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富山大学附属図書館: 6/21は富山八雲会公開セミナー「ハーンの世界に魅せられて」

今年もラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の誕生日6月27日が近づき、各地でハーンに関するイベントが多数開催される時期となりました。八雲会ブログの中の人は、今日から小泉八雲記念館(島根県松江市)で始まった企画展「ラフカディオ・ハーンとアイルランド:記憶のはじまり」や、7月4日の八雲会創立100年記念講演会・シンポジウム「八雲の記憶、百年の継承。」などの準備に追われる日々。広報のためにこまめに更新しなければいけないブログにも手が回らないありさま……

さて明日6月21日(日)は、ハーンの蔵書を収めるヘルン文庫(富山大学附属図書館内)のおひざもと・富山市で、富山八雲会公開セミナー「ハーンの世界に魅せられて」が開催されます。富山八雲会の会員による英語紙芝居 “The Old Woman Who Lost Her Dumpling” (だんごをなくしたおばあさん)、NHK富山放送局アナウンサーによる朗読「耳なし芳一のはなし」、平川祐弘さん(東京大学名誉教授)の特別講演「ハーンとさまざまな文化の女たち」が予定されています。会場は高志の国文学館です。

以下、富山大学附属図書館のTwitterアカウントよりご紹介します。

【2/15追記】怪談専門誌『幽』第22号の特集は「ハーン/八雲 Retold」(1)新公式サイトと2/21トークイベント

すでにお読みになった方も多いと思います。1月末に発売された怪談専門誌『幽』第22号(角川書店)の特集はその名も「ハーン/八雲 Retold」。創刊号以来2度目のラフカディオ・ハーン(小泉八雲)特集です。

紹介したいことがたくさんあるこの特集ですが、ちょうど昨日、同誌の新しい公式サイトが開設し、最新号の目次が掲載されましたので、今日はそのご案内をしておきます。

怪談専門誌『幽』『Mei(冥)』オフィシャルサイト| 角川書店 | KADOKAWA

そして、同誌編集顧問の東雅夫さんが出演するトークイベントが来週2月21日(土)に東京・神楽坂で開催。この特集にまつわるお話もたっぷり聞けそうです。

2/21(土) トークイベント「八雲の血脈——小泉家のファミリーレジェンドと美しい書物群」(神楽坂)

【2/15追記】翌22日(日)は、東雅夫さんと『幽』に寄稿した下楠昌哉さん(英文学者、同志社大学文学部教授)の組み合わせで、ハーン作品の日本語訳で知られる平井呈一をテーマとするトークイベントも。

2/22(日)トークイベント「幻想と怪奇の匠・平井呈一——その足跡と旧蔵書をめぐって」(神楽坂)

『幽』第22号の話題、このあと少なくとも2回は準備しています。おたのしみに。
 

松江へ行ったら「ほういちの耳まんぢう」をおみやげに!

ほういちの耳まんぢう

ほういちの耳まんぢう

ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)没後110年の2014年、例年にも増してハーンの話題が豊富な1年となりましたが、とりわけインパクトのあった出来事のひとつがこれ。ハーンの命日に発売された“怪談スイーツ”、その名も「ほういちの耳まんぢう」です。八雲会ブログでは、発売時に関連報道をまとめましたが、当時ご紹介できなかった記事や写真とともに改めて取り上げます。

「ほういちの耳まんぢう」は、島根県立大学短期大学部松江キャンパスの学生グループ「ゴーストみやげ研究所」と、「どじょう掬いまんじゅう」などで知られる中浦食品株式会社による産学共同開発で誕生。開発の経緯や商品の詳細については、同大学のサイトからリンクをたどってご覧いただけます。

ほういちの耳まんぢう|島根県立大学短期大学部 松江キャンパス

こちらは中浦食品のFacebookページの記事。

 
八雲会のFacebookページに写真をのせました。発売翌日、島根県観光物産館で行われた試食販売におじゃましたときの模様です(ご紹介が遅くなりすみません……)。

 
試食販売の翌日には、「第48回ヘルンをたたえる青少年スピーチコンテスト」の会場へチラシを配りに来てくださいました。急遽お誘いしたにもかかわらず、ありがとうございました。

『宣伝チラシ配ってきました(o^^o)』

ゴーストみやげ研究所のブログより、商品開発にあたって目指したもの、心がけたこと。

今回の商品が「ほういちの耳まんぢう」ということで、名前を聞いただけでは少し抵抗を感じる方もおられると思います。

しかし、私たちも耳をモチーフにしたお菓子というのは道徳的に考えてデリケートに扱わなければならないという思いがあったので慎重に商品開発を進めてきました。

抵抗を感じさせないために、まんじゅうをリアルな耳の形ではなく丸くて可愛らしい形にし、色もピンクにして可愛らしく温かみのある仕上がりにしました。

また、パッケージデザインもターゲット層である怪談に興味のある2、30代の若い女性に喜んでもらえるだけでなく、怪談に興味のない人にも手にとってもらいやすいように怪談ぽさを残しつつ親しみやすさを感じさせるようなデザインにしました。

 
「ほういちの耳まんぢう」は、島根県観光物産館(松江城大手前)、シャミネ松江店(JR松江駅内)、美肌マルシェ(玉造温泉)で販売されています。年末年始に初詣や帰省などで松江へお越しのみなさん、ぜひチェックしてみてくださいね。