投稿:2016年04月21日(木)
熊本地震発生から1週間が経ちました。亡くなられた方の御冥福をお祈りしますとともに、被災された皆様には心からお見舞い申し上げます。
ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)が松江から移り住んだ地・熊本には、ハーンが暮らした住居や、教壇に立った赤レンガの校舎が保存され、「九州の学生とともに(With Kyushu Students)」「停車場にて(At a Railway Station)」などゆかりの作品も数々あり、熊本八雲会、小泉八雲熊本旧居保存会、熊本アイルランド協会、熊本大学小泉八雲研究会など、私たちのお仲間も大勢いらっしゃいます。
幸いにしてご縁のある方々からは、ご無事とのお知らせが直接あるいは人づてにも相次いで届き、胸をなでおろしました。一方で、小泉八雲熊本旧居や熊本大学五高記念館が被災したとの情報も伝わってきており、何かお力になれないだろうかとの話がここ松江でも出ているところです。
全国紙の島根版での地震報道には、松江在住のハーンの曾孫・小泉凡さんが登場しました。
八雲に関する著書がある同市の研究仲間、西川盛雄さんと連絡が取れ、「室内はめちゃくちゃだが、自分も家も無事」と聞いた。凡さんは「何か必要なものがありましたら、おっしゃってください」と告げた。
……
凡さんは「日本人が外来文化を受け入れやすいのは、自然災害が多く、変化に柔軟だからではないか」と指摘した八雲のエッセーを引き合いに出し、「日本中、いつどこで災害が起きるか分からないことを再認識した。今は、これ以上被害が拡大しないことを願っている」と話した。
島根)県内でも出雲などで震度2 県や県警が会議:朝日新聞デジタル
熊本は、松江から移り住んだ小泉八雲ゆかりの地でもある。
ひ孫で県立大学短期大学部教授の小泉凡さん(54)のところに、八雲の熊本旧居の外壁にひび割れが入ったと連絡があった。
凡さんは、被害を受けた熊本城の様子をテレビで見て、同じ城下町の住民としてショックを受けたという。「心のこもった手紙を送るなど、精神的な支援をしていきたい」
松江の小泉八雲旧居には、熊本旧居支援のために義援金箱が設置されました。松江の旧居にお出かけの際は、ご協力いただければ幸いです。私たちからもお願い申し上げます。
タグ: 五高記念館, 地震, 小泉八雲旧居, 小泉八雲熊本旧居, 小泉八雲記念館, 小泉凡, 山陰日本アイルランド協会, 新聞記事, 朝日新聞, 松江, 熊本, 熊本アイルランド協会, 熊本大学, 第五高等中学校, 西川盛雄, 読売新聞
投稿:2015年10月09日(金)
ダブリン・リトル・ミュージアム(アイルランド・ダブリン市)で10月7日(水)に始まった展覧会「帰郷—オープン・マインド・オブ・パトリック・ラフカディオ・ハーン」(2016年1月3日まで)について、こちら山陰地方の地元紙『山陰中央新報』でも報道されています。
タグ: アイリッシュ・ネットワーク・ジャパン, アイルランド, オープン・マインド・オブ・ラフカディオ・ハーン, ダブリン, ダブリン・リトル・ミュージアム, 共同通信, 小泉八雲記念館, 小泉凡, 山陰中央新報, 山陰日本アイルランド協会, 新聞記事
投稿:2015年10月08日(木)
※本記事は、山陰日本アイルランド協会のサイトより転載しました。
ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の生涯を紹介する展覧会「帰郷—オープン・マインド・オブ・パトリック・ラフカディオ・ハーン」がダブリン・リトル・ミュージアム(アイルランド・ダブリン市)で始まりました(2016年1月3日まで)。現地時間の7日(水)にはオープニング・セレモニーが開催され、日本からの訪問団も出席しました。
【10/10追記】SNSから貼り付けたコンテンツは特設サイトに一元化しました。下記リンク先にてご覧ください。
ダブリン・リトル・ミュージアムの展覧会のオープニング・セレモニー | オープン・マインド・オブ・パトリック・ラフカディオ・ハーン—帰郷
共同通信の記事になりました。掲載メディアによって文章の長短や掲載写真が異なりますので、比べてご覧ください。
アイルランドで小泉八雲展 故郷で初、認知度向上に期待 – 47NEWS(よんななニュース)アイルランドで小泉八雲展 故郷で初、直筆原稿など公開
展示の開始式典に出席したひ孫の小泉凡氏(54)=島根県立大短期大学部教授=は電話取材に「(現地では)まだ作家としてきちんと認められていないが、この機会に少しでも多くの方に知ってもらえれば」と期待を込めた。
……
