投稿:2015年04月04日(土)
4月2日は『怪談(Kwaidan)』刊行の日(1904〈明治37〉年)、今日4日は来日の日(1890〈明治23〉年)と、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の記念日がつづきましたが、偶然にも両日とも、出版社のTwitterアカウントからハーンに関係のあるマンガをオススメされました。
小学館のマンガ情報アカウントが4月2日に取り上げたのは、先月末に刊行されたばかりの山本おさむ『そばもん ニッポン蕎麦行脚』第17集。出雲そばに取材し、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)も深くかかわるエピソード「出雲そばルネサンス」が前半5話にわたって収録されています。
4月2日は、小泉八雲が『怪談 (Kwaidan)』を刊行した日。松江の地を深く愛した小泉八雲の生き様に触れつつ、出雲そばと江戸そばの対比を描いた『そばもん』最新第17集試し読みは→http://t.co/OXzmyZaw8Y pic.twitter.com/9bG8wnzIFc
— コミスン 小学館のマンガ情報メディア (@comic_sn) 2015, 4月 2
小学館のサイトより同書の情報。最初の1話分の試し読みができます。
宝島社のマンガ情報アカウントが今日オススメしてきたのは、関川夏央/谷口ジロー『「坊っちゃん」の時代』(双葉社)。書名から察せられるように夏目漱石が主人公の本作で、「間接的とはいえ、このマンガのなかで非常に大きな存在感を醸し出している」というのがラフカディオ・ハーン。
島根県松江市にも縁の深い学者が日本文化に触れた日です。4月4日は小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)が初めて来日した日 『「坊っちゃん」の時代』を読もう! 【きょうのマンガ】 http://t.co/tzLKDPreY5 #konomanga
— 「このマンガがすごい!」編集部 (@konomanga_jp) 2015, 4月 3
同書の公式サイト。
タグ: 「坊っちゃん」の時代, そば, そばもん, マンガ, 出雲, 双葉社, 夏目漱石, 宝島社, 小学館, 山本おさむ, 怪談, 来日, 松江, 知られぬ日本の面影, 谷口ジロー, 関川夏央
投稿:2015年04月02日(木)
先日お伝えしましたNPO法人松江ツーリズム研究会が実施する新しいツアー「ちどり娘と行く八雲の“Kwaidan(怪談)”散歩」が4月1日(水)より始まりました。初日の模様を『山陰中央新報』が伝えています。
下記リンク先よりチラシのPDFファイルをダウンロードすることができます。デザインは「松江ゴーストツアー」にひきつづき、石川陽春・八雲会常任理事が担当しています。
タグ: ちどり娘, ツアー, 八雲の“Kwaidan”散歩, 城山稲荷神社, 大雄寺, 小泉八雲旧居, 小泉八雲記念館, 山陰中央新報, 怪談, 新聞記事, 月照寺, 松江ゴーストツアー, 松江城, 清光院, 知られぬ日本の面影, 石川陽春, 神々の国の首都
投稿:2015年03月22日(日)
松江市内のラフカディオ・ハーン(小泉八雲)ゆかりの地をめぐる「松江ゴーストツアー」を実施するNPO法人松江ツーリズム研究会が、ハーンにちなむ新しいツアー「八雲の“Kwaidan(怪談)”散歩」を4月1日より開始することを、『山陰中央新報』が伝えています。「松江ゴーストツアー」が夜間に実施するのに対して、「八雲の“Kwaidan(怪談)”散歩」は日中のツアー。「松江ゴーストツアー」でも訪ねる怪談スポットに加え、小泉八雲記念館と小泉八雲旧居も訪問。記事には、ガイドの練習をする「ちどり娘」の写真や、山本素久理事長(八雲会理事)のコメントなどが掲載されています。
タグ: ちどり娘, ツアー, 八雲の“Kwaidan”散歩, 城山稲荷神社, 大雄寺, 小泉八雲旧居, 小泉八雲記念館, 山本素久, 山陰中央新報, 怪談, 新聞記事, 月照寺, 松江ゴーストツアー, 松江城, 清光院, 知られぬ日本の面影, 神々の国の首都
投稿:2015年02月20日(金)
『毎日新聞』のコラム「余録」にラフカディオ・ハーン(小泉八雲)が登場。
余録:「交番の交代時の夜寒かな」。正岡子規の句である。 – 毎日新聞
