投稿:2011年12月01日(木)
平成23年度「小泉八雲をよむ」感想文、作詞・詩(主催:松江市、松江市教育委員会、八雲会)の第2次募集を、12月1日より開始しました。
本コンクールは、「小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の功績をたたえ、その作品を対象とする感想文、作詞・詩の募集を行うことにより、八雲の作品の読書をすすめ、豊かな心をそだてるとともに、国際社会への理解を深めることを目的と」して(募集要項より)、昭和62(1987)年度に始まり、毎年実施しています。
募集の詳細につきましては、下記リンク先をご覧ください。第2次募集の締切は来年1月31日です。多数のご応募をお待ちしています。
投稿:2011年10月20日(木)
投稿:2011年10月06日(木)
2011年9月24日(土)島根県民会館にて開催しました八雲忌山陰俳句大会(主催:八雲会、共催:松江市俳句連盟)の入選句は以下の通りです。なお、特選等の句は八雲会誌『へるん』第49号(2012年夏刊行予定)にも掲載する予定です。
(★印は特選)
★ | 八雲愛づ石狐のうなじ今日の月 | 荒木信子 | 島根県出雲市 |
★ | 一輪をさして机上の八雲の忌 | 下村やす子 | 島根県松江市 |
★ | 身に入むやパパサマと書くセツの文 | 遠藤幸子 | 島根県松江市 |
★ | 忌を修す八雲旧居の鉦叩 | 出木俊子 | 鳥取県境港市 |
★ | 遠き日のルーペに見入る八雲の忌 | 富岡秋美 | 島根県簸川郡斐川町 |
秋水や縁側細き八雲の居 | 西村松子 | 島根県松江市 | |
堀船をボートと呼びてハーン立つ | 佐藤幹雄 | 島根県松江市 | |
絵姿の振り向きさうや八雲の忌 | 金山栄子 | 島根県松江市 | |
八雲忌や怪談詰めし旅鞄 | 米田孝和 | 島根県松江市 | |
秋の蚊に我も食はれたく来し旧居 | 八田彩女 | 島根県江津市 | |
遺髪塔辺り螻蛄鳴く八雲の忌 | 篠原てるみ | 島根県江津市 | |
八雲忌の句座に二人の中学生 | 上田勉 | 島根県松江市 | |
秋風に声太らする山鴉 | 富岡秋美 | 島根県簸川郡斐川町 | |
昼暗き怪談の滝しぶきかな | 小坂智恵子 | 鳥取県米子市 | |
丈高き机と椅子や八雲の忌 | 原黙考 | 島根県簸川郡斐川町 | |
手花火の背なに父ゐて母のゐて | 福田はつえ | 島根県松江市 | |
なほ奥の石狐に聞きし秋の声 | 田中由紀子 | 島根県浜田市 |
★ | 黴びさせてならじやセツの単語帳 | 大下秀子 | 鳥取県米子市 |
★ | 英文は苦手ハーンの忌を修す | 小村四温 | 島根県松江市 |
今もなほ夕陽絶景八雲の忌 | 三島通敬 | 島根県松江市 | |
青嵐森青蛙小指程 | 絹川ツネノ | 島根県松江市 | |
八雲忌や八雲の椅子に掛けもして | 荒木信子 | 島根県出雲市 | |
臨終の布団は絣八雲の忌 | 森田みちほ | 島根県松江市 | |
座して聞くへるん旧居の昼の虫 | 小坂智恵子 | 鳥取県米子市 | |
八雲忌や怪談詰めし旅鞄 | 米田孝和 | 島根県松江市 | |
忌を修す八雲旧居の鉦叩 | 出木俊子 | 鳥取県境港市 | |
絶筆の文字美しや鳥渡る | 大谷正子 | 鳥取県米子市 | |
おにぎりを頬張りながら夜学かな | 本間健子 | 島根県出雲市 | |
川霧の人影ハーンかも知れず | 難波英子 | 島根県雲南市 |
★ | 八雲忌や帰化して露の平家詠む | 猪俣北洞 | 島根県鹿足郡津和野町 |
★ | 萩の道セツそのままに咲いてをり | 金山栄子 | 島根県松江市 |
セツの文カタカナばかり身にぞ入む | 大下秀子 | 鳥取県米子市 | |
放浪の終わりは松江八雲の忌 | 近藤耐子 | 島根県松江市 | |
秋燕や八雲は今も旅にあり | 徳畑みち代 | 島根県松江市 | |
川霧の人影ハーンかも知れず | 難波英子 | 島根県雲南市 | |
好きで訪ふへるん旧居や百日紅 | 福村ミサ子 | 島根県松江市 | |
八雲忌の句座に二人の中学生 | 上田勉 | 島根県松江市 | |
八雲忌の旧居に聴くや秋の月 | 寺澤朝子 | 島根県雲南市 | |