サイモン・オコナー学芸員(40)は「来館者が、その途方もない生涯に触れるだけでなく、多彩で素晴らしい著作を読んだり聴いたりできるよう工夫した」と説明した。松江市の小泉八雲記念館が所蔵する机やペン、直筆原稿、虫眼鏡など約15点が持ち込まれた。地元紙は、八雲がアイルランドを離れてから約150年ぶりに「ダブリンで正式に認知される」と紹介した。
(日本経済新聞のサイトより)
アイルランドで小泉八雲展 故郷で初、認知度向上に期待 – 47NEWS(よんななニュース)
‘고이즈미 야쿠모展’ 고향 아일랜드서 열려…사후 111주년
[附記]セレモニーに先立つ同日午後、訪問団の一行はマイケル・D・ヒギンズ大統領を表敬訪問しました。
山陰日本アイルランド協会の訪問団が大統領を表敬訪問 | オープン・マインド・オブ・パトリック・ラフカディオ・ハーン—帰郷
タグ: アイリッシュ・ネットワーク・ジャパン, サイモン・オコナー, ダブリン, ダブリン・リトル・ミュージアム, 佐野史郎, 共同通信, 小泉凡, 展覧会, 山本恭司, 山陰中央新報, 山陰日本アイルランド協会, 新聞記事
投稿:2015年10月07日(水)
※本記事は、山陰日本アイルランド協会のサイトより転載しました。
アイルランドで開催される「オープン・マインド・オブ・パトリック・ラフカディオ・ハーン—帰郷」に参加する日本からの訪問団が、無事アイルランドに到着しました。
【10/10追記】SNSから貼り付けたコンテンツは特設サイトに一元化しました。下記リンク先にてご覧ください。
現地時間の7日(水)14:30には、マイケル・D・ヒギンズ大統領を表敬訪問する予定です。
President | Diary | president Receives Representatives Of The Sanin Japan Ireland Association
開催を前に、現地紙アイリッシュ・タイムズには、ジョン・モーランさんによるハーンの記事。モーランさんは8日(木)にダブリン・リトル・ミュージアムで開催されるレクチャーと音楽「ラフカディオ・アット・ホーム」の講師を務めるほか、ダブリンのハーンゆかりの地のツアーでも案内役を務めます。
Coming home – An Irishman’s Diary on Lafcadio Hearn and Dublin
「オープン・マインド・オブ・パトリック・ラフカディオ・ハーン—帰郷」の詳しい情報と最新の話題は、下記の特設サイトとFacebookページでチェックしてくださいね。
タグ: アイリッシュ・タイムズ, アイリッシュ・ネットワーク・ジャパン, オープン・マインド・オブ・ラフカディオ・ハーン, ジョン・モーラン, ダブリン, マイケル・D・ヒギンズ, 佐野史郎, 大統領, 小泉凡, 山本恭司, 山陰日本アイルランド協会, 新聞記事
投稿:2015年08月29日(土)
中の人の体調不良で、ひと月近く八雲会ブログをお休みしました。まだ本格復帰という感じではありませんが、かねてご紹介してきました舞台「日本の面影」が、いよいよ明日8月30日(日)に島根県民会館(松江市)で公演を迎えますので、そのまとめを簡単にしておきます。
山田太一さんがラフカディオ・ハーン(小泉八雲)来日後の人生を描いた戯曲を、作品の主な舞台地である松江で、地元のスタッフとキャストで上演しようという今回の取り組み。まずはおさらいを兼ねて、先月行われた制作報告会に関するまとめを改めてどうぞ ↓
8/30松江で上演…地元キャスト・スタッフによる山田太一作の舞台「日本の面影」制作報告会 | 八雲会 | The Hearn Society:小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の研究・顕彰
公演の公式サイトには、5人のスタッフ・キャストのインタビューが先ごろ連載されました(演出の西菜々重さん、ハーン役の森山らきあさん、セツ役と作曲の影山さゆりさん、音響効果の吉田孝史さん、衣装の福間美見子さん)。今回の舞台を担う人々とその制作プロセスがわかります。上演前に一読して、ここで語られているプランがどのように具現化しているか確認するのも、観劇の楽しみ方のひとつではないかと思います。
公演を前に、地元メディアの報道も相次ぎました。ネット上で読めるものはこちら。
山陰中央新報 – 八雲の半生描いた舞台「日本の面影」 本番前に稽古に熱
島根)小泉八雲の半生を舞台で 30日に「日本の面影」:朝日新聞デジタル
↓ そうそう、ハーンが松江の土を踏んだのは1890(明治23)年8月30日なのでした。会場から近い松江大橋のそばにあった港に汽船で到着したのです。
島根県民会館では、稽古場の写真を展示中。会館西側(松江城側)と、ホールに近い南側の両出入口をつなぐ通路にあります。
島根県民会館プロムナードギャラリーにて日本の面影 稽古場写真の展示をしますお通りの際はぜひご覧ください!
