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ハーン没後110年の日のつぶやき(3)

ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)没後110年の命日9月26日(金)に出会った記事を集めたシリーズの最終回です。今回はすべて英語またはギリシャ語です。

Λευκάδιος Χερν, 110 χρόνια μετά το θάνατό του, Του Τάσου Οικονόμου | Kathimerini

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ハーン没後110年の日のつぶやき(2)

ハーンの命日の前後、祭壇が設けられた小泉八雲記念館の遺髪塔。

ハーンの命日の前後、祭壇が設けられた小泉八雲記念館の遺髪塔。

9月26日(金)、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)没後110年の命日に出会ったつぶやきのつづきです。前回の記事を公開したあとに集めたものです。


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ハーン没後110年の日のつぶやき(1)

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昨日はラフカディオ・ハーン(小泉八雲)没後110年の命日でした。例によって例のごとしですが、ネットで拾った当日の声をどうぞ。

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9月26日、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)没後110年の命日を迎えました

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ちょうど110年前、1904(明治37)年9月26日。東京・西大久保の自宅でラフカディオ・ハーン(小泉八雲)は亡くなりました。

妻セツによる回想録『思い出の記』には、その日のハーンの様子が綴られています。小泉八雲記念館(島根県松江市)で開催中の企画展「ヘルンと家族」でも取り上げられているエピソードですが、ハーンを偲ぶよすがとして、没後110年の命日にあたり、そのくだりを掲げます。

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26日は八雲忌…ハーンに親しむ9月最後の週末

明日9月26日(金)は、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)没後110年の命日です。ハーンを偲ぶイベントを中心に、今週末の各地のイベントをまとめてご紹介しましょう。

松江

まず、小泉八雲記念館(島根県松江市)では、今日から28日(日)まで、遺髪塔に祭壇を設けて供養を行っています。

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9月26日は小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の命日です:「燈明会」と「幻灯会」

今年も9月26日、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の命日を迎えました。

先日22日(土)の夜、八雲が愛した石狐たちがいる城山稲荷神社に、500本ものろうそくが灯りました。毎年八雲の命日に近い土曜日に催される「へるんさんの燈明会」です。

写真:高嶋敏展

八雲の没後100年に当たる2004年に始まったこの「燈明会」、八雲を偲ぶ松江の行事の中でも新しいものですが、今では松江の秋の風物詩となりました。

今年は、神社にほど近い小泉八雲記念館で開催中の企画展「『知られぬ日本の面影』への旅:高嶋敏展写真展」の関連企画、まちあるきツアー「ぶら!へるん」から生まれた写真サークル「へるん写真部」が、写真撮影に訪れていました。

へるん写真部や、8月に実施された子ども塾「スーパーヘルンさん講座」に参加した小学生たちが、松江の八雲ゆかりの地を撮影した写真を鑑賞する「へるんさんの幻灯会」が、29日(土)の夜に開催されます。場所は、小泉八雲記念館や小泉八雲旧居が立ち並ぶ塩見縄手の「武家屋敷」です。

折しも松江城を囲むこの一帯が行灯の日で照らされる松江水燈路の一夜、ほのかな灯りを追いかけながら、武家屋敷をのぞいてみてください。

※「へるんさんの燈明会」の写真は、「『知られぬ日本の面影』への旅:高嶋敏展写真展」のFacebookページに順次公開されています。あわせてご覧ください。

写真:高嶋敏展

3連休明けて、9月26日は小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の命日です

3連休、いかがお過ごしでしたか? 松江では、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)にちなむ催しが連日開かれた、まさにヘルンさん三昧の毎日でした。

秋の松江では、八雲にちなむ催しが例年多数実施されます。近年は9月後半から約1か月間の休日の夜に、小泉八雲記念館や小泉八雲旧居を含む松江城山周辺の一帯で「松江水燈路」という手作りの行灯による街並みのライトアップが行われ、数々の協賛イベントが繰り広げられています。今年の場合は、小泉八雲記念館など周辺観光施設の開館時間延長、八雲が愛した石狐のいる城山稲荷神社での「へるんさんの燈明会」(9月24日)、ヘルンをたたえる青少年スピーチコンテストに出場した中高生が英語で八雲の怪談を語る「英語で怪談ナイト」(9月25日)などが該当します。

そして何より、秋には小泉八雲の命日が巡ってきます。それが今日、9月26日です。松江では八雲の命日を記念して、中高生が英語による八雲作品の暗唱を競う「ヘルンをたたえる青少年スピーチコンテスト」(9月23日)、次いで秋の季語になった「八雲忌」を冠した伝統の俳句会が、今年は「八雲忌山陰俳句大会」(9月24日)として開催されました。

八雲の命日を記念した催しの話題は、松江以外の八雲ゆかりの各地からも届いています。

23日には、東京に移り住んでからの八雲が毎年のように夏休みを過ごした静岡県焼津市で、「平成23年度八雲忌講演会」(焼津小泉八雲記念館)が開かれました。東日本大震災の被災地・宮城県で、八雲が幕末の津波災害の実話を元に書いた「生神様(A Living God)」を原作とする紙芝居DVD『稲むらの火』を、県内の小中学校などに配布する活動を震災前から行ってきた「みちのく八雲会」主宰の門間光紀さんが、「語り継ぐ『稲むらの火』ー東日本大震災から学ぶ」と題して講演しました。また、講演会を主催した小泉八雲顕彰会から、紙芝居DVD『稲むらの火』2枚が、焼津市教育委員会に寄贈されました。

活動報告72(げんき宮城通信)
「稲むらの火」で津波教育を 焼津市教委にDVD(静岡新聞)

昨日25日には熊本でも、熊本八雲会が主催する「ハーン来熊120年記念特別講演会」(熊本市立図書館)のテーマに、今回の震災、津波災害が採られました。防災の専門家らによる講演や「生神様」の朗読により、防災文学として八雲の作品を迫るという企画です。夜は八雲が来熊当初に住んだ家を移築した小泉八雲熊本旧居で、同旧居保存会主催の「怪談」朗読会もありました。

ハーン来熊120年記念特別講演会と八雲の「怪談」朗読会のお知らせ

八雲にちなむさまざまな催しの余韻にひたりながら、命日当日の今日も、どうか八雲とその業績について思いをめぐらせて下さい。

次の三連休は松江でヘルンさん三昧!

