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「子どもの防災教材・稲むらの火誕生と服部一三:八雲を日本へ導いた人物」展

展覧会

基本情報

日時
2012年11月13日(火)〜2013年2月8日(金)9:00-17:15(初日は10:00から)
休館日:土曜日、日曜日、祝日、年末年始
会場
静岡福祉大学附属図書館 展示コーナー(静岡県焼津市本中根549-1)
料金
入館無料
問い合わせ先
静岡福祉大学附属図書館 電話:054-623-7452

内容

服部一三は(1851-1929)は、ニューオーリンズで開催された万国産業綿花百年記念博覧会(1884-85)に日本政府から派遣された文部官僚で、博覧会の取材に訪れたラフカディオ・ハーン(小泉八雲)と出会いました。1890年にハーンが来日した際には、島根県尋常中学校の英語教師の職を斡旋しています。このように服部は、ハーンと日本、あるいはハーンと松江を結びつけた人物として知られますが、本展では日本の地震学の先駆者としての服部に光が当てられています。

また、服部については資料はほとんどないため、唯一の伝記である『服部一三翁景伝』(1943年)を入手して、展示内容を固めたそうです。

小泉八雲を日本へ導いた明治三陸地震当時の岩手県知事である服部一三と明治時代以降の子どもの防災教材、明治三陸津浪発生当時に奇跡の幻燈会が開かれた実話を基にした絵本「幻燈会の夜」を展示してあります。
静岡福祉大学附属図書館ホームページより)

明治三陸地震当時の岩手県知事や日本地震学会初代会長を歴任し日本の地震学とも深い関わりがあった服部一三に焦点を当ててみると、当時の地震・防災面では大変重要な人物だったことが窺えます。彼は、1878年に日本アジア協会で近代日本の地震学の先駆けとなったと思われる英文報告「日本の大地震」を行っていますが、これと今年度本学で開催した「小泉八雲と自然災害」展で公開された明治三陸地震を報告した英文冊子「日本の大災害1896年6月15日」(いずれも富山大学附属図書館ヘルン文庫所蔵)に、内容の重複があることがわかりました。このことを受け、今回その英文報告(複製)と翻訳(中川智視さん翻訳)を初公開します。
(同展ポスターより)

『日本の大災害 1896年6月15日』は、八雲会会員の中川智視さんが、ハーンの蔵書を一括収蔵する富山大学附属図書館「ヘルン文庫」で2011年に行った調査の過程で見出した冊子です。戦前の国定教科書に採用された「稲むらの火」の原作となった「生き神(A Living God)」の作者であるハーンの、自然災害に寄せる関心をうかがわせる資料として、注目を集めています。「小泉八雲と自然災害」展ではその複製が、中川さんの翻訳とともに公開されました。

説明会

11月13日(火)13:30
静岡福祉大学附属図書館多目的学習室

紙芝居実演会

11月30日(金)、12月14日(金)13:30-15:00
静岡福祉大学附属図書館多目的学習室
出演:静岡福祉大学紙芝居研究会
演目:「幻燈会の夜」(展示作品)、「つなみ」(昭和三陸津波発生時の実話である田畑ヨシさんの紙芝居)

第14回図書館総合展のポスターセッション

「子どもの防災教材・稲むらの火誕生と服部一三」展のポスターを出展。口頭発表もあり。
11月20日(火)〜22日(木)10:00-18:00
パシフィコ横浜(横浜市西区みなとみらい1-1-1)
http://2012.libraryfair.jp/node/1213
口頭発表:11月22日(木)15:00-15:05

情報提供:進藤令子さん(静岡福祉大学附属図書館)、中川智視さん(明治大学兼任講師)

その他の情報

詳しい情報
http://www.suw.ac.jp/link/library/info/2012/11/post-4.php

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