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東日本大震災義援金の受付について

東北関東大震災 義援金 受付中

※2011/04/06追記:「義援金をお送りしました」を掲載しました。

八雲会では、2011年3月11日に発生しました東日本大震災を受け、14日より義援金の受付を開始いたしました。

義援金は、仙台市を拠点に置く小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の顕彰団体「みちのく八雲会」並びに「まちづくりNPOげんき宮城研究所」にお送りし、被災者の支援と被災地の復興にお役立ていただきます。

義援金のお送り先は、別記の通りです。

八雲会会員の皆様、当ホームページをご覧の皆様、そして小泉八雲を通じた縁で結ばれた皆様のご支援をお願い申し上げます。

義援金のお送り先

1. 銀行振込をご利用の場合

下記の口座へご入金下さい。

  • 金融機関名:山陰合同銀行 松江駅前支店
  • 口座種目:普通
  • 口座番号:2814730
  • 加入者名:八雲会(ヤクモカイ) 園部昭夫
2. 郵便振替をご利用の場合

郵便振替用紙に以下の事項をご記入の上、お近くの郵便局でご入金下さい。

  • 口座番号:01420-2-490
  • 加入者名:八雲会
  • 通信欄:
    • 「義援金」と明記。
  • 払込人住所氏名:氏名、住所、電話番号

みちのく八雲会

みちのく八雲会は2002(平成14)年7月に小泉凡さんの文化講演会を開催した、「まちづくりNPOげんき松島研究所」(現げんき宮城研究所)の代表門間光紀らが中心となり同年9月26日八雲の命日に創立しました。

私たちは小泉八雲が一度も訪れたことのない、みちのく松島に憧れていたこと、それは芭蕉の奥の細道を読んでいたからであると小泉凡さんの講演会や交流会を通じてお話をうかがった。そして八雲の周縁性や異文化理解のあり方、人への思いやり特に「かそけきものたちの声音に耳を傾け続けた」生涯に感動し興味を深めてきました。現在「小泉八雲を読む会——へるんサロン」を仙台市と石巻市で定期的に開催し、新たなメンバーも増えています。

2009(平成21)年には、げんき宮城研究所とみちのく八雲会の協働で、独立行政法人福祉医療機構助成事業として『DVD教育紙芝居「稲むらの火」』を制作、宮城県内の各小学校と市町村社会福祉協議会に無償配布しました。2011 (平成23)年の国語小5 『銀河』(光村図書出版)に「稲むらの火」の主人公濱口儀兵衛の伝記が記載されます。残念ながら宮城県内では採用する学校はひとつもありませんが、会の活動は今後も続きます。

設立時期:2002(平成14)年9月26日
代表者:門間光紀(主宰)
会員数:20名(2010年8月31日現在)
ホームページ:http://blog.canpan.info/genkimiyagi/

※『ハーンの神在月:全国・小泉八雲の会&ミュージアムの未来を考えるサミット』来場者配布用パンフレット(小泉八雲来日120年記念事業実行委員会、2010)より抜粋

義援金をお送りしました

(2011/04/06 15:50追記)

4月4日までにお寄せいただきました義援金は83,220円となり、同日「みちのく八雲会」並びに「まちづくりNPOげんき宮城研究所」にお送りいたしました。募金していただきました皆様のご協力に対し感謝申し上げます。4日以降にお寄せいただきました義援金は、後日改めて送金いたしますので、ご了承ください。

義援金は引き続き受け付けております。詳しくは下記のリンク先をご覧ください。重ねて皆様のご協力をお願い申し上げます。

被災地からの報告

(2011/03/16 16:25追記)

みちのく八雲会主宰の門間光紀さんが、みちのく八雲会・まちづくりNPOげんき宮城研究所のホームページで、3月14日以来連日近況を伝えています。避難所暮らしをしながら給水ボランティアとして活動していること、避難所のある地区は被害が比較的少ないために仙台市災害支援対策室からの支援がなく、寄附と差し入れに支えられていることなどが記されています。

小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)と津波

(2011/03/14 18:16追記)

Tsunami(津波)という言葉は、1897年に小泉八雲の作品「生き神 (A Living God)(『仏の畑の落ち穂 (Gleanings in Buddha Fields)』所収)によってはじめて世界に紹介されました。それは1854年に和歌山県広村(現在の広川町)を襲った安政南海地震の際に、庄屋の機転により、多くの村人が高台に避難して津波から救われたという実話に基づく物語です。八雲はこの作品を通して津波の恐ろしさとともに庄屋の機知と倫理観を世界の読者に伝えました。またジャーナリストとして、自然災害時の危機管理の大切さを説くとともに、無計画な森林伐採を忌み、自然に畏敬の念をもって共生していくことが未来の日本に必要だと、講演や新聞記事で語っています。

「生き神」は、後に中井常蔵氏によって「稲むらの火」としてリライトされ国定教科書に採用されました。さらに2004年のスマトラ沖地震以降、10カ国以上の言語に翻訳され、防災教材として世界で活用されています。

文:小泉凡(小泉八雲曾孫、島根県立大学短期大学部教授、八雲会名誉顧問)

※八雲会ブログ「小泉八雲記念館の津波に関する特別展示について、小泉凡氏のメッセージと出品リスト」より抜粋

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