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山陰日本アイルランド協会の会報に小泉八雲来日120年記念事業の記事

山陰日本アイルランド協会の会報『コージャス』第16号(2010年12月31日発行)の小泉八雲来日120年記念事業の報告記事を、八雲会の石川陽春理事と小泉祥子理事(山陰日本アイルランド協会事務局長)が執筆しました。

  • ハーンの神在月—全国・小泉八雲の会&ミュージアムの未来を考えるサミット  石川陽春
  • 小泉八雲に捧げる造形美術展 オープン・マインド・オブ・ラフカディオ・ハーン  小泉祥子
  • Message from the Irish Ambassador  John Neary

「ハーンの神在月」は、パネリストであり広告デザインも手がけた石川理事の視点による回顧です。「オープン・マインド・オブ・ラフカディオ・ハーン」については、アイルランド人作家の作品の写真や美術展のレセプションにおけるジョン・ニアリー駐日アイルランド大使のスピーチ全文が掲載され、アイルランドとの関係を踏まえた内容になっています。

『コージャス』に関するお問い合わせは、山陰日本アイルランド協会事務局にお願いします。

「八雲会報」に小泉八雲来日120年記念事業の記事

「お知らせ」で既報の通り、「八雲会報」第47号(2010年12月22日発行)では、小泉八雲来日120年記念事業の特集を組みました。

ハーンの神在月(かみありづき):全国・小泉八雲の会&ミュージアムの未来を考えるサミット」の座長、コーディネーター、パネリストや、造形美術展「オープン・マインド・オブ・ラフカディオ・ハーン」の担当者が、記念事業をふり返っています。1本あたり800字程度の短い記事です。「八雲会報」は会員宛に郵送するほか、松江市立中央図書館でも配布しています。

八雲会では、2011年夏発行予定の会誌『へるん』No. 48でも、小泉八雲来日120年記念事業の特集を組む予定です。

「八雲会報」第47号の小泉八雲来日120年記念事業に関する記事

「ハーン来日一二〇年記念事業」を終えて  日野雅之
「ハーン神在月」総括  長岡真吾
地域活動としての八雲:「ハーンの神在月に参加して」  坪井れい子
小泉八雲サミット「ハーンの神在月」に参加して  牧野弥一
観光の立場からみた小泉八雲  高橋一清
研究の視点からみたハーン  西川盛雄
小泉八雲ネットワーク構築への第一歩  石川陽春
小泉八雲に捧げる造形美術展「オープン・マインド・オブ・ラフカディオ・ハーン」  小泉祥子

出雲はこれから神在月本番です

昨日、造形美術展「オープン・マインド・オブ・ラフカディオ・ハーン」が閉幕しました。美術展目当てにご来場の方も、たまたま訪れたついでにご覧いただいた方も、ご観覧ありがとうございました。

松江での小泉八雲来日120年記念事業で、同展と並ぶもうひとつの大きな行事は「ハーンの神在月(かみありづき):全国・小泉八雲の会&ミュージアムの未来を考えるサミット」と銘打って開催しました。

小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)は、松江に英語教師として赴任して間もない1890(明治23)9月に、初めて出雲大社(出雲市大社町)に参拝していますが、その体験をもとに書かれた「杵築(きづき)」という作品では、通訳として同行した真鍋晃の口から「神在月」のいわれが語られます。

日本では十月のことを「神無月(かんなづき)」と言いますが、その月にはすべての神様が自分のお社をお出ましになって、出雲の杵築(きづき)の大社にお集まりになります。それで出雲だけは、逆に十月を「神在月」と呼ぶのです。
——小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)「杵築」『知られぬ日本の面影』より