1892(明治25)年に小泉八雲(こいずみ・やくも)(L・ハーン)は日本の警官の大半がサムライ階級の出身だと述べ、こう記した。「自分は世界で一番完全な警官だと考えてよろしいと思う。が、あのすばらしく立派な性質を一代経(た)った後、保持して居るであろうか」……その後何代かを経てみれば、八雲の心配は杞憂(きゆう)だったのだろう。子規がたたえたお巡りさんの清廉への信頼はおおむね今日まで日本の社会に引き継がれた。なのに、である。
正岡子規が俳句に詠み、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)が作品「伯耆から隠岐へ(From Hoki to Oki)」(『知られぬ日本の面影(Glimpses of Unfamiliar Japan)』)に書いた明治期の警察官の姿を引きつつ、話題は昨今の警察官の不祥事へ。そして、
八雲が次代への継承が難しいと考えたのは「サムライ気質」、士たる者の自尊だった。それにみごと取って代わった警察官の誇りが試される信頼回復策だ。
とコラムは結ばれています。
投稿:2014年12月31日(水)
ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)没後110年の年、2014年も大晦日を迎えました。今年最後の八雲会ブログは、ハーンが愛した“神々の国”出雲を楽しむ一助になりそうな話題をまとめてお届けします。
まずは今月刊行されたばかり、島根県出雲市を拠点に活躍する写真家・古川誠さんの写真集『憧憬:ラフカディオハーンの足跡を旅して』(ハーベスト出版)。
写真集『憧憬 ラフカディオハーンの足跡を旅して』を発刊します!
本書は、およそ1年3ヶ月の間、山陰地方に滞在したラフカディオハーンの足跡を追って、訪れた場所、風景などを撮影した写真集です。「松江」、「北堀の住まい」、「怪談」、「散策」、「加賀の潜戸」、「美保関」、「杵築大社・日御碕」、「隠岐」、「伯耆の国」の章ごとに、計100点ほどの写真を掲載しています。
文章は、ラフカディオ・ハーン著『新編 日本の面影』(池田雅之訳、角川ソフィア文庫)の引用文と、山根氏による書き下ろしの文章を併せて収録。「日本」と「外国」の狭間で揺れた「国際人」であるハーンの心象を表すため、それぞれの英文も載せています。
本書については、後日改めてこのブログで取り上げます。
ハーンが三たび参拝した出雲大社(島根県出雲市)は、これから初詣客でにぎわうことになりそうですが、その東隣にある島根県立古代出雲歴史博物館では、この3が日に展示室の無料開放が実施されます。
同館常設の総合展示室には、ハーンに関するコーナー「日本の面影 しまね」がありますので、どうぞお見逃しなく。ハーンの曾孫・小泉凡さん(島根県立大学短期大学部教授)のナレーションによる「神々の国の首都(The Chief City of the Province of the Gods)」に関する映像展示もありますよ。
島根県立八雲立つ風土記の丘(島根県松江市)では、1月10日(土)の風土記の丘教室例会として、小泉凡さんが「小泉八雲と出雲の護符」と題して講演します。ハーンが出雲地方で収集した神社の護符は、『古事記』を英訳した友人のB. H. チェンバレンを介してイギリスに送られ、オックスフォード大学のピットリヴァーズ博物館に収蔵されています。先年、これらの護符について調査を行った凡さんから、直接お話を聞ける機会です。
翌11日(日)に同館を出発する「意宇(おう)六社めぐり」は、江戸時代から明治時代にかけて行われていた「意宇六社参り」ゆかりの神社を、同館学芸員の解説を聞きながら訪ねるというもの。行き先には、神魂(かもす)神社や八重垣神社など、ハーンが実際に訪れた神社も含まれています。
よいお年をお迎えください。
タグ: チェンバレン, ハーベスト出版, 八重垣神社, 八雲立つ風土記の丘, 六所神社, 写真, 出雲, 出雲大社, 古代出雲歴史博物館, 古川誠, 小泉凡, 意宇六社, 揖夜神社, 松江, 池田雅之, 熊野大社, 真名井神社, 知られぬ日本の面影, 神々の国の首都, 神社, 神魂神社, 護符
投稿:2014年10月23日(木)
10月25日(土)、26日(日)に島根県松江市城西地区で開催される城西まつりに、お化け屋敷「妖怪ハウス」が登場するという『読売新聞』の記事です。
小泉八雲(ラフカディオ・ハーン、1850〜1904年)の「人食い大亀」と「飴あめを買う女」のそれぞれ舞台となった月照寺、大雄寺に近い松江市外中原町の旧市立末次保育所で25、26両日、地元住民らが手作りのお化け屋敷「妖怪ハウス」を初めて開催する。仕掛け人の森泰・城西公民館長は「八雲ゆかりの地で、恐怖を体験して」と話している。
