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新宿で「漱石と八雲」展開幕…清和文楽「雪おんな」上演も

新宿歴史博物館(東京都新宿区)で、新宿区と熊本県による協働企画展「熊本と新宿をつなぐ作家 漱石・八雲」が7月19日(日)に始まりました。

新宿ゆかりの作家、夏目漱石と小泉八雲。
時期は異なりますが熊本で数年を過ごし、新宿でその生涯を終えました。
二人とも旧制第五高等学校(現・熊本大学)で教鞭をとり、熊本で家庭を持ち、そこで初めての子どもを授かっています。
二人が人生の重要な時期を過ごした熊本時代に焦点を当て、円熟した新宿時代の原点を探ります。
新宿歴史博物館のホームページより)

「漱石と八雲」展のチラシ、割引券、うちわ

「漱石と八雲」展のチラシ、割引券、うちわ

7月4日(土)に開催した八雲会創立100年記念講演会・シンポジウム「八雲の記憶、百年の継承。」に東京からご参加の会員さんのおみやげがこれでした。漱石といえば猫、ハーンのニックネームにちなむカラス、そして今や熊本県の顔であるくまモンが一堂に会した、かわいらしい広告です。

これ見ているだけで楽しそうですよね。

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『怪談』刊行の日、ハーン来日の日にオススメされた2冊のマンガ…『そばもん』最新刊と『「坊っちゃん」の時代』

4月2日は『怪談(Kwaidan)』刊行の日(1904〈明治37〉年)、今日4日は来日の日(1890〈明治23〉年)と、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の記念日がつづきましたが、偶然にも両日とも、出版社のTwitterアカウントからハーンに関係のあるマンガをオススメされました。

小学館のマンガ情報アカウントが4月2日に取り上げたのは、先月末に刊行されたばかりの山本おさむ『そばもん ニッポン蕎麦行脚』第17集。出雲そばに取材し、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)も深くかかわるエピソード「出雲そばルネサンス」が前半5話にわたって収録されています。

小学館のサイトより同書の情報。最初の1話分の試し読みができます。

そばもん ニッポン蕎麦行脚 17

宝島社のマンガ情報アカウントが今日オススメしてきたのは、関川夏央/谷口ジロー『「坊っちゃん」の時代』(双葉社)。書名から察せられるように夏目漱石が主人公の本作で、「間接的とはいえ、このマンガのなかで非常に大きな存在感を醸し出している」というのがラフカディオ・ハーン。

同書の公式サイト。

『坊っちゃん』の時代 公式サイト

新宿で「漱石・八雲」展も…話題いっぱいの漱石と熊本

夏目漱石内坪井旧居(熊本市)

夏目漱石内坪井旧居(熊本市)

八雲会のFacebookページTwitterアカウントでは、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)や松江に関する話題に混じって、夏目漱石についても時々取り上げています。これはいくつか理由があってのことです。

  1. 同時代に活動し、時期こそ重ならないものの、ともに現在の熊本大学と東京大学で英語や英文学を教えたこと。
  2. ともに現在の熊本市と東京都新宿区に居住し、特に熊本市にはハーンと漱石が暮らした家が現存し(ハーン1軒、漱石3軒)、一般公開されている建物があること(小泉八雲熊本旧居夏目漱石内坪井旧居、外観のみ公開の夏目漱石第三旧居)。
  3. その上墓所まで一緒で、ふたりそろって雑司ヶ谷霊園(東京都豊島区)に眠っていること。
  4. 熊本近代文学館熊本大学五高記念館新宿歴史博物館には、いずれもハーンと漱石に関する常設展示があり、ゆかりの品々を収蔵していること。
  5. 中村青児さん(小泉八雲熊本旧居保存会会長)をはじめ、熊本のハーン顕彰関係者の中には、漱石の顕彰にも携わる方が少なくないこと。