サミットが開催されたのは10月といっても今の暦の10月でしたが、出雲は今、旧暦の神在月を迎えています。

今日11月15日の夜、全国から出雲大社に集まる神々を迎える「神迎(かみむかえ)祭」が執り行われます。八百万(やおよろず)の神々は、出雲大社にほど近い稲佐の浜から、出雲大社の祭神である大国主命の使いとされる龍蛇神のご神体に先導され、杵築の町を東に進んで出雲大社に入り、縁結びの会議を始めます。そして、22日の「神等去出(からさで)祭」をもって、全国から集まった神々はそれぞれの国へと帰っていくのです。

1890(明治23)年12月2日、八雲は友人の西田千太郎に誘われ、松江郊外の佐太(さだ)神社(松江市鹿島町)の神在祭を見学しています。龍蛇神のご神体も拝観したと言います。今年の佐太神社の神在祭は、11月20日から25日までです。

参考資料:小泉時、小泉凡共編『増補新版 文学アルバム小泉八雲』。

今日いよいよ最終日、造形美術展「オープン・マインド・オブ・ラフカディオ・ハーン」

カラコロ工房での展示

10月10日から開催されてきました造形美術展「オープン・マインド・オブ・ラフカディオ・ハーン」、カラコロ工房、小泉八雲記念館とも今日までの開催です。まだお出かけでない方はどうかお見逃しなく!

小泉八雲記念館での展示

造形美術展「オープン・マインド・オブ・ラフカディオ・ハーン」のフォトアルバムに、カラコロ工房の展示写真を追加しました

造形美術展「オープン・マインド・オブ・ラフカディオ・ハーン」のフォトアルバムに、カラコロ工房での展示写真70点を追加しました。

カラコロ工房と小泉八雲記念館での展示は、14日(日)までの開催です。

スライドショー

カラコロ工房の写真は終盤に登場します。

アルバム

下記の画像をクリックすると、アルバムのページに移動します。

オープン・マインド・オブ・ラフカディオ・ハーン (The Open Mind of Lafcadio Hearn)

撮影:影山弓子

「オープン・マインド・オブ・ラフカディオ・ハーン」今日からカラコロ工房で展示/The Japan Timesに掲載されました

カラコロ工房(2007年3月撮影)

造形美術展「オープン・マインド・オブ・ラフカディオ・ハーン」で、3日まで松江城天守閣に展示していた作品が、今日からカラコロ工房に移りました。小泉八雲記念館の展示とともに、14日(日)までの開催です。

カラコロ工房の建物は、もともと日本銀行松江支店として建てられ、ギリシャ風の大きな列柱がファサードに並ぶ西洋のクラシックな様式が、銀行らしい風格と存在感を醸し出しています。1938(昭和13)年竣工、数多くの銀行建築を手がけた長野宇平治(1867-1937)最晩年の作品です(竣工は没後)。現在は、工芸の店舗・工房やイベント会場として活用されています。

美術展の展示は、旧日本銀行松江支店だったこの建物の歴史が感じられる空間、地下金庫室を改装したギャラリーです。展示作業に立ち会った美術展担当者によれば、スポットライトの照明でギャラリーの趣の出た展示になっているそうです。

ちなみにカラコロ工房の「カラコロ」は、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の「神々の国の首都 (“The Chief City of the Province of Gods”)」(『知られぬ日本の面影(日本瞥見記)』 Glimpses of Unfamiliar Japan)の冒頭に書かれた、松江大橋を渡る人びとの下駄の音色に由来するそうです。ちなみに、カラコロ工房と同じく京橋川に面して、カラコロ広場という広場もあり、その壁には八雲の来日に同行した挿絵画家ウェルドンが描いた、旅行カバンを持つ後ろ姿の八雲が、レリーフとなって埋め込まれています。

さて、昨日付の英字新聞The Japan Timesに、美術展の詳しい記事が掲載されました。いくつかの展示作品をめぐって、八雲の生涯と作品との関係も掘り下げられた興味深い記事です。同紙ホームページにも掲載されていますので、ご覧ください。

“A journey inside the mind of Lafcadio Hearn”
By LISA GAY and FINTAN MONAGHAN
The Japan Times, 5th Novemver, 2010

