爪』の最新シリーズ『秘密結社鷹の爪NEO』が放送されていますが、7月20日放送分のタイトルは「飴を買う女」でした。世界征服どころか秘密基地の家賃の支払いにも苦労している鷹の爪団の総統が、コンビニでアルバイトを始めます。そこへ飴を買いに来た青白い顔をした女性。その様子を見た吉田くんは、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の作品「神々の国の首都」に登場する、松江の大雄寺(だいおうじ)を舞台とする怪談の登場人物“飴を買う女”ではないかと言い出して、女性の後を追いかけると……。
今日から動画サイト「ニコニコチャンネル」では、『秘密結社鷹の爪NEO』の「飴を買う女」の回が公開されていますので、NHKでの放送を見逃した方は、ぜひこの機会にご覧ください。秘密結社の構成員でありながら、公然と島根県の看板をしょって立つ吉田くんの本領発揮、小泉八雲と怪談「飴を買う女」について、短い時間でわかりやすく紹介しています。ちなみにこの回では、総統が苗字で呼ばれる場面が出てきますが、このサイトをご覧いただいているみなさんにはおなじみのあの人の子孫、または同じ苗字の元○○○○大臣の弟……なのかどうかはちょっとわかりません(笑)。
【追記】※7月28日(月)以降は有料配信となっています。
吉田くんと小泉八雲といえば、今年1月から3月にかけてMBS毎日放送で関西地方向けに放送されていた『秘密結社鷹の爪外伝 むかしの吉田くん』に、その名もズバリ「小泉八雲の巻」という回がありました。『むかしの吉田くん』は、島根で観光ボランティアをしていた14歳の吉田くん(見た目は今とちっとも変わりませんが)と和夫青年が、謎の宇宙人(とてつもない外見ですので、ホラー映画が苦手な方はご注意を)案内して島根県内各地を巡るという、れっきとした島根県観光PR番組だったシリーズで、松江を訪問する回では小泉八雲を中心に取り上げていました。現在は動画サイトYouTubeで見ることができますので、あわせてお楽しみください。
7月20日に八雲会のTwitterで、ニコニコチャンネルで公開される『秘密結社鷹の爪NEO』の動画について、「ニコニコ動画またはFacebookのアカウントが必要」とツイートしましたが、正確には「ニコニコチャンネルで提供されている、コメントやお気に入り登録の機能の使用には、ニコニコ動画またはFacebookのアカウントが必要」です。動画の視聴にはニコニコ動画またはFacebookのアカウントは必要ありません。お詫びして訂正いたします(本記事執筆時点では当該ツイートを削除しています)。
投稿:2011年12月31日(土)
八雲会ブログでもご紹介しましたチャリティートークイベント「モダン・アイリッシュ:ライフ&ミュージック」(2011年12月10日、松江市市民活動センターSTICビル)に寄せられた義捐金・寄付金が、「まちづくりNPOげんき宮城研究所」に寄付されたことが、同NPOおよびイベントを主催した山陰日本アイルランド協会のサイトで紹介されています。
→支援金(みちのく八雲会/まちづくりNPOげんき宮城研究所のサイト)
→アイリッシュ・チャリティー・イベント「IRELAND supports JAPAN モダン・アイリッシュ〜ライフ & ミュージック」義捐金および寄付金のご報告と駐日アイルランド大使のメッセージ(山陰日本アイルランド協会のサイト)
2011年の八雲会サイトの更新はこれが最後になります。みなさま、本年も当会にご支援・ご協力くださり、また当サイトをご覧くださりありがとうございました。新年まで9時間余りとなりましたが、どうぞよいお年をお迎えください。
タグ: まちづくりNPOげんき宮城研究所, みちのく八雲会, 山陰日本アイルランド協会, 松江
投稿:2011年12月08日(木)
今週末12月10日(土)、松江市市民活動センターSTICビルでチャリティートークイベント「モダン・アイリッシュ:ライフ&ミュージック」が開催されます。“今どきのアイルランド”をテーマに、松井ゆみ子さんが最新のアイルランドの暮らしや料理を紹介し(試食もあり!)、ブロードキャスターのピーター・バラカンさんが自らの解説と選曲でアイリッシュ・ミュージックの世界へ誘います。
主催する山陰日本アイルランド協会は、アイルランド人の血を引く小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)が松江で1年余を過ごした縁で、当時の駐日アイルランド大使ジェームズ・シャーキー氏の支援のもと1994年に設立されました。現在の副会長の一人は、八雲曾孫の小泉凡さん(島根県立大学短期大学部教授、八雲会名誉顧問)です。同協会では、アイリッシュ・フェスティバル in Matsueをはじめとするアイルランド文化を紹介するイベントや定期講座の開催などを通じて、アイルランド文化への理解を一般に普及する活動を行っています。
今回のイベントの収益金の一部は東日本大震災の復興支援に役立てられます。その支援先である「まちづくりNPOげんき宮城研究所」は、震災被災地である宮城県仙台市・石巻市を拠点に活動する小泉八雲顕彰団体「みちのく八雲会」主宰の門間光紀さんが代表を務めています。同NPOでは震災発生前から、八雲の作品「生き神(A Living God)」が伝える津波被害の教訓を現代に活かすべく、紙芝居DVD『稲むらの火』を宮城県内の小学校と社会福祉協議会に無償配布するなど、防災への取り組みを続けています。
