投稿:2015年07月06日(月)
7月4日(土)に開催しました八雲会創立100年記念講演会・シンポジウム「八雲の記憶、百年の継承。」の模様の写真を、Facebookページに掲載しました。当日夜の記念祝賀会の様子も含まれています。写真のキャプションは追って記載していきます。
投稿:2015年07月05日(日)
昨日7月4日(土)、八雲会創立100年記念講演会・シンポジウム「八雲の記憶、百年の継承。」を松江市総合文化センター大会議室で開催しました。松江市内とその近隣はもとより、(ブログの中の人が知る限りでは)北は北海道から南は熊本まで全国各地から100名以上の方にお集まりいただき、濃密な土曜日の午後をともに過ごすことができました。多数のご来場・ご協力に感謝申し上げます。当日の模様は、後日改めてふりかえることにしますが、写真を少し掲載します。
タグ: 八雲会, 八雲会100年, 内田融, 小泉凡, 日野雅之, 松江市総合文化センター, 池橋達雄, 第一次八雲会, 西川盛雄, 風呂鞏
投稿:2015年07月03日(金)
いよいよ明日7/4、八雲会創立100年記念講演会・シンポジウム「八雲の記憶、百年の継承。」を13:00より松江市総合文化センター2階の大会議室で開催します。あらためて、みなさまのご来場お待ち申し上げます。この記事では、ブログ未掲載になっていました明日のイベントに関する情報をまとめてお伝えします。
7/1付『中国新聞』に催しに関する記事が掲載されました。
6/18付『山陰中央新報』には、発足50年を迎えた第二次八雲会の発起人のひとりでもあった池野誠理事(山陰文藝協会会長)が「八雲会創立50周年に寄せて:ハーン研究継続 決意新た」と題し、発足当時を振り返る記事を寄稿しました。
チラシで予告していました会誌『へるん』最新第52号、明日お披露目の予定でしたが、完成が間に合いませんでした。楽しみにしてくださっているみなさまにお詫び申し上げます。後日、会員宛には例年通り郵送しするとともに、八雲会事務局や松江今井書店などでも頒布を実施しますので、どうぞよろしくお願いいたします。その代わり、当日はこれまでの第二次八雲会の出版物にぜひふれていただければと思います。
ご来場のみなさまには、パンフレット(A4変型判、32ページ)と、ささやかな記念品をさしあげます。
パンフレットには、第一次八雲会と第二次八雲会の設立に関する当日の新聞記事や、第一次八雲会の発起人たちの紹介、第二次八雲会の設立趣意書、第二次八雲会の発足当時の様子や1990年の小泉八雲来日120年記念フェスティバルを中心にした思い出の写真、そして第一次八雲会と第二次八雲会を通した年譜「八雲会の歩み」全面改訂版を盛り込みました。これまで会誌『へるん』や「八雲会報」などでもほとんど紹介されなかった資料を多数掲載しています。
記念品は……あとは手にとってみてのお楽しみにということで。
開会前と休憩時間には、パンフレット未掲載分も交えて、第二次八雲会の思い出の写真をスライド上映します。八雲の顕彰や研究に尽くしたなつかしい人々、ちょっと昔の松江、八雲会はこんなこともやっていたのかと知っていただくもよし。どうぞお楽しみください。
八雲会が所蔵する小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)に関するイベントのポスターを展示します。『中国新聞』にも掲載された1950年の生誕100年祭のポスターもお目にかけます。
そして、展示品のポスターのいくつかをデザインしている石川陽春常任理事が、ポスター以外に手がけた八雲関連の作品もあわせて展示します。松江ゴーストツアーや小泉八雲記念館の企画展、現代の松江に八雲が出没するイラストが表紙になっている『どこでもバスブック松江』など、10年分の仕事です。
それでは明日、松江市総合文化センターでお目にかかりましょう。
タグ: デザイン, ポスター, 中国新聞, 八雲会100年, 八雲会誌『へるん』, 山陰中央新報, 新聞記事, 松江, 松江市総合文化センター, 石川陽春, 第一次八雲会, 第二次八雲会, 総会, 記念品
投稿:2015年06月28日(日)
ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)誕生日の前日にあたる6月26日(金)、アイルランドの海辺の町で、ハーンが少年時代にしばしば滞在したトラモアに、ハーンの生涯を庭で表現した小泉八雲庭園(The Lafcadio Hearn Garderns)が開園式を迎えました。式典にはアイルランド駐在の渥美千尋大使、ハーン曾孫の小泉凡さん、祥子さん夫妻も出席しました。
※本記事は、山陰日本アイルランド協会サイトに掲載のものを改稿したものです。
Congratulations to Opening of Lafcadio Hearn Gardens Tramore!6月26日、アイルランドのトラモアに小泉八雲庭園がオープンしました。ガーデンの発案者アグネス・エイルワードさんの…