Posted by 舞台 日本の面影 2015 on 2015年8月27日
本公演オリジナルの音が詰まったサウンドトラック、会場限定で販売だそうです。これも楽しみですね。
舞台 日本の面影準備が着々と進んでおります。当日は、影山さゆりさんが作曲した劇中で流れる曲や、虫の声たちが詰まった、オリジナルサウンドトラックを会場限定で販売します!数には限りがあります!!ぜひ、お買い求めください!
Posted by 舞台 日本の面影 2015 on 2015年8月27日
最後はプロモーション映像で、公演への期待を高めて…。
タグ: 吉田孝史, 山田太一, 山陰中央新報, 島根県民会館, 影山さゆり, 新聞記事, 日本の面影, 朝日新聞, 松江, 森山らきあ, 演劇, 知られぬ日本の面影, 福間美見子, 舞台, 衣装, 西菜々重, 読売新聞, 音, 音楽
投稿:2015年07月26日(日)
新宿歴史博物館(東京都新宿区)で、新宿区と熊本県による協働企画展「熊本と新宿をつなぐ作家 漱石・八雲」が7月19日(日)に始まりました。
新宿ゆかりの作家、夏目漱石と小泉八雲。
時期は異なりますが熊本で数年を過ごし、新宿でその生涯を終えました。
二人とも旧制第五高等学校(現・熊本大学)で教鞭をとり、熊本で家庭を持ち、そこで初めての子どもを授かっています。
二人が人生の重要な時期を過ごした熊本時代に焦点を当て、円熟した新宿時代の原点を探ります。
(新宿歴史博物館のホームページより)
7月4日(土)に開催した八雲会創立100年記念講演会・シンポジウム「八雲の記憶、百年の継承。」に東京からご参加の会員さんのおみやげがこれでした。漱石といえば猫、ハーンのニックネームにちなむカラス、そして今や熊本県の顔であるくまモンが一堂に会した、かわいらしい広告です。
たぶん楽しいやつ pic.twitter.com/qe6jgd03Ol
— 汝是可畏之神。 (@hmkrlml) 2015, 7月 24
これ見ているだけで楽しそうですよね。
この投稿の続きを読む »
タグ: くまモン, 八雲会100年, 半藤一利, 夏目漱石, 怪談, 新宿, 新宿歴史博物館, 新聞記事, 東京, 池田雅之, 清和文楽, 熊本, 西日本新聞, 豊竹嶋太夫, 雪女
投稿:2015年07月22日(水)
昨日、日本の面影の制作報告会を開かせて頂きました。
八雲の曾孫の小泉凡さんや記者さんに舞台の1シーンをご覧頂きました。大変緊張しましたが貴重な機会になりました。
凡先生、記者さん、お忙しい中、誠に有難うございました。 pic.twitter.com/qxeSVXdSHx
— 舞台「日本の面影」2015 (@omokage_shimane) 2015, 7月 21
NHK Eテレ『100分de名著』で4週にわたって放送されたラフカディオ・ハーン(小泉八雲)『日本の面影(Glimpses of Unfamiliar Japan)』の特集は、いよいよ今夜22:00が最終回ですが、NHKで『日本の面影』といえば、日本時代のハーンに焦点を描き、1984年にテレビドラマとして放送された山田太一さんの同題の作品を連想する人も多いはず。山田さんの作品はのちに舞台化され、ハーン没後110年にあたった昨年2014年には、草刈正雄さん、紺野美沙子さんがハーンとセツの夫妻を演じた舞台が全国各地を巡演、島根県内では隠岐の島町と松江市で上演されたのは記憶に新しいところです。
あれから1年、松江市では地元の人々がキャスト、スタッフとなって、山田さんの『日本の面影』を上演する準備が進んでいます。7月20日(月)には、小泉八雲旧居に近い茶室、松平不昧ゆかりの明々庵のとなりにある赤山茶道会館で、制作報告会がありました。ハーンの曾孫・小泉凡さんの姿も。
Posted by 舞台 日本の面影 2015 on 2015年7月21日
地元紙の報道。
山陰中央新報:八雲半生描く「日本の面影」 8月の舞台へ意気込み ※「島根県内の演劇関係者らが8月30日に松江市殿町の県民会館で上演…制作報告会が20日、同市内であり、出演者ら約10人が本番に向けて意気込みを語った」
Posted by 八雲会 on 2015年7月21日
島根日日新聞:ハーンの半生を舞台化、「日本の面影」8月公演へ ※「キャスト、スタッフも県内で」 ※8/30、島根県民会館(松江市)。
Posted by 八雲会 on 2015年7月21日
こちらは制作発表会の記事につづいて同公演のFacebookページに掲載された、音響スタッフのお仕事ぶり。松江の朝の音を描写し、虫の音を愛したハーンに似つかわしい取り組みが行われているようです。