 
そのようなわけで、漱石の話題を追いかけていると、ハーンに直接または間接的にかかわる話題に接することも珍しくありません。また、2016年の没後100年・来熊120年、2017年の生誕150年とつづく「夏目漱石記念年」に向けて、全国の漱石顕彰団体が連携して記念事業の動きを見せており、2010年の「ハーンの神在月:全国・小泉八雲の会&ミュージアムの未来を考えるサミット」以来活発となった、ハーン関係団体の連携にも参考となる事例が、これから多く蓄積されることを期待しています。そこで今日の八雲会ブログでは(八雲会なのに)漱石特集をお届けします。

【18:00追加】まずは漱石と熊本の縁についておさらいするのに便利、熊本県の広報動画を。

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松江市の外国人視察研修と熊本大学五高記念館の外国語ガイド講座

まちの魅力や歴史・文化を外国語で伝える、海外へ伝える……そんな担い手を生み出す機会が、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)が教師として赴任し、作品に著したふたつのまちで予定されています。

松江市では「市内で学ぶ留学生や在住外国人で松江観光の情報発信をしていただける方」を対象に、外国人視察研修「城下町松江と小泉八雲を学ぼう!」が11月12日(水)、15日(土)に実施されます。当日は島根大学からバスを出すとのことですので、島根大学の留学生や教職員は特に参加しやすいのではないでしょうか。

新着情報一覧|松江市国際交流会館

熊本では、熊本大学五高記念館外国語ガイド講座が11月から3月にかけて開講。10月いっぱい参加者を募集中で、明日24日(土)には説明会が実施されます。参加条件は「英語、中国語、韓国語のいずれかが話せること。日本語の会話や読み書きができること」と「熊本大学、熊本県内の大学・高専に在籍または在籍予定があること」。ハーンが教壇に立った学校の歴史を知ることができる同館で、どんなガイドさんが活躍するか期待しましょう。

[熊本大学]2014年11月〜2015年3月「五高記念館外国語ガイド講座」参加者募集

五高記念館


 

ハーンと漱石…久留米の講演会と焼津の展覧会

在職期間こそ重ならなかったものの、ともに熊本の第五高等中学校(のち第五高等学校、現在の熊本大学)と東京帝国大学(現在の東京大学)の教壇に立ったラフカディオ・ハーン(小泉八雲)と夏目漱石。今年はハーン没後110年、そして漱石の『こころ』の新聞連載から100年に当たり、二人を結びつけたイベントが相次ぎます。

明日10月19日(日)は、久留米市で西川盛雄さん(熊本大学客員・名誉教授、熊本八雲会会長)が「夏目漱石と小泉八雲」と題して講演。漱石と親交のあった久留米市出身のドイツ文学者・菅虎雄の顕彰会が企画し、当日は菅の生誕150年記念文集『夏目漱石外伝』の販売や、漱石と菅の関連資料の展示などもあるそうです。

久留米市:広報くるめ2014年10月1日号_おさそい_公開講演会

講演:菅虎雄しのび 19日・久留米、記念文集販売も /福岡

焼津小泉八雲記念館(静岡県焼津市)では、第15回小企画展示会「小泉八雲と夏目漱石」が始まりました。明日19日(日)14:00からは担当学芸員によるフロアレクチャーも予定されています。

焼津市/第15回小企画展示会「小泉八雲と夏目漱石」

熊本日日新聞ほか: 夏目漱石記念年100人委員会の設立総会

昨日にひきつづき、なぜか小泉八雲の会で夏目漱石の話題ですが、熊本で八雲の顕彰活動に尽力されている方々も少なからず関係していると思われますのでご紹介します。八雲も漱石も旧制五高(現在の熊本大学)で英語を教えています。

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【5/12記事追加】熊本日日新聞、毎日新聞: 上熊本駅前の夏目漱石像がお召し替え?

ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)「停車場にて(At a Railway Station)」の舞台地であり、熊本に赴任した夏目漱石が降り立った駅でもある上熊本駅。

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