Posted by Shoko Koizumi on 2015年6月26日
Tramore garden honours Lafcadio Hearn’s boyhood summers
山陰中央新報 – 八雲の足跡たどる庭園 幼少期生活のアイルランドに開園
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タグ: RTE, The Irish Times, アイルランド, トラモア, 小泉八雲庭園, 小泉凡, 小泉祥子, 山陰中央新報, 新聞記事, 渥美千尋
投稿:2015年06月27日(土)
ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)165回目の誕生日を迎えました。アイルランドのトラモアでは現地時間の昨日、ハーン曾孫・小泉凡さん夫妻も出席して小泉八雲庭園の開園式が行われ、八雲会のFacebookページとTwitterでは現地からのニュースを逐次ご紹介しました。まとめは山陰日本アイルランド協会のサイトに載りましたので、この話題については今日はそちらでご覧いただくとして、八雲会ブログでは私たち八雲会のお話をさせてください。
今年第一次八雲会は創立から100年を迎えますが、現在の八雲会(第二次八雲会)は今日6月27日で、発足からちょうど50年になりました。第二次八雲会設立に先立ち、発起人たちは次のような趣意書を発しました。「八雲を顕彰し、郷土の皆様が一人でも多く彼に興味をもたれ、永く敬慕下さるようになれば」とその趣旨をうたい、八雲会という名称は第一次八雲会の「復活という願意をこめて」名づけたものだと述べています。
八雲会設立について
郷土のみなさんへ
初夏の候、いよいよ御清栄のこととお慶び申し上げます。
さて、ごぞんじのとおり、郷土、松江の誇り、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)が逝つて六十余年、年月を経るにつれてますます彼の郷土にのこした足跡の偉大さを思わずにはいられません。この松江が、戦後、国際文化観光都市を標榜できたのも、遥か明治の中期に、偶然にも八雲が来松し、かずかずの作品の中で、広く世界に紹介したことも大いに与つていることと思います。
近年、松江を訪れる内外人は急速にその数を増しております。それらの人々がまず口にするのは、小泉八雲、杖をひくのは八雲旧居ときまつているようですが、その反面郷土では案外、八雲に疎い人々が多いような気が致します。
そこで私達は不肖の身を顧みず、八雲を顕彰し、郷土の皆様が一人でも多く彼に興味をもたれ、永く敬慕下さるようになればと、表記の会の設立を計画致しました。純粋な民間団体として自由に、また気軽に御入会下さいますように、心から望んでおります。
会の名称の由来につきましては、昭和の初期、小泉八雲記念館建設を目的として「八雲会」が存在致しましたので、その会の復活という願意をこめて名付けました。
発会式は小泉八雲の誕生日に当ります。きたる六月二十七日(日)に左記の要項にて行います。なお御手数ながら入会後希望のお方は同封の申込書に御記入の上、六月二十二日までに届くように御投函下さい。また会則案も印刷しておりますので御高覧下さい。
昭和四十年六月十六日
〔以下略〕
発起人は下記の人々。大学や高校・中学校の教員が中心でした。
発起人(順不同)
(近畿日本ツーリスト松江営業所)
本田秀夫
(島大) 梶谷泰之
(島大) 森亮
(松江北高)山崎亮平
(松江北高)山中保夫
(松江二中)仲田輝男
(松江商業)大浦敏男
(附中) 吉井祐蔵
(松江南高)池野誠
(農大附高)高橋肇
(島大学生)依田昌彦
※島大:島根大学。附中:島根大学教育学部附属中学校。農大附高:島根県立島根農科大学附属高等学校(現在の島根県立松江農林高等学校)。
本田秀夫は初代会長、梶谷泰之と森亮は顧問(梶谷はのちに会長、名誉顧問)、池野誠は現在理事を務めており、高橋肇は長く事務局を担当しました。
こちらは、当時の島根県労働会館(松江市)で開かれた第二次八雲会の設立総会の模様です。
壁に貼られた記念講演の演題は次の通りです。
「へるんと私」白築祐久
「旧八雲会の思い出」和田正則
「故一雄氏をしのぶ」梶谷泰之
出雲大社にほど近い稲佐の浜をハーン一家が訪れた際、長男の一雄と遊んだ白築、松江市職員として第一次八雲会とかかわりのあった和田、ハーンの子女のうち最後まで存命し、この年亡くなった一雄を偲ぶ梶谷。このほか、当会の記録によると石村春荘が「明治のへるん」と題して講演しているようです。
もう1枚の写真は、同じ年8月に、中高生を対象に実施した「へるんサマースクール」。