日本の面影 音響チームは吉田孝史、福島直紀、絹川修平、吉野奏絵の4人で効果音の作成と音響オペレートを担当しています。ハーンと松江を強く結びつけたもののひとつに、外から聞こえて来る『音』がありました。ハーンは最期まで日本の風情を耳で感じ取り…
Posted by 舞台 日本の面影 2015 on 2015年7月21日
公演は8月30日(日)、松江城のそばの島根県民会館で。くわしくは公演ホームページをご覧ください。
タグ: 100分de名著, NHK, テレビドラマ, 山田太一, 山陰中央新報, 島根日日新聞, 島根県民会館, 戯曲, 新聞記事, 日本の面影, 明々庵, 松江, 演劇, 知られぬ日本の面影, 舞台, 赤山茶道会館, 音
投稿:2015年07月19日(日)
7月4日(土)の八雲会創立100年記念講演会・シンポジウム「八雲の記憶、百年の継承。」から2週間が過ぎました。時間が空きましたが、このイベントの話題をもうしばらく続けます。今回は、来場者のご感想をまとめてみました。
この投稿の続きを読む »
タグ: 八雲会, 八雲会100年, 小泉凡, 新聞記事, 来日100年, 松江, 松江市総合文化センター, 柳田國男, 毎日新聞, 水木しげる, 第一次八雲会, 第二次八雲会, 荒俣宏, 西川盛雄, 高橋節雄
投稿:2015年07月03日(金)
いよいよ明日7/4、八雲会創立100年記念講演会・シンポジウム「八雲の記憶、百年の継承。」を13:00より松江市総合文化センター2階の大会議室で開催します。あらためて、みなさまのご来場お待ち申し上げます。この記事では、ブログ未掲載になっていました明日のイベントに関する情報をまとめてお伝えします。
7/1付『中国新聞』に催しに関する記事が掲載されました。
6/18付『山陰中央新報』には、発足50年を迎えた第二次八雲会の発起人のひとりでもあった池野誠理事(山陰文藝協会会長)が「八雲会創立50周年に寄せて:ハーン研究継続 決意新た」と題し、発足当時を振り返る記事を寄稿しました。
チラシで予告していました会誌『へるん』最新第52号、明日お披露目の予定でしたが、完成が間に合いませんでした。楽しみにしてくださっているみなさまにお詫び申し上げます。後日、会員宛には例年通り郵送しするとともに、八雲会事務局や松江今井書店などでも頒布を実施しますので、どうぞよろしくお願いいたします。その代わり、当日はこれまでの第二次八雲会の出版物にぜひふれていただければと思います。
ご来場のみなさまには、パンフレット(A4変型判、32ページ)と、ささやかな記念品をさしあげます。
パンフレットには、第一次八雲会と第二次八雲会の設立に関する当日の新聞記事や、第一次八雲会の発起人たちの紹介、第二次八雲会の設立趣意書、第二次八雲会の発足当時の様子や1990年の小泉八雲来日120年記念フェスティバルを中心にした思い出の写真、そして第一次八雲会と第二次八雲会を通した年譜「八雲会の歩み」全面改訂版を盛り込みました。これまで会誌『へるん』や「八雲会報」などでもほとんど紹介されなかった資料を多数掲載しています。
記念品は……あとは手にとってみてのお楽しみにということで。
開会前と休憩時間には、パンフレット未掲載分も交えて、第二次八雲会の思い出の写真をスライド上映します。八雲の顕彰や研究に尽くしたなつかしい人々、ちょっと昔の松江、八雲会はこんなこともやっていたのかと知っていただくもよし。どうぞお楽しみください。
八雲会が所蔵する小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)に関するイベントのポスターを展示します。『中国新聞』にも掲載された1950年の生誕100年祭のポスターもお目にかけます。
そして、展示品のポスターのいくつかをデザインしている石川陽春常任理事が、ポスター以外に手がけた八雲関連の作品もあわせて展示します。松江ゴーストツアーや小泉八雲記念館の企画展、現代の松江に八雲が出没するイラストが表紙になっている『どこでもバスブック松江』など、10年分の仕事です。
それでは明日、松江市総合文化センターでお目にかかりましょう。
タグ: デザイン, ポスター, 中国新聞, 八雲会100年, 八雲会誌『へるん』, 山陰中央新報, 新聞記事, 松江, 松江市総合文化センター, 石川陽春, 第一次八雲会, 第二次八雲会, 総会, 記念品
投稿:2015年06月28日(日)
ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)誕生日の前日にあたる6月26日(金)、アイルランドの海辺の町で、ハーンが少年時代にしばしば滞在したトラモアに、ハーンの生涯を庭で表現した小泉八雲庭園(The Lafcadio Hearn Garderns)が開園式を迎えました。式典にはアイルランド駐在の渥美千尋大使、ハーン曾孫の小泉凡さん、祥子さん夫妻も出席しました。
※本記事は、山陰日本アイルランド協会サイトに掲載のものを改稿したものです。
Congratulations to Opening of Lafcadio Hearn Gardens Tramore!6月26日、アイルランドのトラモアに小泉八雲庭園がオープンしました。ガーデンの発案者アグネス・エイルワードさんの…
Posted by Shoko Koizumi on 2015年6月26日
Tramore garden honours Lafcadio Hearn’s boyhood summers
山陰中央新報 – 八雲の足跡たどる庭園 幼少期生活のアイルランドに開園
この投稿の続きを読む »
タグ: RTE, The Irish Times, アイルランド, トラモア, 小泉八雲庭園, 小泉凡, 小泉祥子, 山陰中央新報, 新聞記事, 渥美千尋
投稿:2015年06月24日(水)
ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)が少年時代にしばしば滞在したアイルランドの海辺のまち・トラモアに建設が進められてきた小泉八雲庭園(The Lafcadio Hearn Gardens)が、現地時間の6月26日(金)、ハーンの誕生日前日に開園を迎えます。アイルランド駐在の渥美千尋・日本大使や、ハーン曾孫・小泉凡さん、祥子さん夫妻も記念式典に参列する予定です。
在アイルランド日本大使館のプレスリリース(英文)。開園の経緯や関係者の言葉もまとめられています。
庭園の基本的な情報は庭園の公式サイトで。Facebookページでは工事の進捗が折に触れて伝えられてきました。
The Lafcadio Hearn Gardens – lafcadiohearngardens
現地メディアの記事。
Fabulous Lafcadio Hearn Gardens, Tramore, to open this Friday
こちらはThe Irish Timesより、同紙でハーンの話題といえばこの人、ジョン・モーランさんによる記事。ハーンとアイルランドのかかわりから、小泉八雲庭園、そしてこの秋アイルランド各地で開催される「オープン・マインド・オブ・ラフカディオ・ハーン:帰郷」について。
【6/25記事追加】アイルランドの放送局・RTÉのサイトで公開された動画。15:12ごろから約9分間が庭園の話題です。庭園のみどころ、起工式や工事の模様、関係者のインタビュー。
タグ: The Irish Times, アイルランド, ジョン・モーラン, トラモア, 小泉八雲庭園, 小泉凡, 小泉祥子, 新聞記事, 渥美千尋
投稿:2015年05月19日(火)
『朝日新聞』島根版の連載エッセイ「元気力」に、5月18日付よりラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の曾孫・小泉凡さん(島根県立大学短期大学部教授)が登場。同紙サイトでも読むことができます。第1回は「松江ゴーストツアー」誕生のいきさつについて。
朝日新聞: 1―怪談、大切な観光資源 ※連載「元気力」今回から小泉凡さん「曽祖父ラフカディオ・ハーンのことを、松江でしゃべったり書いたりするのは、何となくおこがましく、七光りを恐れる気持ちも働いて実に微妙な感覚でした」
Posted by 八雲会 on 2015年5月18日
タグ: 小泉凡, 新聞記事, 朝日新聞, 松江ゴーストツアー, 松江ツーリズム研究会
投稿:2015年05月16日(土)
松江城天守閣、国宝指定へ…発表から一夜明けた今日の報道を、ネットから拾ってみました。
『ハフィントンポスト・ジャパン』では、しまねっこのコメントに加えて、昨日の八雲会ブログでもご紹介したラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の作品「神々の国の首都(”The Chied City of the Province of the Gods”)」(『知られぬ日本の面影(日本瞥見記)』 Glimpses of Unfamiliar Japan 所収)からの引用も。
先日掲載された『朝日新聞』の連載「城をゆく 山陰ものがたり」の松江城を取り上げた回。こちらも冒頭はハーンでした。
