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小泉凡さん、曽祖父・小泉八雲の新婚旅行地を訪ねる鉄道旅:『旅と鉄道』2012年11月号

雑誌『旅と鉄道』2012年11月号(朝日新聞出版)の第2特集「神話と伝説が息づく山陰列車旅」で、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)とセツ夫人の新婚旅行地を、八雲の曾孫・小泉凡さん(島根県立大学短期大学部教授、八雲会名誉顧問)が訪問、松江と出雲を結ぶ一畑電車と、JR山陰本線で旅しています。

八雲とセツが出雲大社、ついで鳥取県を訪れたのは、この地方に鉄道が開通していなかった1891(明治24)年。曽祖父の夏休みを利用した長旅の跡を、凡さんは1泊2日の鉄道旅。八雲が生涯に3度訪れた出雲大社、作品「盆踊り(Bon-Odori)」にも登場する「いさい踊り」に出会った妙元寺、ケルトの子守唄を歌う出雲の女の夢を見たという浜村温泉などを巡っています。

『旅と鉄道』という誌名にふさわしく、凡さんの思い出に残る一畑電車の車輌、旧大社線の大社駅(島根県出雲市)や旧倉吉線(鳥取県倉吉市)といった廃線跡も登場。鉄道ファンでもある凡さんにとって楽しい道中だったのではないでしょうか。

第2特集では、漫画家・水木しげるさんの故郷・鳥取県境港市と米子市を結んで妖怪列車が走る境線をはじめ、島根・鳥取両県のローカル線も紹介され、さらに連載企画には、鳥取県の若桜鉄道や、車輌基地を一望できる米子のホテルが登場。山陰の鉄道旅に誘う1冊です。

旅と鉄道 2012年 11月号 [雑誌]
朝日新聞出版 (2012-09-21)

「松江ゴーストツアー」のホームページが公開されました

松江ゴーストツアーのホームページの画面

松江市内にある小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の怪談ゆかりの地を、夜に歩いて巡る「松江ゴーストツアー」のホームページが開設されました。

松江ゴーストツアー:闇夜……小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)が再話した「怪談」ゆかりの地を訪ねて

ホームページでは、従来配布されているチラシのイメージの流れを汲みながら、怪談ゆかりの地や、八雲と松江のかかわりについて、チラシよりも詳しく紹介されています。

また、Googleマップで作られたコース地図とGoogleカレンダーによる出発日カレンダーも用意されていますので、いろいろなホームページやブログに貼り付けたりすることもできます。八雲会のイベント紹介のページにも貼り付けてみました。

ホームページのデザインを担当したのは、グラフィックデザイナーでもある八雲会の石川陽春理事です。ツアーのチラシも石川理事がデザインしています。

さて、本年の八雲会ホームページの更新は、これが最後の予定です。八雲が生まれて160年、八雲が日本そして松江に来て120年を迎えた2010年、サミット「ハーンの神在月」造形美術展「オープン・マインド・オブ・ラフカディオ・ハーン」といった記念事業を中心に、たくさんの方々にお世話になりました。この場を借りて改めてお礼を申し上げます。

みなさま、よいお年をお迎えください。