小泉八雲記念館のホームページがリニューアル

造形美術展「オープン・マインド・オブ・ラフカディオ・ハーン」の松江城天守閣での展示は昨日で終わり、今ごろは6日(土)から始まるカラコロ工房に展示品が運ばれつつあるころでしょう。

さて、同展のもうひとつの会場である小泉八雲記念館のホームページが、先ごろリニューアルされました。見出しやメニューまわりに画像が効果的に使われ、美しいデザインに生まれ変わっています。

トップページでは、記念館や松江城周辺の新着情報やイベント情報が一覧できるようになったほか、キャッチとなる記念館外観と展示品の写真のスライドが目を引きます。

また、今のところ記事はありませんが、「スタッフブログ かわたれ通信」のバナー画像が画面右側に。どんなブログになるのでしょう?

小泉八雲記念館

今夜全国放送、NHK総合テレビ『母の面影を求めて:安野光雅 八雲の原点を描く』

造形美術展「オープン・マインド・オブ・ラフカディオ・ハーン」で展示中の安野光雅さんの作品

10月2日(金)にNHK総合テレビで中国地方(鳥取県を除く)向けに放送された『母の面影を求めて:安野光雅 八雲の原点を描く』が、日付変わって4日(木)2:05-2:55(3日深夜)に、全国放送されます。

ふるさと発スペシャル『母の面影を求めて:安野光雅 八雲の原点を描く』
NHK総合テレビ(全国)
2010年11月4日(木)2:10-2:55(3日深夜)
※一部地域で放送されなかったり、時間が変更になったりすることがあるかも知れません。各地の放送予定はNHK番組表でご確認下さい。

番組を通じて安野さんが描いた作品3点が、造形美術展「オープン・マインド・オブ・ラフカディオ・ハーン」の会場のひとつ、松江城天守閣で展示されています。

  • 《母 ローザの肖像 (Portrait of Lafcadio’s Mother Rosa)》
  • 《キシラ カプサリ城 (Kapsali Castle, Kythira)》
  • 《レフカダ広場 (Lefkada Square)》

番組で披露された《母 ローザの肖像 (Portrait of Lafcadio’s Mother Rosa)》はうつむき加減の肖像でしたが、展示中の作品は別のヴァージョン、横顔の肖像です。

なお、松江城天守閣での展示は本日3日(水)までです。その後、6日(土)から14日(日)までカラコロ工房での展示となります。

参加者による「ハーンの神在月」報告

ハーンの神在月:全国・小泉八雲の会&ミュージアムの未来を考えるサミット」に全国各地からご参加のみなさんも、それぞれのホームページに参加報告を掲載して下さっています。Twitterで随時ご紹介してきたものをまとめました。

みちのく八雲会

富山八雲会

ラフカディオ・ハーンのページ Lafcadio Hearn Online

小泉八雲来日120年記念事業の新聞記事:2010年10月

2010年10月30日現在、八雲会事務局に切り抜きまたはコピーがあるものです。このほかにも新聞で報道されていますので、今後順次掲載します。

2010年10月18日 『北日本新聞』
「ハーンの神在月」に参加して
牧野弥一(富山八雲会事務局長)

2010年10月17日 『読売新聞』島根版
八雲の精神に学ぶ(取材現場+〈ブラス〉)

2010年10月11日 『読売新聞』島根版
八雲の精神引き継げ モニュメント除幕、美術展

2010年10月11日 『山陰中央新報』
夕日愛した小泉八雲 宍道湖畔に記念碑

2010年10月11日 『山陰中央新報』
ハーン研究で連携へ 全国サミットが開幕

2010年10月11日 『山陰中央新報』
八雲の精神表現58点 松江城などで造形美術展

2010年10月11日 『中国新聞』
八雲から着想モニュメント

2010年10月10日 『朝日新聞』島根版
八雲の功績継承探る

2010年10月10日 『山陰中央新報』
ハーンノ精神次世代へ 松江でサミット開幕

2010年10月10日 『島根日日新聞』
小泉八雲来松120年記念イベント開幕

2010年10月10日 『中国新聞』
全国八雲の会 初のサミット

2010年10月9日 『読売新聞』島根版
八雲サミットきょう開幕

2010年10月8日 『山陰中央新報』
八雲顕彰2イベント

2010年10月8日 『朝日新聞』島根版
小泉八雲来日120年 松江で催し多彩

2010年10月1日 『山陰中央新報』 ※再掲
ハーンの神在月〈下〉
長岡真吾(島根大学法文学部教授)