その『朝日新聞』今朝の記事にはハーン曾孫・小泉凡さん(島根県立大学短期大学部教授)のコメントが。
島根)地元歓喜、観光に期待の声 松江城の国宝「内定」:朝日新聞デジタル
『島根日日新聞』『毎日新聞』のサイトに載ったのは、国宝指定の決め手となった祈祷札に注目した記事。『毎日新聞』には緑と水の豊かな松江城を空撮した写真特集も。
松江城:懸賞金かけ発見…「祈祷札」決め手 天守国宝に – 毎日新聞
今回、天守閣の国宝指定に伴って附(つけたり)指定されることになった祈祷札ほか3点の資料は、松江城そばの松江歴史館で公開予定とのこと。現在は天守閣をのぞむ廊下でパネル展示が行われています。
★祝 ! 松江城天守国宝へ★☆祈祷札などのパネル展示中☆平成27年5月15日に開催された国の文化審議会において、松江城天守を国宝に指定するよう文部科学大臣に対して答申がなされました。今回の国宝指定にあわせて、近年再発見された慶長…
Posted by 松江歴史館 on 2015年5月15日
最後に『山陰中央新報』の1面コラム。天守閣保存に尽くした人物のひとりとして登場する籠手田安定は、ハーンが松江に赴任した当時のし島根県知事で、ハーンの作品「英語教師の日記から(”From the diary of an English Teacher”)」(『知られぬ日本の面影(日本瞥見記)』 Glimpses of Unfamiliar Japan 所収)に登場します。
タグ: ハフィントンポスト・ジャパン, 国宝, 天守閣, 小泉凡, 山陰中央新報, 島根日日新聞, 新聞記事, 朝日新聞, 松江, 松江城, 松江歴史館, 毎日新聞, 知られぬ日本の面影, 神々の国の首都, 英語教師の日記から
投稿:2015年05月06日(水)
映像クリエイター・FROGMANさんと、怪異蒐集家・木原浩勝さんが、松江での取材をもとに作ったアニメ『平成松江怪談』の第2弾「出前」が公開されました。本編のあとには、4月より始まった松江の怪談ツアー「ちどり娘と行く八雲の“Kwaidan散歩”」の紹介も。
アニメのニュースサイト「アニメイトTV」でも取り上げられています。
FROGMAN×木原浩勝『平成松江怪談』第2話が配信開始 – アニメイトTV
こちらは『産経新聞』の記事。
「怪談のふるさと松江」キャンペーンサイトには、“松江の吉田くん”のコメントが。
タグ: FROGMAN, アニメ, アニメイト, 平成松江怪談, 怪談, 怪談のふるさと松江, 新聞記事, 木原浩勝, 松江, 産経新聞, 秘密結社鷹の爪
投稿:2015年05月05日(火)
5月4日(月・祝)に稲むらの火の館(和歌山県広川町)で開催された、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の曾孫・小泉凡さん(島根県立大学短期大学部教授)の講演会「オープン・マインドで生きる:濱口梧陵と小泉八雲をめぐって」の模様について、『産経新聞』が伝えています。
タグ: 仏の畠の落穂, 小泉凡, 広川, 広村, 新聞記事, 津波, 濱口悟陵, 生き神, 産経新聞, 稲むらの火, 稲むらの火の館, 講演会
投稿:2015年05月03日(日)
ギリシャ、日本、アメリカで開催されてきたラフカディオ・ハーン(小泉八雲)顕彰事業「オープン・マインド・オブ・ラフカディオ・ハーン」が、10月に初めてアイルランドで実施されることを、『山陰中央新報』が伝えています。
同紙サイトにはリード文のみ掲載されていますが、紙面には、ダブリン・リトル・ミュージアム(ダブリン市)での「八雲が使った椅子や机のレプリカ、原稿、知人が宛てた手紙など」を展示する展覧会、松江市出身の俳優・佐野史郎さんとギタリスト・山本恭司さんによる「小泉八雲・朗読の夕べ」の新作「稀人(まろうど)」のダブリンほか3都市での上演が、事業計画として挙げられています。
タグ: アイルランド, オープン・マインド・オブ・ラフカディオ・ハーン, ダブリン, ダブリン・リトル・ミュージアム, トラモア, 佐野史郎, 小泉八雲庭園, 小泉凡, 小泉祥子, 展覧会, 山本恭司, 山陰中央新報, 新聞記事, 朗読の夕べ
投稿:2015年04月28日(火)
出雲大社の東隣にある島根県立古代出雲歴史博物館(島根県出雲市)では、企画展「入り海の記憶:知られざる出雲の面影」が5月17日(日)まで開催されています。
