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2012年は小泉八雲隠岐来島120年、あけましておめでとうございます

新年あけましておめでとうございます。

昨年の年頭のご挨拶にひきつづき、今年も120年前の話題で新年最初のブログを始めましょう。1892(明治25)年、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)は松江から転勤間もない熊本の地で、来日後2度目の春を迎えました。松江で出会った士族の娘・小泉セツと、セツの養家であった稲垣家の人々を家族に得て、八雲は今までないにぎやかな正月をことほいだのではないでしょうか。熊本にお住まいの方は、そんな想像をめぐらしながら、八雲が当時暮らした小泉八雲熊本旧居(熊本市安政町)を訪れるのも楽しいかと思います(なお、小泉八雲熊本旧居は例年1月3日まで年末年始の休館日です)。

八雲とセツは同年夏、博多、神戸、京都、奈良、そして島根県の美保関と隠岐諸島をめぐる長い旅に出ます。特に隠岐への旅行は、八雲の日本での第一作『知られぬ日本の面影(Glimpses of Unfamiliar Japan)』に収録されている「伯耆から隠岐へ(From Hoki to Oki)」として作品化されました。1992(平成4)年に当時の駐日アイルランド大使を迎えて八雲の来島100年を盛大に祝った隠岐郡海士町では今年、来島120年を記念する事業の実施が計画されつつあります。詳細が明らかになりましたら、八雲会のホームページでもご案内します。

2012年も八雲会をよろしくお願い申し上げます。

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