松江城本丸に集い、ハーンの作品における天守閣の描写や、ハーンの登閣の足跡について説明を受けているのでしょうか。左手に見える台座には、戦時中の金属供出で失われた松江藩松平家の初代・直政の銅像が置かれていました(銅像は近年、三の丸の県庁前広場に再建されました)。サマースクールでは、英文テキストを片手に市内のハーンゆかりの地を訪ねながら、4日間にわたってハーンへの理解を深めたそうです。
こうした第二次八雲会設立当初の様子がわかる資料や、第一次・第二次八雲会の年譜「八雲会の歩み」全面改訂版をまとめたパンフレットを、次の土曜日7月4日、八雲会創立100年記念講演会・シンポジウム「八雲の記憶、百年の継承。」の来場者にお配りする予定です。当日どうぞお楽しみになさってください。
八雲会創立100年記念講演会・シンポジウム「八雲の記憶、百年の継承。」 | 八雲会 | The Hearn Society:小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の研究・顕彰
投稿:2015年06月24日(水)
ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)が少年時代にしばしば滞在したアイルランドの海辺のまち・トラモアに建設が進められてきた小泉八雲庭園(The Lafcadio Hearn Gardens)が、現地時間の6月26日(金)、ハーンの誕生日前日に開園を迎えます。アイルランド駐在の渥美千尋・日本大使や、ハーン曾孫・小泉凡さん、祥子さん夫妻も記念式典に参列する予定です。
在アイルランド日本大使館のプレスリリース(英文)。開園の経緯や関係者の言葉もまとめられています。
庭園の基本的な情報は庭園の公式サイトで。Facebookページでは工事の進捗が折に触れて伝えられてきました。
The Lafcadio Hearn Gardens – lafcadiohearngardens
現地メディアの記事。
Fabulous Lafcadio Hearn Gardens, Tramore, to open this Friday
こちらはThe Irish Timesより、同紙でハーンの話題といえばこの人、ジョン・モーランさんによる記事。ハーンとアイルランドのかかわりから、小泉八雲庭園、そしてこの秋アイルランド各地で開催される「オープン・マインド・オブ・ラフカディオ・ハーン:帰郷」について。
【6/25記事追加】アイルランドの放送局・RTÉのサイトで公開された動画。15:12ごろから約9分間が庭園の話題です。庭園のみどころ、起工式や工事の模様、関係者のインタビュー。
タグ: The Irish Times, アイルランド, ジョン・モーラン, トラモア, 小泉八雲庭園, 小泉凡, 小泉祥子, 新聞記事, 渥美千尋
投稿:2015年06月20日(土)
今年もラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の誕生日6月27日が近づき、各地でハーンに関するイベントが多数開催される時期となりました。八雲会ブログの中の人は、今日から小泉八雲記念館(島根県松江市)で始まった企画展「ラフカディオ・ハーンとアイルランド:記憶のはじまり」や、7月4日の八雲会創立100年記念講演会・シンポジウム「八雲の記憶、百年の継承。」などの準備に追われる日々。広報のためにこまめに更新しなければいけないブログにも手が回らないありさま……
さて明日6月21日(日)は、ハーンの蔵書を収めるヘルン文庫(富山大学附属図書館内)のおひざもと・富山市で、富山八雲会公開セミナー「ハーンの世界に魅せられて」が開催されます。富山八雲会の会員による英語紙芝居 “The Old Woman Who Lost Her Dumpling” (だんごをなくしたおばあさん)、NHK富山放送局アナウンサーによる朗読「耳なし芳一のはなし」、平川祐弘さん(東京大学名誉教授)の特別講演「ハーンとさまざまな文化の女たち」が予定されています。会場は高志の国文学館です。
以下、富山大学附属図書館のTwitterアカウントよりご紹介します。
富山八雲会公開セミナー「ハーンの世界に魅せられて」:来る6/21(日)高志の国文学館研修室101号室にて。13:45開会(受付開始は13:30)富山八雲会員による英語紙芝居,NHK富山放送局小西正親氏の朗読,特別公演は東大名誉教授:平川祐弘先生の「ハーンとさまざまな文化の女たち」
— 富山大学附属図書館のLiLiKaです。 (@lilika_toyama) 2015, 6月 11
富山八雲会公開セミナー「ハーンの世界に魅せられて」は,富山八雲会員は無料ですが,一般の方は資料代として¥500が必要のようです。
また,英語紙芝居の演題は「THE OLD WOMAN WHO LOST HER DUMPLING」です。
http://t.co/RSRhuRJfTU
— 富山大学附属図書館のLiLiKaです。 (@lilika_toyama) 2015, 6月 11