秋声に聴き入るやうに芳一像 | 林あさ女 | 島根県松江市 | |
行く雲に心遊ばせ八雲の忌 | 木幡花人 | 島根県簸川郡斐川町 | |
雁仰ぐかなしきことは口にせず | 安達恵美子 | 島根県松江市 |
★ | レリーフの女身露けし妖怪譚 | 浜田徳子 | 島根県松江市 |
★ | 豊作の顔のほころぶ夜の一献 | 原文子 | 島根県雲南市 |
地謡の席につらなり八雲の忌 | 足立歩久 | 島根県松江市 | |
八雲居の小草のゆれも月のころ | 西村松子 | 島根県松江市 | |
民話聞く子の寝落ちたる八雲の忌 | 高橋陽子 | 島根県出雲市 | |
読みさしの「日本の面影」八雲の忌 | 廣澤幣子 | 島根県松江市 | |
神と句を世界に広め八雲の忌 | 上田勉 | 島根県松江市 | |
宍道湖の鯊釣り日和八雲の忌 | 原黙考 | 島根県簸川郡斐川町 | |
日本の月に八雲を修しけり | 万代紀子 | 島根県松江市 | |
八雲忌の旧居に停まる人力車 | 福村ミサ子 | 島根県松江市 | |
八雲居の庭に虫鳴き小鳥来る | 木村代子 | 島根県松江市 | |
座して聞くへるん旧居の昼の虫 | 小坂智恵子 | 鳥取県米子市 |
★ | 葛の葉を返す湖風八雲の忌 | 篠原てるみ | 島根県江津市 |
★ | 八雲忌や水の松江を閉ざす霧 | 佐藤早苗 | 島根県出雲市 |
吹き抜ける風に色生むこぼれ萩 | 三島通敬 | 島根県松江市 | |
馬追の闇は深しよふるさとに | 小林佳月 | 島根県松江市 | |
臨終の布団は絣八雲の忌 | 森田みちほ | 島根県松江市 | |
小鳥来る八雲旧居に虚子の句碑 | 武田きの枝 | 島根県松江市 | |
好きで訪ふへるん旧居や百日紅 | 福村ミサ子 | 島根県松江市 | |
ヘルン恋ふ石狐の杜に小鳥来る | 廣澤幣子 | 島根県松江市 | |
八雲忌の旧居に停まる人力車 | 福村ミサ子 | 島根県松江市 | |
水郷になじむ濠舟八雲の忌 | 安達恵美子 | 島根県松江市 | |
瑠璃柳旧居に咲けり八雲の忌 | 池田都留女 | 島根県松江市 | |
八雲忌や夫人の日本単語帳 | 石倉桂秋 | 島根県松江市 |
※島根県簸川郡斐川町は、10月1日に出雲市と合併しました。
選者:
坊城俊樹(日本伝統俳句協会事務局長、高浜虚子曾孫)
佐藤風雨子(俳人協会鳥取支部長)
月森遊子(島根県俳句協会会長)
高木朱星(松江市俳句連盟代表)
日野雅之(八雲会会長)
投稿:2011年09月23日(金)
小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の作品を英文で暗唱する「第45回ヘルンをたたえる青少年スピーチコンテスト」(主催:松江市、松江市教育委員会、八雲会)を、本日2011年9月23日に開催しました。ジュニアの部(中学生)27人、シニアの部(高校生)31人の参加があり、結果は以下の通りでした。入賞者のみなさま、おめでとうございます。ご参加のみなさま、ありがとうございます。
※英題は暗唱した作品名。『改訂 新・小泉八雲暗唱読本』所収のタイトルにつき、小泉八雲による原題とは異なる場合があります。
陳源(ちん・みな)
浜田市立第一中学校3年
URASHIMA TARO
竹森達也(たけもり・たつや)
島根大学教育学部附属中学校2年
TWO LEGENDS IN MATSUE
村田良子(むらた・よしこ)
松江市立第三中学校2年
YUKI-ONNA
小川綾音(おがわ・あやね)
松江市立島根中学校1年
YUKI-ONNA
福島まな華(ふくしま・まなか)
松江市立第四中学校3年
A BOY WHO DREW CATS
安樂万智子(あんらく・まちこ)
島根大学教育学部附属中学校3年
YUKI-ONNA
小池ドナ(こいけ・どな)
隠岐の島町立五箇中学校1年
YUKI-ONNA
吉川瑶(きっかわ・よう)
松徳学院中学校1年
A BOY WHO DREW CATS
築谷淑乃(ちくたに・よしの)
隠岐の島町立都万中学校2年
OSHIDORI
関口遥(せきぐち・はるか)
駿台学園中学校3年
YUKI-ONNA
坂本ダニカジョイ(さかもと・だにかじょい)
松徳学院高等学校1年
A BUTTERFLY
三島志織(みしま・しおり)
島根県立松江北高等学校1年
