八雲会ブログ

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「小泉八雲・朗読の夕べ」尾道公演の記事

俳優・佐野史郎さんとギタリスト・山本恭司さんによる小泉八雲・朗読の夕べ「望郷:失われることのない永遠の魂の故郷」ギリシャ凱旋公演は、昨年9月の松江を皮切りに、今年2月の東京までの全日程が終わりました。八雲会ブログでまだご紹介していなかった11月以降の公演に関する記事を、今回から5回にわたって会場別にまとめていきます。今回は、11月22日に広島県尾道市の浄泉寺で行われた公演について。

鎌倉・円覚寺で没後110年記念シンポジウム「オープン・マインド・オブ・ラフカディオ・ハーン:小泉八雲と日本の心」3/21開催

来日間もないラフカディオ・ハーン(小泉八雲)が足跡を残した鎌倉で、ハーン没後110年シンポジウム「オープン・マインド・オブ・ラフカディオ・ハーン:小泉八雲と日本の心」が3月21日(土)に開催されます。会場は名刹・円覚寺の如意庵です。小泉凡さん(島根県立大学短期大学部教授、ハーン曾孫)、池田雅之さん(早稲田大学教授)による基調講演、お二人に土谷精作さんを加えたパネルディスカッション、大小田さくら子さんによる作品朗読など。事前申込が必要とのことですので、詳しくは下記リンク先をご覧ください。

 

読売新聞/山陰中央新報: 安来・広瀬小で「稲むらの火」紙芝居上演

東日本大震災発生から4年を迎えた昨日、安来市立広瀬小学校(島根県安来市)を錦織明・出雲かんべの里館長(八雲会理事)が訪れ、紙芝居「TSUNAMI」を上演したことを『読売新聞』『山陰中央新報』が伝えています。

ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の作品「生神様(A Living God)」をもとに書かれた「稲むらの火」の物語は、戦前の国定教科書で取り上げられ、近年は防災教材として改めて注目されていますが、その国定教科書の編集に携わった文部官僚・井上赳は、現在の安来市広瀬町の出身。ハーンが松江に暮らしたことに加えて、島根県とは縁の深い作品です。

<東日本大震災4年>忘れないために

山陰中央新報 – 戦前 教科書掲載の物語「稲むらの火」紙芝居 安来で上演

【3/12更新】東日本大震災発生から4年…ギリシャ語版も誕生した紙芝居DVD『稲むらの火』

八雲会ブログでこれまでも折に触れご紹介してきた、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の作品「生神様(A Living God)」を原作とし、戦前の国定教科書に採用された「稲むらの火」。大地震の発生直後、庄屋の五兵衛が収穫したばかりの稲の束に火をつけて村人をひきつけ、津波から村人の命を救ったという物語です。近年は、防災の教材として日本だけでなく海外でも注目を集め、さまざまな言語に翻訳されています。

2009年、宮城県を拠点に活動するまちづくりNPOげんき宮城研究所とみちのく八雲会が、教育紙芝居DVD『稲むらの火』を制作しました。1942年に作られた「稲むらの火」の紙芝居を、ナレーション入りのDVDとして現代によみがえらせたものです。ハーン没後110年を迎えた2014年、ハーン生誕の地にギリシャのレフカダにラフカディオ・ハーン・ヒストリカル・センターが開館した際に、日本のハーン関係の個人・団体から数々の収蔵品が寄贈されましたが、その中には教育紙芝居DVD『稲むらの火』の英語・ギリシャ語字幕版もありました。

そのことを伝える記事が『読売新聞』欧州版に掲載されていました。NPOげんき宮城研究所のブログで先ごろ取り上げられましたので、東日本大震災発生から4年を迎えたこの日にあたり、ご紹介しておきます。

活動報告 1月度(16日〜31日)

