会誌『へるん』

ホーム » 会誌『へるん』 » へるん 第41号

へるん 第41号

八雲会(編)

内容

表紙:小泉清筆「ヘルン像」(玉若酢神社所蔵)
口絵:新しいハーン記念碑(浜村/八橋)  小泉凡

Ⅰ ヘルンの文学

ハーンの位置—日本、米英、そしてフランスにおける  平川祐弘
ハーンとチェンバレン—日本解釈の思想と方法—  池野誠
「江の島行脚」を読む—ハーンが見た江の島  冨塚博之
「赤い婚礼」についての一考  伊野家伸一
異界との繋がりを求めて  光畑隆行
「青柳物語」—チェンバレンおよび原話との対比において—  前田禮子
ハーンのキプリング崇拝の理由  栗原勝
ハーンが見たシンシナティのドイツ系移民  大澤隆幸
「ハーンと手」  松村有美
ハーンの霊媒師に関する記事を手がかりに(その2)  森新子
ハーンのフランス留学とその周辺(下)—伝記空白一年余の推察—  西野影四郎
「ヘルンさん言葉」と「簡約日本語」  金沢朱美
日本語学習者ハーンとヘルン言葉  小島勇

Ⅱ 随想ハーン

ハーンの死を思う—没後百年の日本から  横山孝一
ハーンの没後百年に想う  田中欣二
ハーンの見た夢  右近克枝
小泉八雲の魅力  船木満洲夫
第七回八雲忌俳句会  日野雅之
短歌 堀川遊覧船にて  秀川尚子

Ⅲ ヘルンゆかりの地・ゆかりの人々

『西田千太郎日記』刊行のころ—二〇〇三年七月六日総会で—  池橋達雄
新発見の稲垣巖書簡について—億岐一家宛—  日野雅之
へるんの常宿“いなばや”に残る小泉清の絵  風呂鞏
ハーンと〈シャンドンの鐘〉  瀬尾登喜子
ハーン家について思うこと  小村志保
「雨森信成と児島湾干拓事業」—貧窮士族救済活動への没入—  熊取正光
ハーンを巡る架橋者達—白山谷喜太郎とガスタヴ・エクスタイン博士—  田中欣二
ハーン・クレオール料理法(1)〈La Cuisine Créoleから〉  松村有美

Ⅳ 未刊行資料・埋もれた資料(十七)

「蝶」に使用された資料  松村恒
ハーンのフランス留学  中田賢次
新聞名は『アイテム』でいいのか  關田かをる
「バレット文庫」草稿三種(1)  中田賢次

Ⅴ 講演・研究会の報告

日本英文学会・中国四国支部第五十六回大会について  風呂鞏
へるん短信  小泉凡
YOUNG HEARNの著者 O・W・フロスト博士からの三通の手紙  西村六郎

《書評》

O・W・フロスト著 西村六郎訳『若き日のラフカディオ・ハーン』  田村のり子
中田賢次『小泉八雲論考』  松村恒
銭本健二先生年譜(2)—略歴と業績—

《開催予告》

小泉八雲(Lafcadio Hearn)没後百年記念国際シンポジウム「世界の中のラフカディオ・ハーン」

《へるん雑話》

松林伯円の読み/ハーンとクレオール料理と諺/果心居士と絵解き  松村恒
「貝を拾う人」は“cockle‐gatherer”/『玉川医師会五十周年記念誌』  風呂鞏

〈小泉八雲記念館〉再発見 逸品シリーズ(6)  小泉凡
事務局だより  白築和夫
編集後記

カット:小泉想