2010年9月30日 『山陰中央新報』 ※再掲
ハーンの神在月〈上〉
長岡真吾(島根大学法文学部教授)
※9月の記事ですが、便宜上掲載しました。

造形美術展「オープン・マインド・オブ・ラフカディオ・ハーン」のフォトアルバムを公開しました

Hearn 2010:小泉八雲来日120年記念事業特設サイトでもお知らせしましたが、造形美術展「オープン・マインド・オブ・ラフカディオ・ハーン」の展示会場、10月10日(日)に松江城本丸で実施されたオープニング・セレモニー、同日に岸公園で実施された野田正明「オープン・マインド・オブ・ラフカディオ・ハーン」モニュメント除幕式の模様を収めたフォトアルバムを公開しました。135点の写真を掲載しています。スライドショーもご用意しましたので、下記にてそれぞれお楽しみ下さい。

なお、松江城天守閣での展示は11月3日(水)まで、11月6日(土)からはカラコロ工房に会場を移します。カラコロ工房での展示の模様も、後日追加します。

スライドショー

アルバム

下記の画像をクリックすると、アルバムのページに移動します。

オープン・マインド・オブ・ラフカディオ・ハーン (The Open Mind of Lafcadio Hearn)

写真:影山弓子

「ハーンの神在月」2日目と「オープン・マインド・オブ・ラフカディオ・ハーン」開幕です!

おはようございます。

昨日の「ハーンの神在月」1日目にご参加くださいましたみなさま、ありがとうございます。会場に詰めていて、みなさまがお楽しみの様子を十分に感じ取ることができました。主催者側の一員としてお礼を申し上げます。

当日の模様は、後日ホームページで改めてお伝えする予定です。

今日は「ハーンの神在月」2日目が9:00開場、9:30開始。終了後14:00から美術展「オープン・マインド・オブ・ラフカディオ・ハーン」が14:00からオープニング・セレモニーとともに開幕です。今日は午前も午後も、一日小泉八雲で松江をお楽しみ下さい。

会場の模様をTwitterで今日もお伝えします。今日は休憩・移動時間の都合で昨日ほどにはできませんが、雰囲気の一端でも知っていただけたらと思います。美術展にも行きます。アドレスはhttp://twitter.com/yakumokai/、ハッシュタグは#hearn2010です。

小泉八雲物産展&ブックフェア、こんなもの出ます!

「小泉八雲物産展&ブックフェア」は、「ハーンの神在月:全国・小泉八雲の会&ミュージアムの未来を考えるサミット」(10月9日〜10日、松江市総合文化センター)の同時開催企画のひとつです。サミットに全国から集まるのは、小泉八雲の会やミュージアムで活動している人たちばかりではありません。小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)にちなむさまざまな商品と、八雲に関する本も集まります。

場所は、サミットのメイン会場となる大ホール(プラバホール)前のホワイエです。両日ともサミット開会30分〜1時間前にオープンしますので、時間に余裕を持ってお出かけ下さい。両日閉会後も30分はオープンしますので、お帰りの際にもお楽しみ下さい。

10月9日(土)12:00 -18:00
10月10日(日)9:00 -13:00

物産展

松江からは、抹茶の詰め合わせ(千茶荘「八雲物語」)や羊羹(一力堂「ハーンの羊羹」)、コーヒーに煎茶(中村茶舗「ラフカディオ珈琲」「ラフカディオ煎茶」)と、松江藩主・松平不昧公で知られるお茶どころ・菓子どころらしいものが多く並びます。