公民館のサイトに、城西まつりのチラシPDFファイルが掲載されています。
投稿:2014年10月03日(金)
山陰日本アイルランド協会(内藤守会長)が9月25日(木)に創立20年を迎えました。
同協会は、アイルランド人を父に持ち、少年期をアイルランドで過ごしたラフカディオ・ハーン(小泉八雲)が、明治時代の山陰地方を書いた作品『知られぬ日本の面影(Glimpses of Unfamiliar Japan)』を出版して100年目に当たる1994年に創立。松江を中心に、アイルランド、ケルトの文化への理解を深めることを目的に活動しています。
25日(木)には同協会のホームページがリニューアル。同協会創立20周年とハーン没後110年を記念して、2010年以降公開されたアイルランド映画の上映会「アイリッシュ・フィルム・デイ:心あたたまるアイルランドの一日」を、2015年2月1日(日)に松江市市民活動センターSTICビル(島根県松江市)で開催する計画を発表しました。
タグ: アイルランド, ウェブサイト, 山陰日本アイルランド協会, 映画, 知られぬ日本の面影
投稿:2014年08月31日(日)
ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)が「子供たちの霊の岩屋で(In the Cave of the Children’s Ghosts)」(『知られぬ日本の面影(Glimpses of Unfamiliar Japan)』)に書いた島根半島の海辺の洞窟、加賀(かか)の潜戸(くけど)(島根県松江市)について、『朝日新聞』に記事が掲載されました。同社サイトでは動画も見ることができます。
動画をごらんください/絶壁に波がうがった二つの洞窟は、女神の胎内のような、生と死のはざまを思わせる不思議な空間だった/ #島根 )神秘的、二つの洞窟 加賀の潜戸 – 朝日新聞デジタル http://t.co/tS32DUzFR2
— 朝日新聞松江総局(しじみばぁちゃん) (@asahi_shimane) 2014, 8月 28
投稿:2014年08月29日(金)
江戸時代を中心に松江の歴史を紹介している「松江市ふるさと文庫」の16巻目となる、建築史家・西和夫さん(神奈川大学名誉教授)の『松江城再発見:天守、城、そして城下町』が発刊されました。
「松江城天守の国宝化を目指し、重ねてきた研究・調査の集大成」として、「最新の研究成果を広くお伝えし、松江城天守の価値を正確に理解して、正当に評価するために、その特色や歴史的背景について、もう一度確認(再発見)していただ」く(松江市ホームページ)ことを目指したこの新刊。第III章では「ラフカディオ・ハーンの見た天守」と題し、「小泉八雲の視点から見た松江城天守について紹介」しているとのことです。ハーンは作品「神々の国の首都」(『知られぬ日本の面影』)で、天守閣の姿を「容貌怪異な竜」(村松真吾訳『新版 神々の国の旅案内』より)と形容しています。
定価は800円(税別)。松江市内や島根県内の主要書店、松江城、松江歴史館ミュージアムショップなどで販売されます。
投稿:2014年08月09日(土)
アイルランド文学の翻訳を手がける松江の出版社・恵光社の伊達淳さんが、先月より『山陰中央新報』で「アイルランドの物語を読む」と題した連載を開始。ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の作品も取り上げられています。
今日(7/20)から毎週日曜日、山陰中央新報紙の「くらし」のページで、「アイルランドの物語を読む」というコーナー(全10回)を書かせていただいています。今日はイントロダクションのような内容ですが、次回からは毎回一冊の本を紹介させていただく予定です。お楽しみいただけると嬉しいです。
— 恵光社(えこうしゃ) (@wildhearts71) 2014, 7月 20
「アイルランドの物語を読む」(山陰中央新報紙)第二回目の今日は、小泉八雲先生の『日本の面影』を紹介させていただいています。 pic.twitter.com/sAQ1pRSOm3
— 恵光社(えこうしゃ) (@wildhearts71) 2014, 7月 27
皆さん、お待ちかね!のはずの「アイルランドの物語を読む」(山陰中央新報)第三回は、小泉八雲先生の「生神」です。物語の舞台は和歌山の広川町(有田郡)です。 pic.twitter.com/n9RGsjVLtK
— 恵光社(えこうしゃ) (@wildhearts71) 2014, 8月 2