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ラフカディオ・ハーンと日本の近代:日本人の〈心〉をみつめて

牧野陽子(著)

内容

近代化のなかで問われた日本人の宗教的感性とは?
ハーン=小泉八雲が見つめつづけたものを、
ウィリアム・グリフィス、イザベラ・バード、キャサリン・サンソム、
さらには柳田國男、柳宗悦、芥川龍之介、林芙美子など、
幾多の視線が交錯するなかに浮かび上がらせる。

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目次

はじめに 『知られぬ日本の面影』序文考

Ⅰ ハーンとグリフィス——日本の〈心〉を求めて

第一章 ラフカディオ・ハーンが見た寺と神社の風景
第二章 神社の姿—— “A Living God”とケルトの風
   一 ジャパノロジストの神社観と神道評価—先祖崇拝と自然崇拝
   二 ラフカディオ・ハーン——「旅日記から」と「生神様」
   三 神社空間のダイナミズム——魂のゆくえ・風・里山の風景
   四 W・B・イェイツ——ケルトの風と妖精
   五 柳田國男——『遠野物語』と『先祖の話』
第三章 グリフィスからハーンへ——“In the Heart of Japan”
   一 グリフィスとハーン——「ある保守主義者」
   二 福井の朝、松江の朝
   三 寺と神社——来日外国人の印象
   四 簡素な空間、豊かな自然——十九世紀アメリカ東部の感性
   五 家庭の祭壇——“In the Heart of Japan” 
第四章 棚田の風景——「蛍姫の求婚者」と「雷の子」
   一 グリフィスの『日本の御伽の世界』 
   二 「蛍姫の求婚者」 
   三 「雷の子」 
   四 〝雷神の子〟の系譜 
   五 棚田の物語 

Ⅱ それぞれのハーン——日本近代の思考の形

第五章 「人形の墓」——ハーンと日本の近代
   一 『仏の畑の落ち穂』
   二 「人形の墓」——門つけの娘 
   三 明治の青年の物語 
   四 〝イネ〟への言葉
第六章 『遠野物語』——柳田國男とハーン
   一 ハーンと民俗学
   二 『遠野物語』とハーン
   三 ハーンから柳田國男へ——怪異譚の再話と民俗学
第七章 一大正知識人の朝鮮人像——柳宗悦の民藝運動とハーン
   一 朝鮮文化の自立性の擁護 
   二 〝悲哀〟の美 
   三 「日本人の微笑」 
   四 西洋的近代へのアンチテーゼ 
第八章 「南京の基督」——芥川龍之介とハーン
   一 「南京の基督」
   二 光と闇の室内 
   三 非西欧の語り——「手巾」と「日本人の微笑」 
   四 対峙の構図 
第九章 「雪女」の〝伝承〟をめぐって——口碑と文学作品
   一 「雪女」の原話 
   二 「雪女」論争!? 
   三 論考に演出はどこまで許されるのか 
   四 口碑から文学作品へ、という思い込み——ハーンの文学における〝母〟と〝妻〟 

Ⅲ 〝異国〟を見つめる

第十章 夕暮れのアイヌ、伊勢の夕闇——イザベラ・バードの『日本奥地紀行』
   一 揺さぶられる眼差し 
   二 日本人の〝道徳性〟——事実と評価の乖離 
   三 夕暮れのアイヌ——滅びの美 
   四 伊勢の夕闇 
   五 「日本はわが道を進んでいる」——近代化とキリスト教化 
第十一章 赤裸々の人間讃歌——キャサリン・サンソムの東京時代
   一 ふたつの東京滞在記 
   二 あるがままに観察する眼 
   三 赤裸々な人間模様 
   四 感性の開化 
   五 開戦前夜に 
第十二章 熱帯の幻影——林芙美子『浮雲』
   一 屋久島、仏印と『浮雲』 
   二 窓越しの雨 
   三 〝熱帯〟の幻影——仏領インドシナ 
   四 介在の構図 
   五 屋久島のカタルシス 

あとがきにかえて——回想
索引

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