【3/12更新】3/11付の『読売新聞』でも、東日本大震災関連記事として紙芝居DVDについて取り上げられました。

DVD稲むらの火掲載記事

春を告げる緑のパレード…アイリッシュ・フェスティバル in Matsue 2015開催

ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)ルーツの地のひとつであるアイルランドの祝祭、セント・パトリックス・デイ・パレードが、3月8日(日)松江で開催されました。3月17日のセント・パトリックス・デイ当日まで続くアイリッシュ・フェスティバル in Matsueの中心となる行事です。当日の写真が、アイリッシュ・フェスティバルのFacebookページに掲載されました。

以下、報道各社の記事です。

山陰中央新報 – にぎやかに緑色の行進 松江でアイリッシュ・フェス

アイリッシュフェスティバル – NHK島根県のニュース

山陰中央新報: アイルランドに八雲記念庭園 生涯テーマ6月開園

ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)ゆかりの地、アイルランド・トラモアで建設が進む小泉八雲庭園(Lafcadio Hearn Gardens)に関する記事が『山陰中央新報』に掲載されました。

山陰中央新報 – アイルランドに八雲記念庭園 生涯テーマ6月開園

ハーンの誕生日6月27日の開園を予定しているこの庭園は、「日本とアイルランドの文化交流を深める狙いで、住民の憩いの場とするほか、教育や結婚式などのイベントにも活用する構想」であること、「順路に沿って約200メートルの遊歩道を抜ける間に、トラモア、米国、日本で過ごした八雲の生涯を9エリアで表現」していること、「松江市は八雲をかたどった銅板を記念品として贈る予定で2015年度一般会計当初予算案に関連費140万円を計上」していることなどを、ハーン曾孫の小泉凡さん、祥子さん夫妻のことばととも、同記事は伝えています。

The Lafcadio Hearn Gardens – lafcadiohearngardens

折しもここ松江は、ハーンとアイルランドの縁で毎年開催されているアイリッシュ・フェスティバル in Matsueがこの土日にクライマックス。明日8日はアイルランドの守護聖人の名を冠するセント・パトリックス・デイ・パレード、今日明日の2日間はカラコロ工房でアイリッシュ・パブもオープン。バブの隣では、松江市内の小学生がアイルランドについて学んだ成果を発表する「へるんさんのふるさとアイルランドこども展」が17日(火)までつづきます。

アイリッシュ・フェスティバル in Matsue 2015 | 八雲会 | The Hearn Society:小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の研究・顕彰

毎日新聞: 松江「手紙を書こう」コンテスト:入賞の26人表彰

NPO法人松江サードプレイス研究会が実施した松江「手紙を書こう」コンテストの表彰式が2月28日に行われたことを、『毎日新聞』が伝えています。第3回となる今回は、松江に暮らした「へるんさん」ことラフカディオ・ハーン(小泉八雲)に手紙を書くというテーマで、松江市内の小学生を対象に作品が募集され、入賞者26名に「へるんさん特別賞」「へるんさん賞」が贈られたとのことです。記事に入賞者の氏名が掲載されています。

 

怪談専門誌『幽』第22号の特集は「ハーン/八雲 Retold」(2)佐野史郎&山本恭司「小泉八雲・朗読の夕べ」朗読台本

2014年7月のギリシャ初演につづいて、日本各地で凱旋公演が行われていた佐野史郎さんと山本恭司さんの小泉八雲・朗読の夕べ「望郷:失われることのない永遠の魂の故郷」が、2月26日の銀座YAMAHAスタジオ(東京都中央区)で最終公演となりました。

特集「ハーン/八雲 Retold」が組まれた怪談専門誌『幽』第22号には、「朗読の夕べ」関連記事が掲載されています。

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巻頭グラビア「ハーンと八雲/ギリシャと松江」には、佐野史郎さんがギリシャで撮影した写真に交じって、ハーンの生誕地レフカダでの公演の写真(撮影:高嶋敏展さん)も。