先月26日に熊本市で開催された「小泉八雲来熊120年記念講演会・シンポジウム・清和文楽「雪女」公演」終演後の懇親会の席上、門間さんは各方面からの支援に感謝を伝えるとともに「震災報道が少なくなった今も、被災地はまたまだ支援を必要としています。継続してご支援をお願いします」との旨の挨拶をしていました。「モダン・アイリッシュ:ライフ&ミュージック」に多数のみなさんのご来場・ご協力をお願いいたします。
アイルランド大使を中心に、日本国内にあるアイルランド関連団体は東日本大震災の被災者の方々に対しできる限りのサポートすることを話し合いました。そして、“IRELAND Supports JAPAN”と題し、何ができるのか検討してきました。私たち山陰日本アイルランド協会は、自然災害と日本人の国民性に大きな関心を抱いていたアイルランド人作家小泉八雲が、ペンの力で世界に津波の恐ろしさと防災の重要性を訴えた作品“A Living God”と、その中で初めて“Tsunami(津波)”という言葉を使ったことに注目し、宮城県にある「みちのく八雲会」のリーダーが主宰するNPO 「まちづくりNPOげんき宮城研究所」(代表:門間光紀氏)を支援先と決めて、アイリッシュ・チャリティー・イベントを開催することにしました。
ゲストのピーター・バラカンさんと松井ゆみ子さんは、このイベントの趣旨に賛同し松江に来てくださることになりました。「モダン・アイリッシュ」とは、いまどきの新しいアイルランドのことで、松井ゆみ子さんの最新の暮らしや料理の話、また、ピーター・バラカンさんの案内と選曲によるアイリッシュ・ミュージックの旅への誘いなど、贅沢で素晴らしいひと時を過ごして頂けると思います。
タグ: まちづくりNPOげんき宮城研究所, みちのく八雲会, 山陰日本アイルランド協会, 東北関東大震災, 松江, 津波, 生き神, 稲むらの火
投稿:2011年09月26日(月)
3連休、いかがお過ごしでしたか? 松江では、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)にちなむ催しが連日開かれた、まさにヘルンさん三昧の毎日でした。
秋の松江では、八雲にちなむ催しが例年多数実施されます。近年は9月後半から約1か月間の休日の夜に、小泉八雲記念館や小泉八雲旧居を含む松江城山周辺の一帯で「松江水燈路」という手作りの行灯による街並みのライトアップが行われ、数々の協賛イベントが繰り広げられています。今年の場合は、小泉八雲記念館など周辺観光施設の開館時間延長、八雲が愛した石狐のいる城山稲荷神社での「へるんさんの燈明会」(9月24日)、ヘルンをたたえる青少年スピーチコンテストに出場した中高生が英語で八雲の怪談を語る「英語で怪談ナイト」(9月25日)などが該当します。
そして何より、秋には小泉八雲の命日が巡ってきます。それが今日、9月26日です。松江では八雲の命日を記念して、中高生が英語による八雲作品の暗唱を競う「ヘルンをたたえる青少年スピーチコンテスト」(9月23日)、次いで秋の季語になった「八雲忌」を冠した伝統の俳句会が、今年は「八雲忌山陰俳句大会」(9月24日)として開催されました。
八雲の命日を記念した催しの話題は、松江以外の八雲ゆかりの各地からも届いています。
23日には、東京に移り住んでからの八雲が毎年のように夏休みを過ごした静岡県焼津市で、「平成23年度八雲忌講演会」(焼津小泉八雲記念館)が開かれました。東日本大震災の被災地・宮城県で、八雲が幕末の津波災害の実話を元に書いた「生神様(A Living God)」を原作とする紙芝居DVD『稲むらの火』を、県内の小中学校などに配布する活動を震災前から行ってきた「みちのく八雲会」主宰の門間光紀さんが、「語り継ぐ『稲むらの火』ー東日本大震災から学ぶ」と題して講演しました。また、講演会を主催した小泉八雲顕彰会から、紙芝居DVD『稲むらの火』2枚が、焼津市教育委員会に寄贈されました。
→活動報告72(げんき宮城通信)
→「稲むらの火」で津波教育を 焼津市教委にDVD(静岡新聞)
昨日25日には熊本でも、熊本八雲会が主催する「ハーン来熊120年記念特別講演会」(熊本市立図書館)のテーマに、今回の震災、津波災害が採られました。防災の専門家らによる講演や「生神様」の朗読により、防災文学として八雲の作品を迫るという企画です。夜は八雲が来熊当初に住んだ家を移築した小泉八雲熊本旧居で、同旧居保存会主催の「怪談」朗読会もありました。
→ハーン来熊120年記念特別講演会と八雲の「怪談」朗読会のお知らせ
八雲にちなむさまざまな催しの余韻にひたりながら、命日当日の今日も、どうか八雲とその業績について思いをめぐらせて下さい。
タグ: みちのく八雲会, ヘルンをたたえる青少年スピーチコンテスト, 俳句, 八雲会, 八雲忌, 小泉八雲熊本旧居, 小泉八雲顕彰会, 新聞記事, 東北関東大震災, 松江, 松江水燈路, 津波, 焼津, 焼津小泉八雲記念館, 熊本, 熊本八雲会, 熊本市立図書館, 生神様, 稲むらの火, 門間光紀