アイルランドに移り住み、北アイルランド紛争やベトナム戦争を取材したフォトジャーナリスト・岡村昭彦の回顧展「岡村昭彦の写真：生きること 死ぬことのすべて」展が、東京都写真美術館（東京都目黒区）で9月23日（火）まで開催中です。同展には、アイルランド人を父とし、アイルランドで少年期を送ったラフカディオ・ハーン（小泉八雲）の足跡を追った業績も紹介されています（詳しくは、下記リンク先の「出品作品リスト」のPDFファイルをご覧ください）。

東京都写真美術館

岡村昭彦の写真 「生きること 死ぬことのすべて」: Bright Vision

7月に『先祖と日本人：戦後と災後のフォークロア』（日本評論社）を刊行した畑中章宏さんがTwitterで紹介しています。

岡村昭彦の小泉八雲紀行が「太陽」に連載されたということにびっくりしてきたところ。＞「岡村昭彦の写真ー生きること死ぬことのすべて」＠東京都写真美術館（〜9/23） http://t.co/XPScZAUh8l

— 『先祖と日本人』畑中章宏 (@akirevolution) 2014, 9月 13

お稲荷さんの石像と建設中の原発が並べて展示してありおれのツボにつきささった。＞「岡村昭彦の写真」（〜9/23）http://t.co/XPScZAUh8l

— 『先祖と日本人』畑中章宏 (@akirevolution) 2014, 9月 13

【9/18記事追加】

いまから４０年ほど前にフォト・ジャーナリストの岡村昭彦が「太陽」に発表した「小泉八雲とアイルランド」を眠れなくて読んでいたのだけど今日的なさまざま問題を孕んだいい文章だと思った。

— 『先祖と日本人』畑中章宏 (@akirevolution) 2014, 9月 17

岡村昭彦はベトナム戦争やビアフラ戦争を撮った「報道写真」「戦争写真」でよく知られているけれど、J・F・ケネディのルーツ探しをきっかけにして、同じアイリッシュの血をひくラフカディオ・ハーン小泉八雲の足跡を追っていたのである。

— 『先祖と日本人』畑中章宏 (@akirevolution) 2014, 9月 17

松江、ニュー・オーリンズ、マルティニーク、ダブリン……を旅した岡村昭彦の小泉八雲紀行には、進歩と後進、差別と貧困と災害、民族紛争や原発といったモチーフがちりばめられている。

— 『先祖と日本人』畑中章宏 (@akirevolution) 2014, 9月 17

東京都写真美術館で９月２３日まで開催している「岡村昭彦の写真 生きること死ぬことのすべて」には戦場の写真の合間にそういったスナップも展示されています。http://t.co/qu6P9nofP3

— 『先祖と日本人』畑中章宏 (@akirevolution) 2014, 9月 17

タグ: アイルランド, 岡村昭彦, 東京都写真美術館