基本情報
- 日時
- 2014年9月6日(土)14:00-16:00
- 会場
- 朝日カルチャーセンター 川西教室(兵庫県川西市栄町25-1 アステ川西3F)
- 講師
- 小泉凡(島根県立大学短期大学部教授)
- 料金
- 朝日カルチャーセンター会員3,456円、一般3,672円
- 問い合わせ先
- 朝日カルチャーセンター 川西教室 電話:072-755-2381
内容
ギリシャに生まれ、アイルランドで多感な幼少期を過ごしたラフカディオ・ハーン(小泉八雲1850〜1904)は、アメリカでさまざまな職業に就いた後、記者として明治23年に来日しました。英語教師として赴任した松江の風土や人情に魅了され、代表作『知られぬ日本の面影』では、現代に生きる私たちが失ってしまった心性や美意識を繊細に描写しました。彼が「発見」した怪談「耳なし芳一」や「雪女」は今日まで広く読み継がれていますが、幼少期にふれたアイルランドの妖精伝説や神話への関心が色濃く影響しているといわれています。また、1896年に発生した明治三陸大津波に衝撃を受けたハーンは「生き神様」を執筆しました。そこには大津波を予知し、村人に知らせるために自らの稲穂を燃やした幕末の実話が描かれ、”tsunami”ということばが世界に紹介されるきっかけを生みました。民俗学や文学だけではなく、ジャーナリストとしての観察力と洞察力で、当時の日本を広く世界に発信したハーンは、日本に何を求め、何をみつけたのでしょうか。西洋化する日本は、彼の眼にどのようにうつったのでしょうか。講師は、ハーンのひ孫で、民俗学を専門とする小泉凡・島根県立大学短期大学部教授。さまざまな文化や価値観との共生が求められる現代、ハーンの異文化へのまなざしを考えます。
(朝日カルチャーセンター 川西教室のホームページより)
その他の情報
- 主催
- 朝日カルチャーセンター 川西教室
- 詳しい情報
- http://www.asahiculture.com/LES/detail.asp?CNO=249595&userflg=0