9月23日(金・秋分の日)から25日(日)にかけての3連休、松江では小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)にちなむイベントが多数実施されます。まとめてご紹介します。3連休の松江は“ヘルンさん”とご一緒にお楽しみください。

9月23日(金・秋分の日)

第45回ヘルンをたたえる青少年スピーチコンテスト

11:30-18:00
松江市総合文化センター
詳細情報
小泉八雲の命日(9月26日)のころに毎年開催される、中高生が小泉八雲作品を英語で暗唱するコンテストです。アトラクションは、八雲曾孫・小泉凡さんの講演「小泉八雲と“tsunami”:大震災後のみちのくで」と、松江を拠点に活動する劇団幻影舞台の朗読劇「津波:稲むらの火」。一般の方も無料でご入場いただけますので、お好きな時間帯にお越しください。

9月24日(土)

八雲忌山陰俳句大会

13:30-17:30(受付13:00)
島根県民会館 3階 大会議室
詳細情報
こちらも小泉八雲の命日(9月26日)のころに毎年開催される、八雲をしのぶ俳句会。今年は規模を拡大し、松江のみならず島根・鳥取両県の愛好者に投句を呼びかけました。「八雲忌」の季語を定めた高浜虚子の曾孫・坊城俊樹さんの記念講演も。

へるんさんの燈明会

19:00-21:00
城山稲荷神社
詳細情報
八雲の「狐 (“Kitsune”)」(『知られぬ日本の面影 (Glimpses of Unfamiliar Japan)』)ゆかりの神社で、石狐がロウソクの灯りで照らされる一夜。

9月25日(日)

英語で怪談ナイト

19:00-20:00
武家屋敷
23日の第45回ヘルンをたたえる青少年スピーチコンテストに出演する中高生が、八雲の怪談を英語で語ります。松江水燈路期間中の夜間無料開放につき、入場無料。
詳細情報

開催中

小泉八雲のKWAIDAN展:翻訳本と映画の世界

12月25日(日)まで
小泉八雲記念館
詳細情報

2011松江水燈路の小泉八雲関連イベント

10月16日(日)までの毎週土曜・日曜・祝日
松江城周辺
詳細情報
小泉八雲記念館などの開館時間延長、へるんさんの燈明会(上述)、英語で怪談ナイト(上述)ほか。

9月26日は小泉八雲の命日でした

来月から始まる松江市の小泉八雲来日120年記念事業の準備に追われ、久しくブログの更新が途絶えてしまいました。お許しください。

昨日9月26日は、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の命日でした。1904(明治37)年9月26日午後8時過ぎ、54歳の八雲は東京・大久保の自宅で心臓発作のため亡くなりました。

八雲はこの年の3月から、早稲田大学で英文学を講じていました。結果的に半年余りの短い在職となりましたが、この間に同僚の坪内逍遙(1859-1935)との親交をあたため、八雲は前年刊行した『怪談(Kwaidan)』を献呈し、逍遙は日本の演劇に関する八雲の質問に対して手紙や参考書を贈るなどしています。逍遙が八雲に書き送った日本の演劇を分類した図表は、のちに八雲の長男・一雄によって屏風に表装され、現在、早稲田大学坪内博士記念演劇博物館に収蔵されています。

その早稲田大学では、10月から12月にかけて毎週土曜日の午後、小泉八雲と松江・出雲をテーマとするオープン・カレッジ「神々の国の首都・松江と小泉八雲:『日本の面影』を旅する」が開講されます。200名の定員に対し残席は「キャンセル待ち」とのことで、多くの人びとが八雲に関心を寄せる様子がうかがえます。

神々の国の首都・松江と小泉八雲:『日本の面影』を旅する(早稲田大学エクステンションセンター)

参考:小泉時、小泉凡共編『文学アルバム小泉八雲』恒文社、2008。

命日の遺髪塔

小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の命日の遺髪塔の写真。

小泉八雲記念館の門内にある遺髪塔には祭壇が設けられ、花や果物のお供えがしてありました。

9月26日は小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の命日です

小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)は、1904(明治37)年9月26日午後8時過ぎ、東京・西大久保の自宅で心臓発作のため亡くなりました。享年54。

八雲は亡くなる1週間前にも心臓発作に襲われましたが、その後、勤務地の早稲田大学での講義は通常通り行い、亡くなる当日も、松江・熊本時代の教え子で、満洲に出征していた藤崎八三郎(旧姓・小豆沢)から届いた手紙への返信をしたためていました。八雲の絶筆となった藤崎宛の手紙は、松江の小泉八雲記念館に収蔵されています。

今日26日から明日27日にかけて松江市内で開催される、八雲にちなむイベントは以下の通りです。この週末は八雲をしのびつつ、これらのイベントに足を運ぶのはいかがでしょうか。