宍道湖・中海をはじめとする日本海沿岸地域の入り海と、人々とのかかわりの歴史を紐解く同展。展示解説のパネルには、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)『知られぬ日本の面影(Glimpses of Unfamiliar Japan)』からの引用が添えられるほか、同館所蔵の初版本や、ハーンの紹介を記した観光パンフレットといったハーンに関する資料も展示されています。
同展のポスターについて、文化情報誌『Catch』の記事。
また、宍道湖に浮かぶ嫁ヶ島の写真をポスターの背景に使用していますが、それもあえて青で表現しています。宍道湖といえば、夕日に染まる赤をイメージしがちですが、宍道湖、そして出雲を愛した小泉八雲は、日が昇る前の宍道湖を「神々の国の首都」のなかで次のように讃えています。「はるか湖の縁ふちまで長く伸びている、ほんのり色づいた雲のような長い霞の帯。それはまるで、日本の古い絵巻物から抜け出てきたかのようである」と—。この一節は、夜明け直後の淡い青色を帯びた宍道湖を想像させ、夕景だけではない宍道湖の魅力を語っているように思われます。
会期中は同館のカフェに、日本海や宍道湖の朝日・夕日を連想させる色が特徴の炭酸飲料も登場。また展示室内のグッズ売り場では、『知られぬ日本の面影』初版本の表紙のデザインを用いたトートバッグなどのハーン・グッズも販売しています。
山陰中央新報 – 古代出雲歴史博物館で「入り海の記憶」オリジナルジュース
こんにちは!アテンダントです。本日はショップより、現在開催中の企画展「入り海の記憶 ~知られざる出雲の面影~」(3月27日~5月17日)の関連商品について、ご紹介します!前回の展示図録に続いて紹介するのは、レトロな竹笹のイラストがプリ…
Posted by 島根県立古代出雲歴史博物館 on 2015年4月19日
タグ: Catch, さようなら!, 伯耆, 出雲, 展覧会, 山陰中央新報, 島根県立古代出雲歴史博物館, 新聞記事, 日本海に沿って, 杵築, 松江, 知られぬ日本の面影, 神々の国の首都
投稿:2015年04月26日(日)
ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)「生き神(A Living God)」に登場する庄屋五兵衛のモデル・濱口悟陵の功績を伝える稲むらの火の館(和歌山県広川町)で、ハーンの曾孫・小泉凡さん(島根県立大学短期大学部教授)の講演会「オープン・マインドで生きる:濱口梧陵と小泉八雲をめぐって」が5月4日(月・祝)に開催されることを、『読売新聞』が凡さんのインタビューを交えて伝えています。
講演会の詳細は、同館発行の『やかただより』4月号に掲載されています。
タグ: 仏の畠の落穂, 小泉凡, 広川, 広村, 新聞記事, 津波, 濱口悟陵, 生き神, 稲むらの火, 稲むらの火の館, 読売新聞, 講演会
投稿:2015年04月23日(木)
『山陰中央新報』の購読者へ毎週水曜日に無料配付される『山陰こども新聞』に、平成26年度「小泉八雲をよむ」感想文、作詞・詩(主催:松江市、松江市教育委員会、八雲会)で、感想文小学生の部の優秀賞を受賞した三島杏夏さん(応募時松江市立揖屋小6年/現在同市立東出雲中学校1年)が登場。受賞作を書いた経緯や審査講評、三島さんの人となりが紹介されています。『山陰中央新報』のサイトで記事を読むことができます。
山陰中央新報: 山陰きらりキッズ 「母の愛や努力の大切さ学んだ」 ※「小泉八雲をよむ」感想文小学生の部で優秀賞、三島杏夏さん(応募時、松江市立揖屋小6年)。
Posted by 八雲会 on 2015年4月22日
投稿:2015年04月13日(月)
焼津小泉八雲記念館(静岡県焼津市)で4月11日(土)に始まった第16回小企画展示会「ハーン文学の音と音楽」について、地元紙の『静岡新聞』が報じています。
16歳で左目の視力を失い、右目の視力も微弱だった八雲は視覚を補うように鋭い聴覚を持ち、民俗音楽などを熱心に収集して雑誌などで記事化していた。今回は、ハーンが執筆家としてのキャリアをスタートさせた米国時代から晩年の日本時代までに取材した音や音楽について紹介する資料24点を展示した。
焼津を訪れた際に触れた「焼津町のうた」を書き留めたメモの複製、日本女性の名前の発音を図解した原稿、記事を掲載した雑誌などをそろえている。
同展は7月20日(月)まで開催されます。
投稿:2015年04月09日(木)
※本記事は、山陰日本アイルランド協会ウェブサイトから転載したものです。
4/7は松田美緒ライブ「クレオール・ニッポン:うたの記憶を旅する」に多数のお客様にご来場いただきありがとうございました。
『山陰中央新報』に記事が掲載されました。