THE STORY OF UMETSU CHUBEI
井上雅隆(いのうえ・まさたか)
島根県立松江農林高等学校3年
OSHIDORI
飛弾美紗都(ひだ・みさと)
石見智翠館高等学校1年
THE STORY OF UMETSU CHUBEI
喜多川晏菜(きたがわ・あんな)
島根県立松江南高等学校2年
YUKI-ONNA
永島紗希(ながしま・さき)
島根県立松江南高等学校1年
THE FOUNTAIN OF YOUTH
福嶋光(ふくしま・ひかり)
湯梨浜高等学校1年
YUKI-ONNA
田野恵美(たの・えみ)
島根県立松江北高等学校1年
LETTERS TO MRS.HEARN
佐貫日香(さぬき・はるか)
島根県立出雲高等学校2年
MUJINA
石川弘樹(いしかわ・ひろき)
島根県立益田高等学校1年
THE EATER OF DREAMS
(敬称略)
投稿:2011年07月04日(月)
第45回ヘルンをたたえる青少年スピーチコンテスト(主催:松江市、松江市教育委員会、八雲会)の参加者を募集しています。
本コンテストは、昭和41(1966)年度に「ヘルンをたたえる全山陰スピーチ・コンテスト」として始まり、「国際化時代を迎え、松江市を世界に紹介した文豪小泉八雲(ヘルン、ラフカディオ・ハーン)の偉大な文業をたたえ、その命日を記念して、八雲の作品を暗唱するコンテストを開催することによって、青少年の英語の表現力向上に資し、国際理解と親善に貢献することを目的と」して(募集要項より)、小泉八雲の命日9月26日ごろに例年開催しています。
開催日は2011年9月23日(金・祝)、会場は松江市総合文化センター(松江市西津田6-5-44)です。
応募方法につきましては、下記リンク先をご覧ください。多数のご応募をお待ちしています。
投稿:2011年07月04日(月)
平成23年度「小泉八雲をよむ」感想文、作詞・詩(主催:松江市、松江市教育委員会、八雲会)の第1次募集を、7月1日より開始しました。
本コンクールは、「小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の功績をたたえ、その作品を対象とする感想文、作詞・詩の募集を行うことにより、八雲の作品の読書をすすめ、豊かな心をそだてるとともに、国際社会への理解を深めることを目的と」して(募集要項より)、昭和62(1987)年度に始まり、毎年実施しています。
本年度の募集につきましては、下記リンク先をご覧ください。多数のご応募をお待ちしています。
投稿:2011年06月22日(水)
すでに本ホームページのイベント情報および「八雲会報」第48号でお伝えしていますように、平成23年度八雲会定期総会を7月17日(日)、松江市総合文化センター視聴覚室にて開催いたしますので、会員の皆様にはご参会くださいますようお願い申し上げます。
「小泉八雲と松江—『日本の面影』を旅する」
池田雅之(早稲田大学教授、八雲会会員)
場所:松江ニューアーバンホテル(松江市西茶町40-1)
参加費:3,500円
詳しくは、下記リンク先をご覧ください。
→平成23年度八雲会総会
→平成23年度八雲会定期総会記念講演会:池田雅之「小泉八雲と松江—『日本の面影』を旅する」
投稿:2011年06月21日(火)
このほど「八雲会報」(年2回発行)第48号を発行し、会員宛に送付しました。
「八雲会報」は松江市立中央図書館(松江市総合文化センター内)でも配布しています。
八雲来日一二〇年記念事業を終えて 松浦正敬(八雲会名誉会長、松江市長)
『へるんさんの松江まちあるきマップ』ができました 石川陽春(八雲会理事)
震災後のみちのくで 小泉凡(小泉八雲曾孫、八雲会名誉顧問)
「へるん先生こんにちは」の発刊に寄せて 錦織明(元松江市立城北小学校校長、松江市教育委員会指導講師)
『ニューオーリンズとラフカディオ・ハーン』の上梓に関わって 常松正雄(島根大学名誉教授)
平成23年度総会のご案内
リニューアルされた「小泉八雲ゆかりの地」案内板
富井俊郎副会長を悼む
『湖都松江』第20号ハーン特集の紹介
平成22年度〈「小泉八雲をよむ」感想文、作詞・詩〉入賞表彰式
湖畔通信
投稿:2011年05月01日(日)
富井俊郎(とみい・としろう)氏
2011(平成23)年4月28日逝去、60歳。