富山八雲会公開セミナー「ハーンの世界に魅せられて」に関連して,富山八雲会が関わった2冊
『ラフカディオ・ハーンの英語教育』
http://t.co/i6KlkvFT1O
『ラフカディオ・ハーンの英語クラス』
http://t.co/XwyvdZ8Yss
当館でご利用いただけます。
— 富山大学附属図書館のLiLiKaです。 (@lilika_toyama) 2015, 6月 11
富山八雲会公開セミナー「ハーンの世界に魅せられて」での朗読の演題は「The Story of Mimi Nashi Hoichi」=「耳なし芳一の話」です。これは,有名な『Kwaidan』=『怪談』に収められている作品の一つです。
https://t.co/0rQYs9R53n
— 富山大学附属図書館のLiLiKaです。 (@lilika_toyama) 2015, 6月 11
タグ: だんごをなくしたおばあさん, ヘルン文庫, 富山八雲会, 富山大学, 平川祐弘, 耳なし芳一のはなし, 高志の国文学館
投稿:2015年05月19日(火)
『朝日新聞』島根版の連載エッセイ「元気力」に、5月18日付よりラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の曾孫・小泉凡さん(島根県立大学短期大学部教授)が登場。同紙サイトでも読むことができます。第1回は「松江ゴーストツアー」誕生のいきさつについて。
朝日新聞: 1―怪談、大切な観光資源 ※連載「元気力」今回から小泉凡さん「曽祖父ラフカディオ・ハーンのことを、松江でしゃべったり書いたりするのは、何となくおこがましく、七光りを恐れる気持ちも働いて実に微妙な感覚でした」
Posted by 八雲会 on 2015年5月18日
タグ: 小泉凡, 新聞記事, 朝日新聞, 松江ゴーストツアー, 松江ツーリズム研究会
投稿:2015年05月17日(日)
国宝指定が決まり、多くの人出でにぎわっている松江城の天守閣。ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)来日120年・生誕160年を迎えた2010年、天守閣を会場に「オープン・マインド・オブ・ラフカディオ・ハーン:小泉八雲に捧げる造形美術展」が開催されました。写真を八雲会Facebookページに載せています。
投稿:2015年05月16日(土)
松江城天守閣、国宝指定へ…発表から一夜明けた今日の報道を、ネットから拾ってみました。
『ハフィントンポスト・ジャパン』では、しまねっこのコメントに加えて、昨日の八雲会ブログでもご紹介したラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の作品「神々の国の首都(”The Chied City of the Province of the Gods”)」(『知られぬ日本の面影(日本瞥見記)』 Glimpses of Unfamiliar Japan 所収)からの引用も。
先日掲載された『朝日新聞』の連載「城をゆく 山陰ものがたり」の松江城を取り上げた回。こちらも冒頭はハーンでした。
その『朝日新聞』今朝の記事にはハーン曾孫・小泉凡さん(島根県立大学短期大学部教授)のコメントが。
島根)地元歓喜、観光に期待の声 松江城の国宝「内定」:朝日新聞デジタル
『島根日日新聞』『毎日新聞』のサイトに載ったのは、国宝指定の決め手となった祈祷札に注目した記事。『毎日新聞』には緑と水の豊かな松江城を空撮した写真特集も。
松江城:懸賞金かけ発見…「祈祷札」決め手 天守国宝に – 毎日新聞
今回、天守閣の国宝指定に伴って附(つけたり)指定されることになった祈祷札ほか3点の資料は、松江城そばの松江歴史館で公開予定とのこと。現在は天守閣をのぞむ廊下でパネル展示が行われています。
★祝 ! 松江城天守国宝へ★☆祈祷札などのパネル展示中☆平成27年5月15日に開催された国の文化審議会において、松江城天守を国宝に指定するよう文部科学大臣に対して答申がなされました。今回の国宝指定にあわせて、近年再発見された慶長…
Posted by 松江歴史館 on 2015年5月15日
最後に『山陰中央新報』の1面コラム。天守閣保存に尽くした人物のひとりとして登場する籠手田安定は、ハーンが松江に赴任した当時のし島根県知事で、ハーンの作品「英語教師の日記から(”From the diary of an English Teacher”)」(『知られぬ日本の面影(日本瞥見記)』 Glimpses of Unfamiliar Japan 所収)に登場します。
タグ: ハフィントンポスト・ジャパン, 国宝, 天守閣, 小泉凡, 山陰中央新報, 島根日日新聞, 新聞記事, 朝日新聞, 松江, 松江城, 松江歴史館, 毎日新聞, 知られぬ日本の面影, 神々の国の首都, 英語教師の日記から