八雲会ブログ

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2月18日はラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の妻セツの命日です

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今日2月18日は、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の妻セツ(1868-1932)の命日です。八雲会では今夜、第3回となるセツをしのぶ俳句会を島根県民会館(松江市殿町)で開催します。その模様は、次号の会誌『へるん』等でお伝えできることと思います。

さて、セツがハーンとともに暮らした家である根岸邸、現在の小泉八雲旧居の隣にある小泉八雲記念館(松江市奥谷町)では、企画展「ヘルンと家族」が3月29日まで開催中です。セツと4人の子どもたちの写真やゆかりの品、そしてセツと長男一雄が回想するハーンの姿が紹介されています。命日にあたり、そのうちのひとつを掲げます。

父はいつも母の手を執って戸棚の傍らへ連れて行き、「しかし私、ママさん貴女があります。」「誰のお陰で生まれましたの本ですか? 学問ある女ならば幽霊の話、お化けの話、前世の話、皆馬鹿らしいのものといって嘲笑うでしょう」傍らにいる私に向かってまでも、「この本、皆あなたの良きママさんのおかげで生まれましたの本です。なんぼう良きママさん。世界で一番良きママさんです。」と真剣に褒めそやすのでした。(小泉一雄著『父パパ「八雲」を憶う』)

没落士族の家の生計を助けるために進学がかなわなかったセツが、自分には学問がないと嘆くと、ハーンは自身の著作に果たしたセツの貢献を、このような言葉で称えたというエピソードです。

ヘルンと家族:小泉八雲没後110年記念企画展 (Hearn & Family) | 小泉八雲記念館 Lafcadio Hearn Memorial Museum

昨年刊行された、八雲会会員・長谷川洋二さんによるセツの評伝『八雲の妻 小泉セツの生涯』。この機会にあわせてどうぞ。

『八雲の妻 小泉セツの生涯』発売! | 今井書店

ニューオーリンズのカーニバルに今年もハーンにちなむクルーが参加

ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)がジャーナリストとして活動したアメリカ・ニューオーリンズで、2月14日(土)に行われたカーニバル。1885年、同地でハーンが『クレオール料理(La Cuisine Creole: A Collection of Culinary Recipes)』というレシピ本を著したことにちなんで、今年も料理人たちによるKrewe of Lafcadioという一団が、パレードに参加しました。その模様を、現地メディアが伝えています。

Antoine’s, Gautreau’s chefs honored by Carnival krewes

Mardi Gras 2015: Krewe of Lafcadio parade celebrated New Orleans culinary arts (photos)

↓ Krewe of Lafcadioがカーニバルに初めて登場した2012年の八雲会ブログの記事です。

ハーンをたたえるニューオーリンズのパレード | 八雲会 | The Hearn Society:小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の研究・顕彰

The Irish Today: 寄稿『小泉八雲,アイルランドへの里帰り 』〜“The Open Mind of Patrick Lafcadio Hearn —HOME COMING—” Written/Photo by Shoko Koizumi (小泉祥子)

アイリッシュ・ネットワーク・ジャパンのブログ「The Irish Today」に掲載された小泉祥子・山陰日本アイルランド協会事務局長(八雲会常任理事)の寄稿です。

ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)ゆかりの海辺の町、アイルランドのトラモアには今年、小泉八雲記念庭園が開園する予定。そして、ギリシャ、日本、アメリカで開催されてきた「オープン・マインド・オブ・ラフカディオ・ハーン」のプロジェクトが、この秋はじめてアイルランドに上陸、ダブリン・リトル・ミュージアムで開催されます。そんなアイルランドとハーンの関係、そして一連のプロジェクトの話題をたっぷりお届けしています。

The Irish Today

【2/15追記】怪談専門誌『幽』第22号の特集は「ハーン/八雲 Retold」(1)新公式サイトと2/21トークイベント

すでにお読みになった方も多いと思います。1月末に発売された怪談専門誌『幽』第22号(角川書店)の特集はその名も「ハーン/八雲 Retold」。創刊号以来2度目のラフカディオ・ハーン(小泉八雲)特集です。