1950(昭和25)年東京生まれ。立命館大学大学院修了後、大阪府立高校勤務を経て、1989(平成元)年より島根県立島根女子短期大学の教員となり松江に赴任。1999(平成11)年より東京医科大学助教授(のち准教授)。
1995(平成7)年7月より八雲会副会長を務め、2004(平成16)年のハーン百年祭において、東京での対外交渉に尽力した。
専門分野はイギリス現代詩。日本詩学会代表を務めた。詩誌『ム』同人。
投稿:2011年04月08日(金)
既報の通り、八雲会事務局のパソコンの故障に伴い、電子メールの送受信ができなくなっていましたが、このほどパソコンを買い換え、メールの送受信を再開いたしました。
メールでご連絡いただいていた皆様ならびにメールを送るご予定のあった皆様には、昨年末に続いてご不便をおかけいたしましたことをお詫びし、上記ご報告いたします。
投稿:2011年04月06日(水)
東日本大震災(東北関東大震災)を受け、八雲会では3月14日より義援金の受付を行っています。
4月4日までにお寄せいただきました義援金は83,220円となり、同日、仙台市を拠点に置く小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の顕彰団体「みちのく八雲会」並びに「まちづくりNPOげんき宮城研究所」にお送りいたしました。募金していただきました皆様のご協力に対し感謝申し上げます。4日以降にお寄せいただきました義援金は、後日改めて送金いたしますので、ご了承ください。
義援金は引き続き受け付けております。詳しくは下記のリンク先をご覧ください。重ねて皆様のご協力をお願い申し上げます。
投稿:2011年04月06日(水)
八雲会事務局のパソコンの故障により、2011年4月6日にパソコンを修理に出しました。これに伴い、事務局にいただきました電子メールの確認と、事務局からの電子メールの返信ができない状況になっています。
該当するのは、下記のアドレス宛にお送りいただきました電子メールです。
昨年12月に続いてのパソコンの修理となり、八雲会事務局に御連絡をいただいております皆様には、再び大変ご不便をおかけいたしますことをお詫び申し上げます。電子メールの送受信の再開時には、八雲会ホームページでご案内いたします。
(本記事は事務局以外のパソコンで執筆・掲載しました)
投稿:2011年04月04日(月)
2010ラフカディオ・ハーン・エッセイ・コンテスト(主催:松江市)の最優秀作品が、松江市ホームページに掲載されています。
最優秀作品は、日本語部門のマリア・オレイニク(Ms. Maria Oleynik)さん「小泉八雲−世界人としての開拓者の一人」、英語部門のオーニャ・ニ・スキャンネル(Ms. Aine Ni Scannail)「Different worlds connected by myths(神話を通じた別世界へのつながり)」です。
→松江開府400年祭記念事業 2010ハーンのエッセイコンテスト 審査結果発表(日本語)
→Matsue’s 400th Anniversary Commemoration.Result Announcement of 2010 Lafcadio Hearn Contest (English)
最優秀作品と審査概要は、八雲会の会誌『へるん』No. 48(2011年7月刊行予定)に掲載する予定です。
→2010ラフカディオ・ハーン・エッセイ・コンテストの最優秀作品受賞者
→2010ラフカディオ・ハーン・エッセイ・コンテスト
投稿:2011年03月17日(木)
アイリッシュ・フェスティバル in Matsue 2011(主催:アイリッシュ・フェスティバル in Matsue実行委員会)の一環として3月12日・13日に開催されましたチャリティー・パブ「The Shamrock」の収益金と、当日受け付けた義援金について、主催者から報告がありましたので、下記転載いたします。
アイリッシュ・フェスティバル in Matsue 2011の一環として開催致しましたアイリッシュ・パブ「The Shamrock」の収益金と義援金、総額242,012円を日本赤十字社島根県支部へ本日お届け致しました。今後、東北関東大震災(東北地方太平洋沖地震)の被災者の皆様に送られます。ご協力下さいました皆様に、お礼とご報告を申し上げます。
