常松正雄(訳)、村松真吾(編)
響き合う魂の信頼の書
ハーンと西田が取り交した書簡は、本当の人間の信頼とは何かを考えさせ、言外の余白にまで思いを馳せずにはいられない書。
「弟」とよぶ西田千太郎への心情が文面に溢れている。
ハーンと西田を知るための待望の書簡集。
松江中学での同僚時代(1891)から西田の早世(1897)まで
6年間に交わした書簡150通を収録
(ハーン→西田宛128通、西田→ハーン宛22通)
ハーンと西田千太郎との関係については、世間一般では、ハーンが松江に着いた日から一年余りの滞在中に、西田がよくハーンの面倒を見たと言われているのであるが、ここに収めた一五〇通の手紙を読むと、二人はお互いに相手に対して尋常ならざる思い遣りの心をもって接していることが分かるであろう。また、ハーンがいかに家族思いであったか、日本人として帰化することに対して、本人がどのような思いを持っていたか等々、ハーンのさまざまな場面での心の動きや、西田がどのような思いでハーンに対していたかがよく分かる。これらすべての書簡を読んだ後で感じることは、この二人が相手をとことんまで信じきって、敬意を払いながら、並々ならぬ親切を与え合っている姿が浮かび、改めて両者に対して感服の念を禁じえない。
(「訳者のことば」より)
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