紹介したいことがたくさんあるこの特集ですが、ちょうど昨日、同誌の新しい公式サイトが開設し、最新号の目次が掲載されましたので、今日はそのご案内をしておきます。

怪談専門誌『幽』『Mei(冥)』オフィシャルサイト| 角川書店 | KADOKAWA

そして、同誌編集顧問の東雅夫さんが出演するトークイベントが来週2月21日(土)に東京・神楽坂で開催。この特集にまつわるお話もたっぷり聞けそうです。

2/21(土) トークイベント「八雲の血脈——小泉家のファミリーレジェンドと美しい書物群」(神楽坂)

【2/15追記】翌22日(日)は、東雅夫さんと『幽』に寄稿した下楠昌哉さん(英文学者、同志社大学文学部教授)の組み合わせで、ハーン作品の日本語訳で知られる平井呈一をテーマとするトークイベントも。

2/22(日)トークイベント「幻想と怪奇の匠・平井呈一——その足跡と旧蔵書をめぐって」(神楽坂)

『幽』第22号の話題、このあと少なくとも2回は準備しています。おたのしみに。
 

静岡新聞: 「浜言葉」で紙芝居 港町・焼津の人情味いっぱい

ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)が晩年の夏休みに滞在した静岡県焼津市の浜通りで話された「浜言葉」によね紙芝居の上演が、2月1日(日)焼津市立焼津図書館で行われました。その模様を『静岡新聞』が伝えています。演じたのは、同市の静岡福祉大学紙芝居研究会の学生たちです。

同市ゆかりの作家小泉八雲原作の「おだんごをなくしたおばあさん」「津波だ!いなむらの火を消すな」「稲むらの火」などを、浜言葉を使って実演した。紙芝居の後には長谷川会長が浜言葉について解説し、焼津の歴史や文化を紹介した。

「浜言葉」で紙芝居 港町・焼津の人情味いっぱい | 静岡新聞

静岡福祉大学附属図書館では、「焼津の浜言葉と方言紙芝居」展の会期が延長され、2月27日(金)まで開催されています。同大学のサイトには、浜言葉、そして浜通りとハーンについて次の説明があります。

戦前の焼津は、カツオ遠洋漁業とカツオ節生産が盛んな水産の町でした。
町の中心地が、北は焼津港、南は小川港に挟まれた約1.5㎞の浜通りです。
昔から漁師やカツオ節やなまり節等の加工業者が住み、この通りで使われたのが「浜言葉」です。
また、1897年から1904年まで夏の間、この浜通りを愛して滞在した小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)が
愛した町でもあります。(静岡福祉大学ホームページより)

「焼津の浜言葉と方言紙芝居」展は、2月27日(金)まで行っています。※3日〜4日、25、土日祝は、休館です。よろしくお願いします。 | 図書館からのお知らせ|静岡福祉大学

兵庫県立図書館の朗読ライブと小泉凡さん講演会

兵庫県立図書館(兵庫県明石市)で開催中のふるさと防災特別展示「未来にツタエル。」の関連企画として、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)「生き神(A Living God)」など兵庫県ゆかりの作家の作品を取り上げる朗読ライブと、ハーンの曾孫・小泉凡さんの講演会が実施されました。その模様を同館のFacebookページが伝えています。

facebookページでも取り上げられていますが、兵庫県立図書館が開館40周年を記念して実施している図書寄贈キャンペーンに応えて、凡さんも著書『怪談四代記』などを寄贈したことが『神戸新聞』の記事になりました。

神戸新聞NEXT|明石|八雲のひ孫、小泉凡さん 県立図書館に著書など寄贈

ふるさと防災特別展示「未来にツタエル。」は、ひきつづき2月18日(水)まで開催。下記はハーンに関する展示の様子です。

 

朝日新聞: 島根)「今のアイルランド見て」映画3作品を上映

山陰日本アイルランド協会創立20年とラフカディオ・ハーン(小泉八雲)没後110年を記念して、2月1日に松江市市民活動センターSTICビルで開催される1日限りのアイルランド映画祭「アイリッシュ・フィルム・デー:心あたたまるアイルランドの一日」に関する『朝日新聞』の記事です。催しのポスターを背に取材に答えるのは、同会副会長でハーンの曾孫、小泉凡さん。記事には、同会のあゆみや取り組みについても取り上げられています。

