投稿:2014年09月05日(金)
蚊を媒介して感染するデング熱。69年ぶりに日本国内での感染が確認され、気がかりなことですが、『産経新聞』はコラム「産経抄」で、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)と蚊とのかかわりを交えて、デング熱を取り上げました。
【産経抄】人類最大の敵 9月3日
1904年に刊行されたハーンの著書『怪談(Kwaidan)』には、「耳なし芳一のはなし」や「雪女」などの怪談作品のほかに、「虫の研究(Insect-Stidies)」と題して、「蝶(Butteflies)」「蚊(Mosquitoes)」「蟻(Ants)」の3章が収められています。
ヘルン文庫のある富山大学附属図書館のLiLiKaさんの解説もあわせてどうぞ。
Lafcadio Hearn=小泉八雲は,その作品"Kwaidan"の中の"Mosquitoes"でStegomyia fasciataを取り上げています。これは今話題のデング熱を媒介する蚊のようです。「産経抄」でも取り上げています。
http://t.co/oxt4ujlfJO
— 富山大学附属図書館のLiLiKaです。 (@lilika_toyama) 2014, 9月 4
Lafcadio Hearn=小泉八雲が"Kwaidan"で取り上げた蚊Stegomyia fasciataについて
平川先生の翻訳書の註では「おそらくハーンの観察の誤りで,明治の東京にはいなかった種類の蚊ではあるまいか」とあります。
http://t.co/Tj2dBNcnQ9
— 富山大学附属図書館のLiLiKaです。 (@lilika_toyama) 2014, 9月 4