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何と言っても注目は「望郷」の朗読台本。数々のハーン作品を、約1時間ノンストップのステージにどのように構成しているかがよくうかがえます。公演の余韻を味わうにもうってつけです。ハーン作品脚本を手がけた佐野さんによる作品解説つき。

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そして同誌編集顧問の東雅夫さんによる焼津公演(11月30日、焼津文化会館)リポート。以前訪問したハーンゆかりの焼津神社と熊野神社にまつわる“魔法”のエピソードも興味深いですよ。

怪談専門誌『幽』『Mei(冥)』オフィシャルサイト| 角川書店 | KADOKAWA

新宿で「漱石・八雲」展も…話題いっぱいの漱石と熊本

夏目漱石内坪井旧居(熊本市)

夏目漱石内坪井旧居(熊本市)

八雲会のFacebookページTwitterアカウントでは、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)や松江に関する話題に混じって、夏目漱石についても時々取り上げています。これはいくつか理由があってのことです。

  1. 同時代に活動し、時期こそ重ならないものの、ともに現在の熊本大学と東京大学で英語や英文学を教えたこと。
  2. ともに現在の熊本市と東京都新宿区に居住し、特に熊本市にはハーンと漱石が暮らした家が現存し(ハーン1軒、漱石3軒)、一般公開されている建物があること(小泉八雲熊本旧居夏目漱石内坪井旧居、外観のみ公開の夏目漱石第三旧居)。
  3. その上墓所まで一緒で、ふたりそろって雑司ヶ谷霊園(東京都豊島区)に眠っていること。
  4. 熊本近代文学館熊本大学五高記念館新宿歴史博物館には、いずれもハーンと漱石に関する常設展示があり、ゆかりの品々を収蔵していること。
  5. 中村青児さん(小泉八雲熊本旧居保存会会長)をはじめ、熊本のハーン顕彰関係者の中には、漱石の顕彰にも携わる方が少なくないこと。

 
そのようなわけで、漱石の話題を追いかけていると、ハーンに直接または間接的にかかわる話題に接することも珍しくありません。また、2016年の没後100年・来熊120年、2017年の生誕150年とつづく「夏目漱石記念年」に向けて、全国の漱石顕彰団体が連携して記念事業の動きを見せており、2010年の「ハーンの神在月:全国・小泉八雲の会&ミュージアムの未来を考えるサミット」以来活発となった、ハーン関係団体の連携にも参考となる事例が、これから多く蓄積されることを期待しています。そこで今日の八雲会ブログでは(八雲会なのに)漱石特集をお届けします。

【18:00追加】まずは漱石と熊本の縁についておさらいするのに便利、熊本県の広報動画を。

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毎日新聞: 警察官とサムライ気質…コラム「余録」にラフカディオ・ハーン登場

『毎日新聞』のコラム「余録」にラフカディオ・ハーン(小泉八雲)が登場。

余録:「交番の交代時の夜寒かな」。正岡子規の句である。 – 毎日新聞

1892(明治25)年に小泉八雲(こいずみ・やくも)(L・ハーン)は日本の警官の大半がサムライ階級の出身だと述べ、こう記した。「自分は世界で一番完全な警官だと考えてよろしいと思う。が、あのすばらしく立派な性質を一代経(た)った後、保持して居るであろうか」……その後何代かを経てみれば、八雲の心配は杞憂(きゆう)だったのだろう。子規がたたえたお巡りさんの清廉への信頼はおおむね今日まで日本の社会に引き継がれた。なのに、である。

正岡子規が俳句に詠み、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)が作品「伯耆から隠岐へ(From Hoki to Oki)」(『知られぬ日本の面影(Glimpses of Unfamiliar Japan)』)に書いた明治期の警察官の姿を引きつつ、話題は昨今の警察官の不祥事へ。そして、

八雲が次代への継承が難しいと考えたのは「サムライ気質」、士たる者の自尊だった。それにみごと取って代わった警察官の誇りが試される信頼回復策だ。

とコラムは結ばれています。
 


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