山陰中央新報 – 八雲生誕の地 レフカダ島に伝わる歌、松江で披露
松田美緒さんのFacebookページより。
松江公演は満員のお客様と最後は踊って、特別なコンサートとなりました!2部は貴重な小泉凡さんとのトークとレフカダ島、マルティニーク、アイルランドのハーンに関わる歌を聴いていただきました。ご来場のお客様、すべてのスタッフの皆さま、ありがとうございました!夢がかなった夜でした。かなり濃い三日間でしたが、まだツアーはこれから!明日は山口、明後日は下関、だんだん九州へ近づきます。
Posted by Mio Matsuda on 2015年4月8日
『クレオール・ニッポン』の歌を中心に、小泉八雲の曾孫・小泉凡さんとのトーク・タイムには八雲ゆかりのギリシャやマルチニーク、アイルランドの歌も披露。最後の曲、カーボヴェルデの「SAIKO(サイコー)」では満場の手拍子、踊り出すお客さんたちで最…
Posted by Mio Matsuda on 2015年4月8日
主催したどこでもミュージアム研究所の高嶋敏展さんによるアルバム。
松田美緒ライブ「クレオール・ニッポン:うたの記憶を旅する」当日の模様を写真で。
Posted by 山陰日本アイルランド協会 on 2015年4月9日
鳥取県在住のミュージシャン、森田さやかさんのブログより。
タグ: STICビル, どこでもミュージアム研究所, クレオール, 小泉凡, 山陰中央新報, 山陰日本アイルランド協会, 新聞記事, 松江, 松田美緒, 音楽, 高嶋敏展
投稿:2015年04月02日(木)
先日お伝えしましたNPO法人松江ツーリズム研究会が実施する新しいツアー「ちどり娘と行く八雲の“Kwaidan(怪談)”散歩」が4月1日(水)より始まりました。初日の模様を『山陰中央新報』が伝えています。
下記リンク先よりチラシのPDFファイルをダウンロードすることができます。デザインは「松江ゴーストツアー」にひきつづき、石川陽春・八雲会常任理事が担当しています。
タグ: ちどり娘, ツアー, 八雲の“Kwaidan”散歩, 城山稲荷神社, 大雄寺, 小泉八雲旧居, 小泉八雲記念館, 山陰中央新報, 怪談, 新聞記事, 月照寺, 松江ゴーストツアー, 松江城, 清光院, 知られぬ日本の面影, 石川陽春, 神々の国の首都
投稿:2015年03月31日(火)
平成26年度「小泉八雲をよむ」感想文、作詞・詩(主催:松江市、松江市教育委員会、八雲会)の入賞者が以下の通り決定いたしました。入賞者の皆様、おめでとうございます。(敬称略。学校・学年は応募当時のもの)
三島杏夏
松江市立揖屋小学校6年(島根県松江市)
石倉要
松江市立八雲小学校4年(島根県松江市)
池野薫
学習院女子中等科2年(東京都)
藤原沙耶
安来市立広瀬中学校2年(島根県安来市)
澤田幸輝
兵庫県立加古川東高等学校1年(兵庫県)
山本瑛介
兵庫県立加古川東高等学校1年(兵庫県)
長谷川万桜
静岡英和女学院高等学校2年(静岡県)
柴田篤
(広島県広島市)
三浦律子
(東京都昭島市)
矢畑哲也
(鳥取県米子市)
応募総数:48点
3月21日(土)には松江歴史館(島根県松江市)にて表彰式を行いました。下記はその模様を伝える『毎日新聞』の記事です。
毎日新聞: 感想文コンクール:「小泉八雲をよむ」入賞者の表彰式 松江歴史館 ※「松江市立揖屋小6年の三島杏夏さんは…「怪談」や関連書籍を読んで書いた感想文が小学生の部で優秀賞に選ばれた…「八雲のことをたくさんの人に知ってもらい、松江のことを好きになってほしいです」」
Posted by 八雲会 on 2015年3月22日
投稿:2015年03月26日(木)
4月7日(火)松江市市民活動センターSTICビルで開催する松田美緒ライブ「クレオール・ニッポン:うたの記憶を旅する」(後援:八雲会)に関する記事が『山陰中央新報』に掲載されました。
社会学者だった父の影響で幼少時から八雲の著書を愛読。「八雲は異文化体験をしたからこそ、日本文化や日本人の本質を捉えることができた」と今も心のより所になっている。
……世界を巡って物語を再話した八雲の精神に感銘し、11年から小笠原諸島など離島やへき地を訪問。地元に伝わる14曲を収録したアルバムを14年12月に発売した。今年1月には、かねて切望していたレフカダ島を訪ね、現地住民から同島に伝わる歌を教わった。
松江でのコンサートは、八雲のひ孫の小泉凡さん(53)=松江市在住=の仲立ちで実現。レフカダ島の歌を披露するほか、凡さんと対談を行う。凡さんは「八雲と松田さんは価値観を共有している」と本番を心待ちにし、松田さんは「八雲の愛情の深さを歌に込めたい」とする。