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10月もハーンに親しむイベントがいっぱい

秋は各地でラフカディオ・ハーン(小泉八雲)に親しむイベントがいっぱい。ここでは、10月に開催されものからいくつかを、まとめてご紹介します。

テレビ

7月にハーン生誕の地ギリシャで上演された「小泉八雲・朗読の夕べ」を追ったドキュメンタリー番組『八雲の帰郷』が、中国・四国地方のJNN各局とBS-TBSで放送。島根・鳥取県内では12日(日)、全国で見られるBS-TBS(衛星放送)は19日(日)。

山陰放送 開局60周年記念特別番組 八雲の帰郷 〜佐野史郎&山本恭司 ギリシャ朗読ライブ〜/山陰放送

松江

明日10月3日(金)と4日(土)は、中海に浮かぶ大根島の日本庭園由志園で秋の恒例、語りと料理を楽しむ「名月会」。今年は小泉八雲没後110年記念企画と銘打って開催されます。当日は会場で八雲会の本『新版 神々の国の旅案内』を販売。カバーや本文の写真を撮影した高嶋敏展さんが来場するというウワサも……。

由志園 最新イベント情報/ぼたん と 高麗人参の里 日本庭園【 由志園 】

10月の夜は、松江城周辺を行灯で照らす「松江水燈路」。土曜・日曜・祝日は小泉八雲記念館ほか周辺観光施設が開館時間を延長。ハーン没後110年に当たる今年は、ハーンにちなむ企画が例年以上に多数予定されています。

[神在月]松江水燈路 2014年10月1日〜10月31日|島根県松江市観光イベント

↓こんな行灯もお目見え。さがしてみましょう。

友人の作った、へるんさん行灯。行灯コンテストで入賞したそうです。 (松江城 Ma…

10月5日(日)は、ともにハーンが住んだ縁のある友好都市ニューオーリンズの祝祭を松江で再現「リトル・マルディグラ2014」。

ホームページ | リトル・マルディグラ2014

↓動画は2013年の模様です。

資金確保のため販売、オリジナルグッズの手ぬぐいについて、『毎日新聞』に掲載。

 

リトル・マルディグラのオリジナルグッズの手ぬぐい

リトル・マルディグラのオリジナルグッズの手ぬぐい

東京

ハーン終焉の地・新宿では、10月4日(土)に没後110年を記念するコンサートとシンポジウムが開催。基調講演はハーンの曾孫・小泉凡さん。コンサートで上演されるのは、東京に移り住んだハーンが夏に滞在した焼津に取材した作品「漂流」を原作とする「語り、男声合唱とピアノ、リードオルガンのための『漂流』」です。

小泉八雲没後110年記念公演「漂流」【新宿区共催】:新宿区

「漂流」のもととなる体験談を語った天野甚助が、自分の命を救った板子を奉納した海蔵寺について、焼津市のサイトで紹介されています。

焼津市/八雲散策

「漂流」の日本語訳のPDFファイルがあります。

焼津市/焼津に関連する小泉八雲作品

熊本

先月につづいて熊本アイルランド協会などが主催する市民講座。今年度の最終回は11日(土)小泉八雲熊本旧居で、同館館長の坂本弘敏さんが「ハーンとアニミズムの世界」と題してお話します。

2014年(第16期)市民講座のお知らせ

10月14日(火)は熊本大学で公開講演会「ハーンの記憶」。7月にギリシャで行われた国際シンポジウム「オープン・マインド・オブ・ラフカディオ・ハーン:西洋から東洋へ」で司会を務めたアラン・ローゼンさんと、熊本八雲会会長の西川盛雄さんが講師です。西川さんの演題で気づいたのですが、この秋はハーンが熊本から神戸に移って120年に当たるのですね。

学術資料調査研究推進室公開講演会「ハーンの記憶」を開催します【10/14】 | 熊本大学附属図書館

10月26日(日)は小泉八雲熊本旧居周辺の史跡巡り。新しい発見ができるかも? 申込締切は10月14日(火)。

小泉八雲没後110年記念事業・旧居周辺探訪を開催します!

新刊

ラフカディオ・ハーンの英語クラス:黒板勝美のノートから』(弦書房)今月刊行予定。弦書房からは『ラフカディオ・ハーンの英作文教育』『ラフカディオ・ハーンの英語教育:友枝高彦・高田力・中土義敬のノートから』につづき、英語教師ハーンの姿を伝える資料が公刊されることになります。

図書出版 弦書房

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