日本酒(豊の秋「八雲の酒」、金鳳「へるん」)にビール(松江地ビール「ビアへるん」)もご用意します。試飲もしていただけますが、お帰りに乗り物を運転される方はご遠慮願います。

これらの中には、八雲が好んだ味や八雲が生きた時代の味の再現に努めたものもありますので、八雲になった気分で味わってみましょう。

珍しいところでは、「稲むらの火」という醤油があります(ヤマサ醤油)。「稲むらの火」という名は、八雲の「生き神(A Living God)」を再話して、戦前の国語教科書に収められた作品のタイトルに由来します。津波の襲来を察知して、刈り取ったばかりの稲穂に火をつけて村人に危険を周知したという物語の主人公・庄屋の五兵衛のモデルは、醸造元の7代目浜口儀兵衛(梧陵)です。

松江の小泉八雲記念館や焼津小泉八雲記念館のオリジナル・グッズ(一筆箋、絵葉書、お化け行灯ほか)、生誕160年・来日120年を記念して誕生したグッズ(東京ピストルの文豪Tシャツ、一畑百貨店のクリアファイル、布バッグほか)もやってきます。

八雲会の新しいオリジナル・グッズとして、3種類の缶バッジをお披露目しますので、お楽しみに。「ハーンの神在月」のチラシ、ポスターを手がけた石川陽春理事のデザインです。

ブックフェア

松江の今井書店と、同じく松江の古書店・ダルマ堂書店の協力で実現するブックフェア。最新刊からちょっと昔の八雲関連本が並ぶことでしょう。松江の文化・歴史に関する本も取り扱う予定です。

先日ブログでもご紹介した、新刊ホヤホヤ『湖都松江』のハーン特集号(第20号)もお求めいただけます。

八雲会の本ももちろん登場。会誌『へるん』をはじめ、『改訂 新・小泉八雲暗唱読本』、小泉凡さん(小泉八雲曾孫、島根県立大学短期大学部教授)20代の新聞連載を製本した『八雲の足跡を訪ねて』など、ぜひこの機会にお買い求め下さい。

サミット閉幕直後、10日(日)14:00にオープニングを迎える「オープン・マインド・オブ・ラフカディオ・ハーン」(松江城天守閣、小泉八雲記念館)のカタログも、オープンに先駆けてお目見えします。

安野光雅さんの作品が「オープン・マインド・オブ・ラフカディオ・ハーン」に展示されます

NHK総合テレビ(中国地方〈鳥取県を除く〉)向けに10月2日(金)に放送された『母の面影を求めて:安野光雅 八雲の原点を描く』で、島根県津和野町出身の画家・安野光雅さんが、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の生誕地であるギリシャのレフカダ島と、母ローザ・カシマチの生誕地キシラ島を訪ねて描いた作品3点が、「オープン・マインド・オブ・ラフカディオ・ハーン(小泉八雲に捧げる造形美術展)」で展示されます。

  • 《母 ローザの肖像 (Portrait of Lafcadio’s Mother Rosa)》
  • 《キシラ カプサリ城 (Kapsali Castle, Kythira)》
  • 《レフカダ広場 (Lefkada Square)》

両親の離婚のため幼くして母ローザと生き別れた八雲は、全財産を投じてでも母の写真を手に入れたいと願い続け、果たせないまま生涯を終えました。ローザの写真は今日で現存が確認されていません。番組で安野さんは、ローザの写真を見たことがあるというキシラ島の住民や、ローザの生涯を伝え聞く人の証言、そして八雲の肖像をもとにイメージをふくらませてローザの肖像を描き、帰国後、東京・雑司ヶ谷の八雲の墓前に捧げました。番組で披露されたローザ像はうつむき加減の肖像でしたが、今回展示されるのは別のヴァージョン、横顔の肖像です。

安野さんの作品は松江城天守閣に展示されます。