島根)「今のアイルランド見て」映画3作品を上映:朝日新聞デジタル

島根広告賞作品展示にギリシャの「オープン・マインド・オブ・ラフカディオ・ハーン」出展

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昨年7月にラフカディオ・ハーン(小泉八雲)生誕の地ギリシャ・レフカダ島を中心に開催された没後110年記念事業「オープン・マインド・オブ・ラフカディオ・ハーン:西洋から東洋へ」のために制作された印刷物が、第39回島根広告賞作品展示に出展されています。

展示されているのは、小泉八雲記念館の企画展や八雲会発行の書籍なども手がけているグラフィック・デザイナー、石川陽春・八雲会常任理事がデザインしたポスター、パンフレット、配付資料一式を収める紙製フォルダーなどです。いずれも現地ギリシャで出回ったもので、日本で公開されるのはおそらく今回が初めてです。

島根広告賞作品展示に”日本初公開”ギリシャの「オープン・マインド・オブ・ラフカディオ・ハーン」を出展 | 石川陽春 – ISHIKAWA Kiyoharu

紙製フォルダーには、昨年末にまとまった事業報告書とプロシーディングス(講演録)が入っています。この2冊は後日、記念事業のサイトからPDFファイルでダウンロードできるようになる予定ですが、ひと足早く公開しています。

展示の模様を伝える『山陰中央新報』の記事に掲載された写真で、手前に写っています。

山陰中央新報 – 人目引く192作品並ぶ 県立美術館で島根広告賞展

2月2日(月)まで、島根県立美術館ギャラリー(島根県松江市)で開催中。入場無料です。
 

兵庫県立図書館: ふるさと防災特別展示「未来にツタエル。」の写真

阪神淡路大震災発生から20年を迎えた今日、兵庫県立図書館(兵庫県明石市)のFacebookページに、同館で2月18日(水)まで開催中のふるさと防災特別展示「未来にツタエル。」の写真が掲載されました。展示では、兵庫にゆかりのあるラフカディオ・ハーン(小泉八雲)、ジャーナリストの筑紫哲也、作家の陳舜臣が取り上げられています。

こちらは関連企画の朗読ライブとハーン曾孫・小泉凡さんの講演会のお知らせ。

 

兵庫県立図書館ふるさと防災特別展示「未来にツタエル。」でハーン展…朗読ライブと小泉凡さん講演会も

阪神淡路大震災発生から今月で20年……兵庫県立図書館(兵庫県明石市)ふるさと防災特別展示「未来にツタエル。」の一環として「小泉八雲:100年前のメッセージ展」が2月18日(水)まで開催中です。

兵庫県立図書館 ふるさと防災特別展示「未来にツタエル。」

120年前、神戸で新聞記者をしていた小泉八雲は、津波の前兆を察した村の長が稲に火をつけ村人を救った『稲むらの火』の原作『生き神』を神戸で書きました。教育者で英文学作家、ジャーナリストだった八雲は未来の私たちにむけ「怪談」をはじめたくさんのメッセージを残しています。その作品からは「時空を超えた真理」を読み取れます。そのこころや足跡を原稿やゆかりの品、著作などでたどります。(チラシより)

関連企画として1月25日(日)に開催される朗読ライブでは、講談と三味線で「生き神」を上演。30日(土)にはハーンの曾孫・小泉凡さん(島根県立大学短期大学部教授)の講演会があります。

兵庫県立図書館 小泉凡講演会×朗読ライブ

平成26年11月23日県公館で開催し好評だった「小泉八雲朗読の夕べ」の小泉凡さんの防災講演を、県立図書館で本の寄贈キャンペーンイベントとあわせて拡大版で開催。 朗読ライブは120年前の神戸で小泉八雲が書いた防災メッセージ『生き神』(稲むらの火の原作)を三味線と講談で、また、文学で歴史を伝える神戸在住の作家陳舜臣さんの作品よりゲストに牛尾淳さんをお迎えしての2本立て。乞うご期待!

『神戸新聞』に記事が掲載されました。

神戸新聞NEXT|明石|筑紫哲也さんや小泉八雲の災害への思い 県立図書館で防災展


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