2011年3月17日
アイリッシュ・パブ「The Shamrock」責任者
山陰日本アイルランド協会事務局長
小泉祥子(主催者ホームページの記事より)
投稿:2011年03月17日(木)
2010ラフカディオ・ハーン・エッセイ・コンテスト(主催:松江市)の最優秀作品の受賞者が発表されました。同コンテストは、八雲や松江などをテーマとするエッセイを、日本人を除くアイルランド在住者(国籍・年齢不問)を対象に募集するもので、日本アイルランド外交関係樹立50年を迎えた2007年に始まりました。
最優秀作品受賞者は、3月13日のアイリッシュ・フェスティバル in Matsue 2011(東北関東大震災のため一部のイベントが中止)に合わせて松江市に招待され、ホストファミリー宅に滞在。11日には八雲会の日野雅之会長代行の案内で小泉八雲記念館、小泉八雲旧居を見学するなどし、14日に松江市役所で行われた表彰式に出席しました。
最優秀作品と審査概要は、八雲会の会誌『へるん』No. 48(2011年7月刊行予定)に掲載する予定です。
小泉八雲−世界人としての開拓者の一人
マリア・オレイニク(Ms. Maria Oleynik)(大学職員)
神話を通じた別世界へのつながり
オーニャ・ニ・スキャンネル(Ms. Aine Ni Scannail)(高校生)
投稿:2011年03月14日(月)
※2011/04/06追記:「義援金をお送りしました」を掲載しました。
八雲会では、2011年3月11日に発生しました東日本大震災を受け、14日より義援金の受付を開始いたしました。
義援金は、仙台市を拠点に置く小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の顕彰団体「みちのく八雲会」並びに「まちづくりNPOげんき宮城研究所」にお送りし、被災者の支援と被災地の復興にお役立ていただきます。
義援金のお送り先は、別記の通りです。
八雲会会員の皆様、当ホームページをご覧の皆様、そして小泉八雲を通じた縁で結ばれた皆様のご支援をお願い申し上げます。
下記の口座へご入金下さい。
郵便振替用紙に以下の事項をご記入の上、お近くの郵便局でご入金下さい。
みちのく八雲会は2002(平成14)年7月に小泉凡さんの文化講演会を開催した、「まちづくりNPOげんき松島研究所」(現げんき宮城研究所)の代表門間光紀らが中心となり同年9月26日八雲の命日に創立しました。
私たちは小泉八雲が一度も訪れたことのない、みちのく松島に憧れていたこと、それは芭蕉の奥の細道を読んでいたからであると小泉凡さんの講演会や交流会を通じてお話をうかがった。そして八雲の周縁性や異文化理解のあり方、人への思いやり特に「かそけきものたちの声音に耳を傾け続けた」生涯に感動し興味を深めてきました。現在「小泉八雲を読む会——へるんサロン」を仙台市と石巻市で定期的に開催し、新たなメンバーも増えています。
2009(平成21)年には、げんき宮城研究所とみちのく八雲会の協働で、独立行政法人福祉医療機構助成事業として『DVD教育紙芝居「稲むらの火」』を制作、宮城県内の各小学校と市町村社会福祉協議会に無償配布しました。2011 (平成23)年の国語小5 『銀河』(光村図書出版)に「稲むらの火」の主人公濱口儀兵衛の伝記が記載されます。残念ながら宮城県内では採用する学校はひとつもありませんが、会の活動は今後も続きます。
設立時期:2002(平成14)年9月26日
代表者:門間光紀(主宰)
会員数:20名(2010年8月31日現在)
ホームページ:http://blog.canpan.info/genkimiyagi/
※『ハーンの神在月:全国・小泉八雲の会&ミュージアムの未来を考えるサミット』来場者配布用パンフレット(小泉八雲来日120年記念事業実行委員会、2010)より抜粋
(2011/04/06 15:50追記)
4月4日までにお寄せいただきました義援金は83,220円となり、同日「みちのく八雲会」並びに「まちづくりNPOげんき宮城研究所」にお送りいたしました。募金していただきました皆様のご協力に対し感謝申し上げます。4日以降にお寄せいただきました義援金は、後日改めて送金いたしますので、ご了承ください。
