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へるん百話—小泉八雲先生こぼれ話集

梶谷泰之(著)

内容

まえがき

「へるん百話」
  1. モズク
  2. ワレット豆と結婚
  3. そば
  4. 酒と餅と女(一)
  5. 酒と餅と女(二)
  6. 嵩山は望夫山
  7. 小豆磨ぎ橋
  8. 煙のにおい
  9. 米つきの音
  10. 昼寝
  11. 石碑(一)
  12. 石碑(二)
  13. 漬け物
  14. 「君と別れて」
  15. 迫害事件
  16. ピチャビチャとお勝
  17. ブランデー
  18. 一日のブランク
  19. 甘いもの(一)
  20. 甘いもの(二)
  21. 精養軒の洋食
  22. 前借
  23. 教育勅語
  24. 陰陽越え
  25. 月俸三百五十円
  26. 名月の宴
  27. 防がれた?急死
  28. アアアアア………
  29. 大社昇殿
  30. ラフカディ・ハーン大学
  31. 皇太子さまの爆笑 
  32. ヘルンとクラークの孫
  33. 妃殿下と鶯
  34. 怨念
  35. 出雲節
  36. 家紋
  37. 樹木(一)山桜
  38. 樹木(二)連理の玉椿
  39. 樹木(三)てがしわ
  40. 誕生祝
  41. 年賀状
  42. 龍蛇さん
  43. ソーランエンヤ
  44. 養神保寿の碑
  45. 狐の塚入り
  46. 月照寺の今昔
  47. 取材のマナー
  48. 知られぬ足跡(一)
  49. 知られぬ足跡(二)
  50. 知られぬ足跡(三)
  51. 知られぬ足跡(四)
  52. お正月(一)
  53. お正月(二)
  54. お正月(三)
  55. 豪雪の賜り物
  56. 鹿
  57. スルメ
  58. 七不思議
  59. 節分
  60. 裸まいり
  61. 米つき
  62. 米騒動
  63. 名妓舞
  64. 知事令嬢
  65. ツグミのみそ潰
  66. 人力車(一)
  67. 人力車(二)
  68. 人力車(三)
  69. やぶの天王さん
  70. 旅館曳野
  71. 船長と勲三等
  72. ホーランエンヤ
  73. 怒った手紙
  74. アイルランド
  75. ウッブルイ
  76. 横木富三郎(一)
  77. 横木富三郎(二)
  78. 蛙とびこむ
  79. 学校給食
  80. 博覧会
  81. 大津事件(一)
  82. 大津事件(二)
  83. 畠山勇子(一)
  84. 畠山勇子(二)
  85. 午前八時に出発
  86. モラエス(一)
  87. モラエス(二)
  88. モラエス(三)
  89. 想像力(一)
  90. 想像力(二)
  91. 匂い(一)
  92. 匂い(二)
  93. 匂い(三)
  94. フロレンツ
  95. ひるね(一)
  96. ひるね(二)
 「続へるん百話」
  1. 聖書
  2. 忘れ物
  3. 水の縁
  4. ヘルンの横顔
  5. 嫌いなこと(一)
  6. 嫌いなこと(二)
  7. 嫌いなこと(三)
  8. 「ピッキ」とは
  9. 帰化手続き
  10. ゴンポ・ゼーブス
  11. 富士登山
  12. 巌のこと
  13. 学生の訪問
  14. 羽根つきと手毬歌
  15. 年賀状
  16. 熊本の正月
  17. 散歩と鉄アレイ
  18. 弓と水泳
  19. 大谷のこと(一)
  20. 大谷のこと(二)
  21. 大谷のこと(三)
  22. タットル教師(一)
  23. タットル教師(二)
  24. タットル教師(三)
  25. ひな人形(一)
  26. ひな人形(二)
  27. ギリシヤの発音
  28. 記者の目(一)
  29. 記者の目(二)
  30. 記者の目(三)
  31. 記者の目
  32. おもちゃ
  33. 巡礼(一)
  34. 巡礼(二)
  35. 作品の日付
  36. 力士(一)
  37. 力士(二)
  38. 力士(三)
  39. 北高の肖像写真
  40. コマイつり
  41. マクドナルド本
  42. パリの神学校
  43. ジャパン谷地変
  44. 日本着の日時
  45. 汽船アビシニア号
  46. 新古美術品展(一)
  47. 新古美術品展(二)
  48. 新古美術品展(三)
  49. 青と黒
  50. お別れ訪問(一)
  51. お別れ訪問(二)
  52. 貴船神社
  53. 温泉
  54. 白子地蔵
  55. 玉造温泉(一)
  56. 玉造温泉(二)
  57. 勲章の英訳
  58. 事件記者
  59. ツツガムシ病(一)
  60. ツツガムシ病(二)
  61. ツツガムシ病(三)
  62. ワレット豆
  63. ララ電
  64. 矢田デン女(一)
  65. 矢田デン女(二)
  66. セツとデン
  67. 泥棒事件
  68. 就職口(一)
  69. 就職口(二)
  70. 水難事故
  71. 警官(一)
  72. 警官(二)
  73. 頭取生之松菊介
  74. アピッニア号(一)
  75. アピッニア号(二)
  76. 絶筆の前後
  77. 富士の山
  78. 法華経
  79. ロンドンブリッジ
  80. 桂月とヘルン(一)
  81. 桂月とヘルン(二)
  82. 師弟愛
  83. 酒の爛
  84. 最後の訪問(一)
  85. 最後の訪問(二)
  86. 万歳帽子
  87. 清水寺の秘宝
  88. 日本刀
  89. ディクテーション
  90. 書体
  91. 万年筆
  92. 四十曲り峠
  93. 真名井神社
  94. 牧心斎
  95. 漱石の場合(一)
  96. 漱石の場合(二)
  97. 漱石から(一)
  98. 漱石から(二)
  99. 漱石から(三)
索引
  • 「へるん百話」(アルファベット順、項目別)
  • 「続へるん百話」(アルファベット順)
付録
  • 話題関連英文(原作)抜粋

レビュー

「毎日新聞」島根版毎週2回(1984.7〜1986.11)にわって連載した「小泉八雲先生こぼれ話集」。 読み物コラムとして好評だったものをジャンヌ別に分類してリプリント編集した。ヘルン先生の逸話やおもしろ話や意外な話など満載。文豪の話題に尽きない宝庫。小泉八雲という作家を知るための絶好の書となる。人前で話をするとき、緊張をほぐす前口上として、ここにある逸話を披露すれば、間違いなく相手を引き込むこと請け合い。巻末には、それぞれの話題に関連した英文抜粋が引用してあり、向学心のある英学徒や好学の士には格好のハーン入門書ともなろう。