展覧会
小泉八雲旧居の北側に隣接する松江市奥谷町で繰り広げられるアートプロジェクト。松江城北を占める奥谷町は、江戸時代には武家屋敷が立ち並んだ地区で、現在でも自動車がすれ違えないほど細い路地が多く入り組む閑静な住宅街です。
昨年3月に続く2回目の開催となる今回、主催団体代表の高嶋敏展さん(写真家、アートプランナー)が、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)来日120年にちなむ作品を制作しています。アイルランドから移民としてアメリカに渡った青年ハーンが、シンシナティのヘンリー・ワトキンの印刷工場に身を寄せ、印刷の紙屑をクッション代わりに詰めたベッドで寝起きしたというエピソードにヒントを得て作った、“紙のベッド”です。将来への期待と不安を抱きながら眠りにつくハーンの姿を想像しながら、座ったり寝転がったりするのも面白そうです。会場のひとつである島根大学旧奥谷宿舎2階に特設される「どこでも図書室」で展示されます。
また、島根大学旧奥谷宿舎(旧制松江高等学校外国人宿舎、国登録文化財)は、「著作権の父」として知られるウィルヘルム・プラーゲ(1888-1969)や、小泉八雲の影響を受けて来松したフリッツ・カルシュ(1893-1971)が暮らした家で、解体修理を経て、2009年10月から島根大学ミュージアムのサテライト施設として活用されています。
「奥谷タイムトンネル2」では、そのほか地元アーティストや染色作家の作品展、100年後の奥谷町を描いた小学生の絵画展、カフェ、シンポジウムなどが開催されます。詳細は下記公式サイトを御覧下さい。
→http://okudani2.dokodemo-museum.com/