義援金は引き続き受け付けております。詳しくは下記のリンク先をご覧ください。重ねて皆様のご協力をお願い申し上げます。
(2011/03/16 16:25追記)
みちのく八雲会主宰の門間光紀さんが、みちのく八雲会・まちづくりNPOげんき宮城研究所のホームページで、3月14日以来連日近況を伝えています。避難所暮らしをしながら給水ボランティアとして活動していること、避難所のある地区は被害が比較的少ないために仙台市災害支援対策室からの支援がなく、寄附と差し入れに支えられていることなどが記されています。
(2011/03/14 18:16追記)
Tsunami(津波)という言葉は、1897年に小泉八雲の作品「生き神 (A Living God)(『仏の畑の落ち穂 (Gleanings in Buddha Fields)』所収)によってはじめて世界に紹介されました。それは1854年に和歌山県広村(現在の広川町)を襲った安政南海地震の際に、庄屋の機転により、多くの村人が高台に避難して津波から救われたという実話に基づく物語です。八雲はこの作品を通して津波の恐ろしさとともに庄屋の機知と倫理観を世界の読者に伝えました。またジャーナリストとして、自然災害時の危機管理の大切さを説くとともに、無計画な森林伐採を忌み、自然に畏敬の念をもって共生していくことが未来の日本に必要だと、講演や新聞記事で語っています。
「生き神」は、後に中井常蔵氏によって「稲むらの火」としてリライトされ国定教科書に採用されました。さらに2004年のスマトラ沖地震以降、10カ国以上の言語に翻訳され、防災教材として世界で活用されています。
文:小泉凡(小泉八雲曾孫、島根県立大学短期大学部教授、八雲会名誉顧問)
※八雲会ブログ「小泉八雲記念館の津波に関する特別展示について、小泉凡氏のメッセージと出品リスト」より抜粋
投稿:2011年03月12日(土)
3月11日に発生しました東北地方太平洋沖地震に伴い、八雲会ホームページ内に以下リンク先でご紹介しております各地のイベントにつきまして、開催予定に影響が出る可能性があります。最新の実施状況につきましては、各イベントの主催者様にご確認下さいますようお願い申し上げます。
本記事執筆時点(2011年3月12日 9:27)では、3月12日に熊本市で開催予定だった第5回熊本2011セント・パトリックス・デイ・パレードの中止(交流会は実施)が発表されています。また、3月13日に松江市で開催予定のアイリッシュ・フェスティバル in Matsue 2011は、本日午前中に主催者側で実施について判断が行われるとのことです。
最後になりましたが、被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。
3月13日に松江市で開催予定のアイリッシュ・フェスティバル in Matsue 2011は、セント・パトリックス・デイ・パレード等が中止となり、一部の催しは実施するとのことです。
同フェスティバルの一環として12日、13日にカラコロ工房で実施するアイリッシュ・パブ「The Shamrock」は、チャリティー・パブとして予定通り実施。来場とチャリティーへの協力を呼びかけています。
投稿:2011年03月01日(火)
平成22年度「小泉八雲をよむ」感想文、作詞・詩(主催:松江市、松江市教育委員会、八雲会)の入賞者が以下の通り決定いたしました。入賞者の皆様、おめでとうございます。
なお、表彰式は下記の日時・会場で、優秀賞、優良賞受賞者を対象に開催いたします。
2011年3月20日(日)14:00
松江市総合文化センター 2階 青少年室(松江市西津田6-5-44)
応募点数:4点
破られた約束 篠原麻梨子(焼津市立和田小学校6年)
ハーンがひかれた日本の人情 松尾涼人(松江市立津田小学校6年)
「津波!! 命を救った稲村の火」 岩田風花(松江市立竹矢小学校1年)
応募点数:6点
「常識」とは 平石泉貴(松江市立島根中学校2年)
小泉八雲をよんで 安達未来(松江市立本庄中学校2年)
茶碗の中の顔を飲んだら 梶野雅貴(松江市立島根中学校1年)
応募点数:5点
「雪女」を読んで 岡部達美(東京都立田柄高等学校2年)
「神々の国の首都」を読んで 関口慧(前橋育英高等学校2年)
「草ひばり 一寸の虫にも五分の魂——日本のことわざ」を読んで 石見裕太(熊本県立第二高等学校2年)
応募点数:15点
「神々の国の首都」を読んで 添田まりこ(東京都中野区)
『耳なし芳一の話』を読んで 池田力太(山口県岩国市)
「音」を観る 小野一郎(兵庫県赤穂市)
父と小泉八雲と私 大石博子(島根県益田市)
日本人の微笑 皆藤千湧(茨城県石岡市)
応募点数:13点
うろこ雲 中村梨々(島根県益田市)
八雲を感ずる松江に立つ 本田しおん(東京都武蔵野市)
投稿:2011年02月01日(火)
平成22年度「小泉八雲をよむ」感想文、作詞・詩(主催:松江市、松江市教育委員会、八雲会)の第2次募集を、昨日1月31日をもって締め切りました。ご応募下さった皆様、ありがとうございます。
なお、結果発表は2月下旬、表彰式は3月下旬の予定です。
投稿:2011年01月31日(月)
毎年恒例の八雲忌俳句会(主催:八雲会)を2月12日(土)に開催いたします。
小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の命日(9月26日)を「八雲忌」といいます。これは俳人・高浜虚子(1874-1959)が、1933(昭和8)年10月に松江を訪れた折に定めた、秋の季語でもあります。
例年は、秋の八雲忌のころに開催している八雲忌俳句会ですが、本年度は小泉八雲来日120年記念事業実施などの都合により、年が改まってからの開催となりました。
今回の会場である島根県民会館は、大手前の道をはさんで松江城の南西にあり、半径数百メートルから1キロメートル程度の範囲には、島根県尋常中学校・師範学校跡(現在の島根県警察本部)、小泉八雲旧居、小泉八雲記念館など、八雲ゆかりのスポットも多数点在しています。
俳句会の詳細は下記のリンク先をご覧ください。
投稿:2011年01月17日(月)
既報の通り、昨年末に八雲会事務局のパソコンを故障のため修理に出しておりましたが、このほど復旧し、電子メールのメールの送受信を再開いたしました。
メールでご連絡いただいていた皆様ならびにメールを送るご予定のあった皆様には、長期間にわたりご不便をおかけいたしましたことをお詫びし、上記ご報告いたします。
投稿:2011年01月05日(水)
銭本健二(監修)、横山純子(編)『神々の国の旅案内—へるんとともに(増補改訂)』日本語版(八雲会、1993年)の八雲会事務局在庫分は、このほど完売いたしました。これまでお買い上げ下さった皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。
投稿:2010年12月27日(月)
このほど「八雲会報」(年2回発行)第47号を発行し、会員宛に送付しました。
「八雲会報」は松江市立中央図書館(松江市総合文化センター内)でも配布しています。
「ハーン来日一二〇年記念事業」を終えて 日野雅之
「ハーン神在月」総括 長岡真吾
地域活動としての八雲:「ハーンの神在月に参加して」 坪井れい子
小泉八雲サミット「ハーンの神在月」に参加して 牧野弥一
観光の立場からみた小泉八雲 高橋一清
研究の視点からみたハーン 西川盛雄
小泉八雲ネットワーク構築への第一歩 石川陽春
小泉八雲に捧げる造形美術展「オープン・マインド・オブ・ラフカディオ・ハーン」 小泉祥子
第44回へルンをたたえる青少年スピーチコンテストの結果について
湖畔通信
投稿:2010年12月27日(月)
八雲会事務局のパソコンの故障により、2010年12月24日にパソコンを修理に出しました。これに伴い、12月20日以降に事務局にいただきました電子メールの確認と、事務局からの電子メールの返信ができない状況になっています。
該当するのは、下記のアドレス宛にお送りいただきました電子メールです。
この後12月28日から2011年1月4日まで、事務局が入居する松江市総合文化センターの年末年始休館となりますので、パソコンが復旧し、事務局から電子メールの送受信が再開できるのは、2011年1月5日以降になる見通しです。
八雲会事務局に御連絡をいただいております皆様には、大変ご不便をおかけいたしますことをお詫び申し上げます。電子メールの送受信の再開時には、八雲会ホームページでご案内いたします。
(本記事は事務局以外のパソコンで執筆・掲載しました)